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#477(2012.10.27 OA)

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生放送を悔やんだ…もっと話を聞きたかった

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桂文枝さんをお迎えして、人気長寿番組『新婚さんいらっしゃい!』のナイスカップルベスト16を一挙紹介!!

番組初登場、桂文枝師匠をお迎えしたスマステーション。特集は、文枝師匠が司会を務める人気長寿番組『新婚さんいらっしゃい!』(毎週日曜 午後0:55〜)から、ナイスカップル16組をピックアップして一挙にご紹介しました。
『新婚さんいらっしゃい!』がスタートしたのは1971年1月31日のこと。以来、41年にもわたって放送されているこの番組は、同じ司会者が続けるバラエティー番組としては日本一の歴史を誇る長寿番組なのはみなさんもご存じの通り。この『新婚さんいらっしゃい!』では、いままでに4000組以上のカップルが登場し、出会いから夜の夫婦生活まで、おもしろエピソードを赤裸々かつ明るく語ってくれているわけですが、今回はそのなかから16組を取り上げてご紹介しました。夜の夫婦生活に不満があるという64歳バツ4の奥さん、スカートを10枚も重ねばきして登場した32歳のアニメ声奥様といった個性派奥様が登場すれば、男性陣も負けず劣らず、強力なキャラクターを持った方がいっぱい!キティちゃんのパンツをはいていたという52歳のキティラーご主人、89回お見合いを経験しようやく結婚相手を見つけたという47歳の数学の先生、地元でシンガーソングライターをしているという55歳のご主人、肉・野菜・魚・果物全部食べられないという27歳のご主人などなど、超個性派が次々と登場しました。「毎週、『こんな面白い素人さんはもう出てこないとだろう』と思ったら、次にまた出てくる」と文枝師匠もおっしゃっていましたが、まさにその通り。VTRを見ながら爆笑していた香取編集長も「DVDのシリーズ化はないんですか?あったら見たい!」とすっかりハマっていました。
さて、次週11月3日は、『混んでても行きたい!人気の街の最新混雑スポットランキング横浜編』をお送りします。ゲストは高橋克典さんです。お楽しみに!!

1971年の放送開始から41年、4000組を超える個性派新婚カップルを紹介してきた人気長寿番組『新婚さんいらっしゃい!』。その看板である桂三枝改め、六代 桂文枝さんは、初回から司会を務めています。同じ司会者が続けるバラエティー番組としては日本一の歴史を誇り、過去、32.6%という驚異的な視聴率を記録したことも。そこで、スマステーションでは、番組の人気の秘密を探るべく番組の歴史に残るナイスカップルを特別にご紹介します!


SmaSTATION!!特別企画
人気長寿番組「新婚さんいらっしゃい!」ナイスカップルベスト16!


まずは、奥さんが超個性的な新婚カップル4組をご紹介!



●1組目
福岡県北九州市/中村重美さん(当時59歳)&京子さん(当時64歳) 2012年5月27日放送

京子さんが働くスナックで知り合い結婚したという、福岡からいらした中村さん夫妻。今回の結婚が5度目という奥さんは、夜の生活に不満があるようです。

文枝:新婚生活の中で何か不満はありますか?
妻:そやね、重ちゃんがちょっと夜のほうが弱いけんね…。
文枝:ご主人はいかがですか?
夫:体がですね〜、ちょっと…やっぱり。たまにビデオレンタル屋で(エッチなビデオを)借りてきて。
文枝:それで見ながら?この人が相手の人やと思って…。
夫:一緒に見るんですよ、京ちゃんと。
文枝:奥さんどやの、一緒に見てて?
妻:それがまたクソ面白くないわけよ〜。あの小娘がね〜。子犬が鳴きよるみたいに、キャンキャンね。あんな声は出らんちゃ。本当にいい時は。
文枝:本当にええ時はどんな声よ!?
妻:あぁっ!
文枝:もうええっちゅうねん!




