第131回『らっきょう』
6月10日放送
★荒涼たる砂丘に真珠の輝き
★荒涼たる砂丘に真珠の輝き
らっきょうの旬の時期を知っていますか?漬物で親しまれているらっきょうですが、実は今が旬。産地、鳥取砂丘では純白のらっきょうが収穫期を迎えています。その美しさは“砂丘のパール”と称されるほど。漬物だけに留まらない知られざるらっきょうの魅力お届けします。
★不毛の地の救世主
★不毛の地の救世主
うねる砂丘の波を越えると一面に広がるらっきょう畑。鳥取砂丘には、カリッとした歯ごたえのらっきょうがありました。砂丘の砂が良質ならっきょうを育てるのです。
元々、不毛だった砂丘地。そこに根付いた奇跡の野菜らっきょう。しかし、夏には40℃を越す灼熱の砂地での労働は、その昔“嫁殺し”と言われるほど過酷極まる農作業。それゆえ、地元の人々のらっきょうへの想いも一入です。年に一度の初出荷の日は、町を挙げて全国へ運ばれるらっきょうを見送ります。
★驚異のらっきょうパワー
★驚異のらっきょうパワー
らっきょうは、毎日食べれば病知らず。地元農家の食卓には、毎食必ずらっきょうが並びます。収穫期が一段落すると、自分の家で食べるための一年分のらっきょうを漬けます。その量、何と一家族100kg!
らっきょうパワーで元気なお母さんたちが、手軽にできるらっきょう料理を披露してくれました。サッと簡単、栄養満点の料理の数々は必見です。
★カレーとの運命の出会い
★カレーとの運命の出会い
らっきょうと言えばカレーの最良の友。なぜらっきょうは、カレーの名脇役となったのでしょう?
その答えは本場インドカレーにあり。インドではスパイスで作られるアチャールという辛口の漬物がカレーに欠かせません。これを日本人が真似して、カレーとらっきょうというベストコンビが生まれたのです。スパイシーなカレーと出会った日本人。らっきょうは、カレーを日本の馴染みの味にする橋渡しをしたのです。
★漬物だけとは言わせません!
★漬物だけとは言わせません!
漬物のイメージが強いらっきょう。しかし、一工夫加えるだけで、らっきょうもバリエーション豊かな料理に大変身。らっきょう嫌いはらっきょう好きに、らっきょう好きはさらにらっきょう好きになること間違いなし。もう漬物だけとは言わせません!
取材先
制作担当
【ディレクター】椎葉 百合子(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋 正道 那須 恭子(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】高階 秀之(テレビ朝日)