第80回 『アナゴ』
5月7日放送予定
★アナゴの生態

★アナゴの生態
アナゴは海底の泥や砂地、岩の間などに身を潜め、夜に動き出す夜行性の魚です。
穴子、という。名前は穴に潜む姿に由来しているそうです。
また、アナゴは赤道近くで生まれ、遠く日本にやってきた頃に骨が出来、やがて大人になるといわれているのですが、実は詳しい生態はまだわかっていない謎の多い魚です。
★アナゴ漁

★アナゴ漁
東京湾・江戸前のアナゴ漁はその生態を利用して、筒を使って行います。
筒は90センチの塩化ビニル製で、一本約1キロ。
筒にあいている小さな穴は資源保護のため、小さなアナゴを逃す工夫です。
多いときは一つの筒にアナゴが20匹ほど入ることもあるそうです。
★アナゴの江戸前寿司

★アナゴの江戸前寿司
江戸前と言えばお寿司。江戸時代、粋な食べ物としてもてはやされた
江戸前寿司。そのネタとして欠かせないのがアナゴです。
醤油と砂糖、みりんで作った煮汁で煮ればアナゴはやわらかくなります。
江戸っ子の粋が生み出したふわふわのアナゴ。素材の良さが決め手です。
★広島のあなごめし

★広島のあなごめし
広島、と言えばカキが有名ですが、アナゴも特産物としてよく知られています。そしてこの地方には独特のアナゴを使った郷土料理があります。アナゴのダシで炊いたゴハンの上にボリューム満点の焼きアナゴ。あなごめしです。100年以上にわたって守られてきた味です。
★イタリアのアナゴ料理

★イタリアのアナゴ料理
アナゴは日本だけではなく世界中でも食べられています。その最たる国がイタリアです。おいしいイタリアのアナゴ料理を紹介します。また、2000年以上前の古代ローマ時代にもアナゴは食べられていました。その古代ローマのアナゴ料理とは。
取材先
制作担当
【ディレクター】小谷幸生(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】加納 満(ViViA)
【プロデューサー】高梨聞吉 高階秀之(テレビ朝日)





