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毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

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過去の放送

第73回『ワカメ』

3月19日放送予定

★徳島の「ワカメ漁」

★徳島の「ワカメ漁」

日差しが暖かくなる頃。ワカメは海に春の訪れを知らせます。ワカメは、秋に芽吹きはじめ、ミネラル豊富な海水から栄養分を吸収し、すくすくと育ちます。冬を越し、春、葉が伸びてきた頃がワカメの旬。この時期を逃すと、葉が枯れて海に流れてしまうのです。

★日本各地で工夫されてきたワカメ

★日本各地で工夫されてきたワカメ

野生のワカメが生えているのは、世界でも日本と韓国だけです。日本では、北海道西岸から九州沿岸までの各地に生えていて、縄文時代の頃から食べられてきました。春採れるワカメを一年中食べられるようにと、日本各地で様々な保存方法が工夫されてきました。

★ワカメの変わった保存方法

★ワカメの変わった保存方法

徳島県の鳴門では、江戸時代に発明された灰干し(はいぼし)という、ちょっと変わった保存方法があります。生のワカメに灰をまぶし真っ黒にしてしまい、4,5日かけてじっくり乾燥させます。こうすると、何年も採れたての風味が保たれるというのです。灰を洗い流したワカメはどのような味がするのでしょうか。

★ワカメ、海から峠を越えて山深い土地へ

★ワカメ、海から峠を越えて山深い土地へ

広島県の山間部に、海から遠く離れているにもかかわらず、ワカメが郷土料理になっている所があります。「採れたての新ワカメが出ると春を感じる。」とおっしゃるかたも。まだ交通の手段が発達していなかった頃から、山奥でも親しまれてきたワカメ。この地域の人達にとって、ワカメはどのような存在だったのでしょうか。

★韓国では誕生日に

★韓国では誕生日に

日本のお隣、韓国でもワカメは多く食べられ、日本にはない風習が残っています。誕生日にはバースデイケーキならぬ、バースデイ、ワカメスープが必ず出され、誕生日の翌日には友達から「ワカメスープ飲んだ?」と挨拶のように声をかけられるのだそうです。

★ワカメは欧米でも注目

★ワカメは欧米でも注目

以前欧米でワカメは、海の雑草といわれ見向きもされていませんでした。しかし、日本食ブームから低カロリーで、ミネラルたっぷりの健康食として注目されるようになったのです。今では欧米諸国でも、ワカメの養殖が始まり、食材として定着しつつあります。伝統を守るフランス料理でも、ワカメがとりいれられるようになりました。でも、まだワカメに慣れていないフランスでは、料理にちょっと工夫をするようです。

取材先
制作担当

【ディレクター】椎葉百合子(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋正道 吉岡陽代 (テレビマンユニオン)
【プロデューサー】高梨聞吉 高階秀之(テレビ朝日)