●2組目
奈良県奈良市/小畑弘昌さん(当時33歳)&里恵さん(当時32歳) 2011年6月12日放送

超個性的なファッション&"アニメ声"の奥さんが登場。初デートの日、ご主人は奥さんのファッションに驚いたそうです。

文枝:ほで、どないしたんですか?
妻:ほで、スカート見て、「このスカートなんでこんなに膨らんでるん?」と。
文枝:不思議やねー。こんなに膨らんでるの。
妻:「中どうなってるん?」って言うから、「じゃもぐってみる?」って。
文枝&山瀬:どうだった!?
夫:ほんならスカートの中にまたスカートがありまして。
文枝:今は何枚はいてますの?
妻:今日は10枚!
文枝:なんかスカートのマトリョーシカみたいやな。それでもぐってみてどやったん、ご主人?
夫:一番最後にかぼちゃのパンツが出てきました。




●3組目
大阪府大阪市/垣内聡さん(当時31歳)&美幸さん(当時33歳) 2009年2月1日放送

社内結婚した垣内さん夫妻。ご主人は、取引先との接待での奥さんのある行為をやめてほしいそうです。新年会などで取引先を接待する際の、奥さんの行き過ぎた行動とは一体何でしょうか?

文枝:どういうことやの?
妻:文枝さん立ってもらっていいですか?
(※立ち上がってシチュエーションを再現する二人)
文枝:私が取引先の社長?「どうも」
妻:「今日は新年会ありがとうございました。お越しいただきまして」
文枝:「こちらこそありがとうございました」
妻:「今年も一年よろしくお願いします」
文枝:「はっはっは。よろしくどうぞお願いします」
妻:じゃあ、チーン!(※文枝さんの股間に手を当てて)
文枝:どんな会社や!こんなんやってええのん、会社で?
夫:いや、ものすごい僕は嫌です
文枝:嫌やろあんた!そやけど、そんなん会社に奨励されてんの?
妻:いえ、自分で考えました。
夫:会社の人も賛成です。
妻:ええ嫁もろたな、って言われてます。
文枝:これ奥さん、人によって違うもんですか?
妻:あー重さ違いますね。




●4組目
滋賀県野洲市/小山内直樹さん(当時43歳)&ひろみさん(当時42歳) 2008年4月6日放送

友人の紹介で、最初は文通だけでやり取りをしていたという小山内さん夫妻。お互いの顔を全く見たことがなかったのですが、ある日、トラック運転手のご主人が奥さんの家を訪ね…。

文枝:かわいい子やって(紹介してくれた友達から)聞いてたん?
夫:かわいい子だって聞いてました。
文枝:トラック運転して、アパートの前に着きました。
夫:着きました。玄関開けたら、信楽焼のたぬきが出てきました。
妻:私は、直樹を見て「会いたかったよ!」って抱きつきました。
文枝:ご主人はどうしました?いきなりバッと来られて。
夫:抱きつかれたときは死ぬかと思いました。
文枝:それで結婚式はどこでやったと?
夫:結婚式は米沢の教会で挙げました。
文枝:米沢の教会で!ということは、あんた奥さんはウェディングドレス?
妻:ウェディングドレスです。
文枝:ウェディングドレスの白いのがウワっと現れたときどうでした?
夫:…恐かったです。
文枝:神父さんはどうでした?
夫:「本当にコイツでいいんだか?」って。
文枝:「本当にコイツでええんだか?」って、そんな牧師おる?
山瀬:初めて聞きましたよ!




続いては、ご主人の方が驚きの強烈キャラクターの新婚カップル4組をご紹介!

●5組目
千葉県船橋市/杉原永一さん(当時52歳)&左和子さん(当時50歳) 2012年6月17日放送

インターネットで知り合い、結婚したという杉原さん夫妻。泊りの旅行で、ご主人のある秘密が発覚したそうです。

妻:キティちゃんのパンツをはいてました。
文枝:ズボン脱いだ、ここにキティちゃんが!キティラーですか、あなたは?
夫:そうです。長いんです。高校生のときから…。
文枝:奥さん、「これはさすがに…」と思ったことないですか?
妻:「着ぐるみを着てくれ」って言われたことがあります。夜に。「今晩はこれで」って。
文枝:ほんならご主人はキティちゃんを抱いてる感じになるわけですか?
夫:なる。生きてるキティちゃんができた。
妻:すっごい喜んで…その晩は燃えちゃいました。




