第121回『中華麺』
4月1日放送予定
★種類も作り方も様々 中華麺の魅力
★種類も作り方も様々 中華麺の魅力
夜の街角、赤提灯を吊るした屋台から立ち上るホカホカの湯気。漂うスープの匂いに思わず引き込まれて…。ラーメン一丁！ラーメンと言えば、醤油に味噌に豚骨に…。人それぞれ好みの味があるように、日本各地には地方色豊かなご当地ラーメンがあります。味のヴァリエーションも然る事ながら、それぞれのラーメンに使われる麺の種類も様々。細麺に太麺、卵麺に縮れ麺と数え上げればきりがありません。今回はそんなラーメンに欠かせない食材、中華麺の王国へご案内します。
★いざ麺の旅へ！
★いざ麺の旅へ！
東京世田谷のとあるラーメン店。4年前に手打ち麺に切り替えて、ラーメンランキングを競う番組で一番になったこともある麺が自慢のお店です。手打ちを始めた2代目のご主人は、美味しい麺を求めて全国各地のラーメンを食べ歩く中で、福島県の白河ラーメンに出会い、一年間の修行の後、東京へ戻り手打ち麺を始めた経歴の持ち主。飽くなき探究心を持つこのご主人、更なる麺の可能性を求め日々励んでいます。今回はこの店のご主人と一緒に、日本各地の様々な麺を巡りながら、中華麺の世界を旅してみることにしましょう。まずは中華麺の故郷、中国です！
★中国4千年の歴史！
★中国4千年の歴史！
驚くべき新事実が昨年中国で明らかになりました。なんと4千年前の遺跡から麺の化石が発見されたのです。つまり麺文化は中国4千年の歴史と共に歩んできた、というわけです。長い麺の歴史を持つ中国では、麺の種類も様々に工夫されてきました。生地を包丁で削りだす刀削麺から、一度ゆでた麺を油で揚げ保存性を高めた伊府麺、他にも猫耳朶、撥魚児など、どれも生活の知恵の中から生まれた麺の数々。果たして世田谷のご主人にはこれら多種多様な麺はどのように映るのでしょうか？
★ラーメン大躍進劇！
★ラーメン大躍進劇！
中国で育まれてきた麺文化は、やがて日本に渡ってきてラーメンという形で大きな発展を遂げます。中華麺は日本でどのように進化していくのでしょうか？地方色豊かなご当地ラーメン第一号となる、醤油ラーメン誕生秘話とは？戦後の焼け野原で果たしたラーメンの役割とは？はたまたウドンと中華麺の違いとは？
★旅の果てに…
★旅の果てに…
世田谷のご主人が今回の旅で一番楽しみにしていたのは…。それは沖縄の沖縄そばです。実はこの沖縄そばも中華麺の一種。琉球王朝として独自の文化を育んできた沖縄では、中国との交流が盛んで本土より一足早く中華麺が伝わっていたのです。驚くべきはその製法。沖縄では古くから、ガジュマルという木を燃やして出来た灰を麺作りに活用してきました。麺打ちの職人をも唸らせる、そのあっと驚く使い方とは？果たしてご主人は新しい麺に到達できるのでしょうか？
取材先
制作担当
【ディレクター】阿部賢実（テレビマンユニオン）
【プロデューサー】土橋正道 那須恭子（テレビマンユニオン）
【プロデューサー】高階秀之（テレビ朝日）
