第114回『キンメダイ』
2月11日放送予定
★深海の貴婦人「キンメダイ」

★深海の貴婦人「キンメダイ」
キンメダイは漢字で書くと「金目鯛」、通称キンメ。目が金色に光って見えることから、その名がつきました。普段は水深200メートルから700メートルの深海にひそんでいて、その艶やかな色と引き締まった美しい姿から、「深海の貴婦人」と呼ばれています。1年中獲れる魚ですが、旬はなんといっても冬。脂の乗る3月頃までが最も美味しい時期です。代表料理はなんといっても「煮付け」、甘辛く味付けされたキンメダイはご飯が何杯もすすむ美味しさです。
★伊豆の「キンメ」

★伊豆の「キンメ」
伊豆半島南端にあり日本一のキンメの水揚げがある町、静岡県・下田。日帰りで釣り上げられたキンメダイは「地キンメ」と呼ばれ、高値で取引きされています。鮮度の良いキンメを使ってつくる「煮付け」、「鍋」、「釜飯」… キンメの町ならではの美味しい料理に顔がほころびます。
★小田原の漁師と伊豆のキンメ漁

★小田原の漁師と伊豆のキンメ漁
下田から車で30分の小さな港町、稲取。ここでは通年キンメだけを獲る漁師が全体の90パーセント、またキンメ漁の歴史は静岡県で最も古く、まさにキンメの町です。もともと稲取は戦前、サンマ漁が盛んな町で、漁師の暮らしは潤っていました。しかし、戦争になって灯火管制がしかれると魚を獲るための集魚灯が規制され、サンマ漁ができなくなり漁師たちは窮地に立たされました。しかし、そこに救世主が現れます。それはキンメダイと小田原の一人の漁師だったのです…
★キンメとイタリアン

★キンメとイタリアン
キンメ漁発祥の地といわれる、神奈川県・小田原。そこにキンメダイの幅広い味に惚れ込んだ料理人がいます。依田隆さん、彼は東京のイタリアンの名店で修行を積み、2年前にこの地へ移りました。食材の本来の味にとことんこだわる依田シェフが作るキンメ料理。そして、その驚くべき料理法… イタリアンの技がキンメを艶やかに彩ります。
取材先
制作担当
【ディレクター】吉井みどり(ViViA)
【プロデューサー】加納 満(ViViA)
【プロデューサー】高階秀之(テレビ朝日)