●6組目
愛媛県伊予市/久保康幸さん(当時47歳)&千秋さん(当時43歳) 2010年11月7日放送

お見合い結婚した久保さん夫妻。高等専門学校で数学の先生をやっている夫の康幸さんは、幾度となくお見合いに失敗した末の結婚だったそうです。

文枝:若いときからお見合いしてたんですか?
夫:27歳から。
文枝:あ〜、数学の先生やってたらモテるんじゃないですか?
夫:ぜんっぜん!(お見合いを)89回もしたんだけどダメでした。
文枝:89回もよく数えていましたね!
夫:パソコンで記録つけるようにしてたので。名前と、誕生日と、見合いの日を。
文枝:見合いの日とか、それから見たときの印象とかも?
夫:それは入れてない。次に紹介された時に、それ見て、同じ人がいないのを確認してから。
文枝:89回もいったらわからへんもんねぇ。




●7組目
福岡県糟屋郡/糸山正定さん(当時55歳)&佳子さん(当時40歳) 2012年1月15日放送

夫の正定さんの意外な職業の話で盛り上がりました。

文枝:お仕事は?
夫:シンガーソングライターやってます。オリジナル曲を歌っております。
文枝:歌って下さいよ。
夫:はい(と言って、CHAGE and ASKAそのままの曲を歌い出す)。
文枝:人の歌や、人の歌!オリジナルを歌ってくださいよ。
夫:♪ゴー、ゴーゴー新天町♪
妻:♪新天町(合いの手)。これは地元福岡の新天町という商店街があって、そこのために作ったフッチーのオリジナル曲です。
夫:どんたくでいつも呼ばれて。
文枝:やっぱりあれやね…売れる人は、売れる、アカン人いうのはなんかあんのかなぁ(笑)。




●8組目
大阪府貝塚市/高柿真樹さん(当時27歳)&舞さん(当時20歳) 2007年8月19日放送

インターネットのサイトで知り合い結婚したという高柿さん夫妻。夫の真樹さんの食生活がかなり変わっているようで…。

妻:肉、野菜、魚、果物、全部食べれないんです。
文枝:他に何食うもんがあるの!?
夫:おにぎりとか、卵焼きとか…。
文枝:卵も鶏やないかー!
夫:鶏にまだなる前なんで…。
文枝:イカ、タコはどやの?
夫:イカ、タコも無理ですね。たこ焼きは好きなんですけど。
文枝:ほんでタコは?
夫:タコとネギは抜いてもらいます。紅ショウガ、その分多めに入れてもらいます。




次は、海外出身の美人奥さんの新婚カップルを2組ご紹介!



●9組目
大阪府大阪市/笠井義之さん(当時48歳)&ミレラさん(当時29歳)2008年2月3日放送

ルーマニア出身の奥さんが大阪のクラブで働いている時に知り合ったという笠井さん夫妻。どうやら奥さんはかなりの焼きもちやきのようです。

文枝:結婚してからどう?言うことない?
夫:言うことないです。でもちょっと恐い
文枝:何が恐いの?
夫:焼きもちが…。
妻:こいつのいびきを聞いて(寝たのを確認してから)、ベッドを出て、携帯電話をチェックします。
山瀬:携帯チェック?
文枝:メールを?
妻:こいつがな、"あみちゃん"ていう名前の女にメール入れてた。「あなたの声聞きたいわ」って。で、そのあみちゃんの返事はもういっぱい漢字あって読めなかった。
文枝:それで奥さん、怒った?
妻:首を絞めて、「ちゃんと言えー!言えー!」って。ほんでな、こいつ言わんから朝まで説教した。




●10組目
大阪府堺市/西森登さん(当時30歳)&スヴェトラーナさん(当時25歳)2006年3月26日放送

ロシアのモスクワで通訳のバイトをしていた奥さんと知り合ったという西森さん夫妻。ロシア出身の奥様は、料理をするとき信じられない行動を取るというのですが…。

文枝:あなたも文化の違いを感じる時はある?
夫:ある。料理の仕方がちょっとおかしい。
文枝:嫁さんの料理の仕方がおかしいとはどうおかしい?
夫:フライパンで料理をするときに…。(フライパンが)熱いかどうか確かめるために唾を吐く。
文枝:普通は、フライパンが熱してきたかなんていうのは油かなんかピッとやるとかね。この人はプッと唾を吐く!?
妻:ジューっとなるからすぐわかる。手ではわからない。
文枝:しかしあんた、自分の食べるもんは自分の食べるもんですからいいけど、人が食うのにプッってやったら、それはあなた、間違っとる!
妻:ロシアのジョーシキ!みんなそうする!
文枝:そやけど、それはちょっと衛生上よくないんじゃないの、奥さん?
妻:でも熱通るからダイジョブ。
文枝:そやけど、初め見たときはびっくりするわね。
夫:びっくりした。
文枝:プッって、こやってやったら…。どんなかけかた?
夫:いや、3回!
文枝:3回!?
夫:プッ!プッ!プッ!




