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#21 おバカ映画
 前に一度見たのに、ふとした瞬間に妙にまた見たくなる。そんな映画ってありますよね?私の場合、そういう映画って決まって「おバカ映画」が多いのです。アットいう展開に格好いい音楽、で最後に強烈な”オチ”がある。見た後に気持ちよくなって、後を引く。そんな映画を敬意を表してこう呼んでます。

 例えば、最近見た「スナッチ」という作品。これが異常に面白かった!レンタルビデオで見たんだけど、2日で5回も見ちゃった。妻には「そんなに面白い?」と敬遠されましたが、なんとも言えない「おバカ」加減がツボにハマりました。監督はマドン ナと結婚したガイ・リッチーという人。あのブラピやデル・トロといった超一流俳優が「脇役」で出てくるのが贅沢なんです。(デル・トロなんて前半で殺されちゃって後半はずっと死体役!)これはイギリス映画です。

 どうしてイギリスはこのテの映画を作るのが上手いんだろう?「トレインスポッティング」や「ブラス」、過去には「モンティ・パイソン」なんていう、いわゆる「おバカ映画」の名作がたくさんありますよね。伝統的なシュールで風刺がきいた映画って、どこか人間臭さがあって親近感が持てちゃう。それがイギリスの、曇ったドンヨリした雰囲気にマッチするんだよな。しかも必ずと言っていい程、「犬」が出てくる。しかも全然可愛くない犬!でもこれが最高なんです!みなさんもこのテの映画を見る時「犬」に注目ですよ!

 これを読んで「スナッチ」を借りて見て、共感した方は是非、他の「おバカ映画」を紹介してくださいね!