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#27 外務省改革は終わっちゃうの?
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外務省をめぐる鈴木宗男氏の影響力の凄さは新事実や新疑惑が出てくるたびに驚かされます。テレビでも宗男氏の話題を放送すると視聴率が上がり、雑誌も部数が伸びる。世間の注目度で言えば、あの小泉総理をも追い抜こうとする勢い。この宗男フェノミナはいつまで続くのでしょう。
問題は鈴木氏本人のやり方もそうですが、その言うなりになってきた外務省の体質でしょう。一人の国会議員がここまで省内で権力を持てる事実はコンゴやケニアの話より驚きで、決してあってはならないことでしょう。外務省の人たちはそれを見て見ぬふりしていたのか、一部の人しか知らなかったのか、襟を正す時間は十分あったはずなのに。それが残念です。
だって川口外務大臣が就任最初の仕事として外国要人ロシアのイワノフ外相と会ったというニュースが2月にありましたが、その時、川口さんより先に鈴木宗男氏がイワノフと会っていたという話があります。外務省は自分の所の新しいボスの外交デビューより先に、外務大臣ではない鈴木氏をイワノフに会わせているのですよ!オカシイと思いません?これでは川口さんの面子がないですよ。
私にも外務省に勤める友人はいますが、一人一人はとても真面目で、いい人なんですよね。でもこれが「組織」に入るとどうも個々の力が明後日の方向に作用してしまう。これがわが国日本を守る立場の外務省というのがなんとも恥ずかしいですね。世界から笑われちゃいますよ。宗男氏の証人喚問でチャンチャン!にしてもらいたくないですね。
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