続いては、文枝さんもビックリ!驚きの秘密がある新婚カップルを3組ご紹介します。



11組目
福島県南相馬市/金澤浩二さん(当時36歳)&麻衣子さん(当時23歳) 2009年3月15日放送

会社の飲み会で知り合い結婚したという金澤さん夫妻。ふたりは、あるもののコレクションにハマっているそうです。

文枝:どお?新婚生活は?
妻:あたしの趣味にお金使ってくれるようになった。
文枝:いいねぇ〜奥さんの趣味はどんな趣味やの?
夫:セクシーなパンツ集め。
文枝:どんなパンティなのそれは?
妻:スケスケのとか、ヒモだけのとか、Tバックとか。
文枝:一緒に買いに行くわけ?
妻:うちのへんじゃ売ってないから、仙台までそういうの売ってる店に買いに行くの。
文枝:仙台は都会ですからね
妻:買いに行くんだけど、金澤さんは恥ずかしがり屋だから店の中に入ってこないの。それでも、金澤さんの好みが知りたいから…。
文枝:あんたは金澤さんの好みのパンティが履きたいから。
妻:だから、店の中から金澤さんの好きそうなのを取って、店の外にいる金澤さんに「これは?」っていうと、「マル」とか。
文枝:そのほうが余計恥ずかしいわ。




12組目
大阪府大阪市/渡邊由飛さん(当時25歳)&しのぶさん(当時35歳) 2011年2月13日放送

こちらの渡邊さん夫妻には、文枝さんもビックリのものすごい秘密が…!

妻:ニューハーフバーで接客の仕事をしてます。
文枝:ということは奥さんはもともとは?
妻:男です。
夫:見た目は男ですけど、戸籍上は女性です。
文枝:ほんなら、ご主人は、戸籍上は奥さん?
夫:奥さん…妻です。
妻:私は旦那です。
文枝:ワケ分からんわ。結婚生活はどうなんですか、ご主人?
夫:僕すごい亭主関白にあこがれてまして、仕事から帰ってきたら、お風呂の用意、食事の用意ができてて、んで嫁はんに「お風呂にする?飯にする?」って言われるのが理想で。
文枝:せやけど奥さんは仕事柄、それなかなか時間的に無理なんちゃうの?
妻:そうなんです。ある日、惣菜のご飯をレトルトパックのまま置いてしまって、「これ食べて」って言うたら旦那が突然怒り出して、「お前これなんやねん!」いうてちゃぶ台返ししはったの。
文枝:やっぱ男やね。戸籍は女でも男やねん。あんたも頭くるわね。
妻:私も拾いながら、だんだんイラついてきて、「コラー!おまえー!」って。
(※いすから転げ落ちる文枝)
妻:すみません(笑)
文枝:「コラー!おまえ−!」言うて。
妻:「男舐めとったらあかんぞ、ワレ!」言うて。
文枝:そんな時だけ男になんの?そんでどないしましたの?
妻:その後背負い投げしました。
山瀬:投げられた?
夫:投げられました。それで、机の角で打って脳震とう起こしました。
文枝:弱い婿はんやなー。




13組目
福岡県大野城市/日高茂幸さん(当時31歳)&亜希子さん(当時27歳) 2007年10月7日放送

旅先のラフティングで知り合ったという日高さん夫妻。おばあちゃん子だった亜希子さんは、結婚する際、ある条件を出したそうです。

夫:結婚の条件で「私はばぁちゃんと一緒に嫁にいかんかったら結婚はせん」って言われました。
文枝:あんたそれを聞いてどやの?
夫:「じゃあ、ばあちゃんもふたりとも嫁にもらう」って言いました。
文枝:ばあちゃん嫁にもらうて、あんたグリコのおまけならええけど…。新婚旅行は行ったん?
夫:イタリアに一週間行きました。3人で。
山瀬:そうだよ!おばあちゃんも嫁にしたんだもん。
夫:飛行機に乗るときも歩くときも、いつもばあちゃんが真ん中で…。
文枝:3人席でばあちゃんが真ん中!?
夫:真ん中!
文枝:ほんならトレビの泉でコイン投げんのも、ばあちゃんが真ん中!




