| #90 「予定利率引下げ」〜反対ばかりしても!? |
「予定利率引下げ」〜反対ばかりしても!?
生保の予定利率引下げ問題が気になりますね。本当に現実となるのでしょうか?
契約者にとっては「約束が違う!」「それじゃ、解約じゃっ!」などという厳しい声が聞こえてきそうです。
この問題は表面だけみると、生保に都合のよい制度改正に見えるんですが、実は生保にとっては利下げしたら「自分の会社は潰れるゾっ」て言うようなもので、生保が自主的に導入するとは考えられないのですが、、、。
確かに、契約時の利率を、生保会社がつぶれそうになったら変えればいいという身勝手で保身的な発想だと思われていますが、じゃあ、実際、このままの契約で生保の財布がスッカラカンになって会社が破綻してしまったら、どうなるか?
答え・・・・過去のケースから見ると利率は半分にまで落ち込む。
つまり、5%以上の利率を持つ契約者にとっては、まだ利率を下げられる方が、会社が破綻されるよりいいということになるかもしれないのです。うう、厳しい。
しかも、生保は「相互会社」という形態をとっています。「株式会社」と違う点はどこだと思いますか?
答え・・・・生保の社員は契約者。
そうです!生保の社員は実は契約している私たちなのです!契約者がその生保会社の社員(構成員)となるのが相互会社の特徴。だから、会社が悪い!なんて怒るのも極端に言えば、自分の会社に怒っているようなもので、複雑な気持ちになってしまうでしょうね。
どうしてこんな世の中になっちゃったの!?
などと、私が利下げに怒っても、自分の保険はもともと利率が低いので関係ないのでした。
ああ、もっと悲しい。 |
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