第90回 『生姜』
7月16日放送予定
★土と水で増殖する種のない不思議な植物!

★土と水で増殖する種のない不思議な植物!
生姜の起源はインド周辺の熱帯アジア。土の下で増殖する歪な形をした奇妙なこの植物体を人はなぜ食し、遥か4000年もの間これを受け継いできたのか? 種のない生姜を大切に育て今に受け継ぐ偉大な恵みを探ります。
★生姜の魔力!

★生姜の魔力!
ピリッとした独特の辛みとすがすがしい香り。ほんのひとつまみで、料理の味わいを倍増させる生姜は、世界各地で独自の利用法をへて、それぞれの生姜文化を確立します。日本では、生魚を食す世界でも稀な刺身や寿司文化を花ひらかせます。中国では「王宮料理」に欠かせない香味野菜として珍重され、かの楊貴妃の食したグルメ料理にも登場。中華料理の半分以上に、生姜は使われてきました。
★食べる薬として・・・

★食べる薬として・・・
生姜の偉大なチカラは、200種以上に及ぶ薬効成分。
栽培ができないヨーロッパには、乾燥したスパイスとなって海を渡ります。わずかな量で羊1頭分に相当した「ジンジャースパイス」は、命を救う秘薬として珍重されました。中国では漢方に欠かせない生薬として、乾燥させた「乾姜(かんきょう)」と生で利用する「生姜(しょうきょう)」の呼び名で効能をわけ、治療に用いられ今日に至っています。
★しょうが焼きのルーツとは?

★しょうが焼きのルーツとは?
作って簡単!おいしくて安価な「しょうが焼き」は、いったい誰がいつ考えだしたのか? ルーツを探ると、意外な人物にぶちあたります。
“貧弱な庶民の食生活に光を見出したい・・・”ひとりの男の素朴な想いが、
永久不滅の美味「しょうが焼き」レシピを生み出します。
★幻のショウガを求めて・・・

★幻のショウガを求めて・・・
寒い冬、霜がおりて土が凍結する日本の国土で、種のない生姜がなぜ絶えることなく今日まであり続けるのか? たったひとつの食材=生姜が私たちに今何を伝えてくれるのか?400年の歴史を育む島根県の幻のショウガ(出西生姜)づくりから、人間と共に歩み続ける生姜の原点を探ります。
取材先
制作担当
【ディレクター】伊藤浩子(ViViA)
【プロデューサー】加納 満(ViViA)
【プロデューサー】高階秀之(テレビ朝日)





