Mermaid Diary ♯10 小西貴子

6月29日(木)

都内
重いバーベルを持ち上げ、歯を食いしばる彼女、シンクロ日本代表・小西貴子選手。
代表2年目、最年少の19歳です。
彼女が、汗だくでトレーニングするには特別なわけがあります。


「私は小さいから・・・自分は小さい」


実は彼女、チーム最小の158cm。
動きを大きく見せなければいけないシンクロにおいて、小柄な体格は決して有利とは言えません。
そんな彼女が今年、ある重要な役割を担おうとしています。
シンクロ最大の見せ場リフトのジャンパーです。


「小さいのが目立たないようにするのはもちろんですけど、リフトでアピールしていきたい」


チームの大技・リフトは勝負の分かれ目ともなる大事な要素。
チームみんなの思いを背負って演技を成功させなければなりません。
その責任をかみ締めるように、小西選手は演技前、ある儀式を行います。


「土台の人の背中持って絶対飛びますって言って、いつも気持ちを込めています」


土台の仲間と力を合わせ目指すのは最高のリフト
9月、小柄でもチームにとって必要な選手となれるように・・・。


「やっぱりチームの中の一人として、役に立つ選手にならないと絶対だめだと思うので、もっとできるようにやっていきたいです。」