続いては、新婚ならではのラブラブなエピソードを持つカップルを3組紹介します



14組目
兵庫県尼崎市/井村大治朗さん(当時33歳)&ハトルさん(当時24歳)2011年6月26日放送

超がつくほど真面目なご主人との、初めてのお泊りエピソードです。

妻:飲みに行ってたりとかを1ヵ月くらい続けて、大治朗さんから電話がかかってきて「まるこさん(ハトルさん)、明日の夜って空いてますか?」と言われまして。 文枝&山瀬:来た!
妻:で、「明後日の朝も空いてますか?」って。
文枝:そのスケジュールの取り方がすごいやないの!一泊しませんかというね…。ほいで?
妻:「空いてます」って言うた。
文枝:言うた。
妻:「僕の家に泊まりに来て頂けないでしょうか?」
文枝:来ましたね〜。ほいで行きました?
妻:はい。「まるこさん、キスさして頂いて良いですか?」
文枝:そいで、どういうたんですか?
妻:「いいですよ」。「させて頂きます!」。
文枝:ほいで?
妻:「おっぱいを触らして頂いて良いですか?」
文枝:「おっぱいを触らして頂いて良いですか?」
妻:「良いですよ」
文枝:「良いですよ」好きなだけ(笑)。
妻:「触らして頂きます」って言って、手が伸びてきました。次に「ブラジャーを取っても良いですか?」
山瀬:全部確認
文枝:ほいで、あなたは?
妻:「もう長いからはよしてください!」




15組目
沖縄県那覇市/湯尾弘司さん(当時44歳)&千賀さん(当時48歳) 2011年3月6日放送

医者と看護師という組み合わせの湯尾(ゆお)さん夫妻。ふたりの初めての夜、42歳の旦那さんのある秘密が発覚!それは…。

妻:ホテルについて行きました。「こうちゃん、お腹ふくれてしんどいやろ。ベルト外してあげるわ」って言うて。ところがベルトを緩めさせてくれなくって。 文枝:何でですか?
妻:「や…止めて…止めてくれ」って。「僕…僕…僕初めてやから」って。
文枝:初めて?
夫:42歳で初めて。
文枝:それで奥さんはどうしたんですか?「初めて」って聞いて。
妻:初めて(の人)とすることが初めて!
妻:上に乗りました。そしたら、途中でこうちゃんが「息が苦しい」って。それで、上方からこうちゃんの腕を持って…。
文枝:腕もって…。
妻:脈、測りました。そしたらこうちゃんその時、「トントンポコ、トントンポコ」って。
山瀬:トントンポコ?
妻:不整脈です。
文枝:不整脈!
妻:はい。
文枝:生まれて初めてのことやから。
妻:はい。
(※文枝むせる)
山瀬:大丈夫ですか?興奮するから。
文枝:奥さん僕の脈も測ってください。
妻:(測って)大丈夫です。




16組目
熊本県熊本市/大ア茂さん(当時80歳)&京幸さん(当時79歳) 2010年3月14日放送

エクササイズの研修会で知り合ったという大﨑さん夫妻。高齢新婚カップルのラブラブぶりに注目です。

文枝:新婚さん!
文枝&山瀬:いらっしゃ〜い!
(※ゆっくり登場する夫妻)
文枝:もう音楽終わってますよ。新婚さん?
夫:新婚です。熊本県熊本市より来ました。大﨑茂80歳です。
妻:京幸79歳でございます。
文枝:退院祝いをふたりでやった?
妻:ふたりでしました、居酒屋で。
文枝:そんで?
夫:帰り際ですね。ちょっと、あんたんけば見に行こば言うて。
文枝:何て?
夫:私のね家ね、見に行こかって。見に行きたいって。
文枝:ほいで?
夫:せっかく来たんだから、上がらんかいって。上げました。そしたら、ちょっと酔っぱらってるもんですけ、私の顔ばじーっと見つめるもんだけ、私いきなりチューしました。チュー3回…。
文枝:ちょちょちょ。
夫:それで3回しまして…。
文枝:もうええって!


目指せ40年!

『新婚さんいらっしゃい!』特集、いかがでしたか?文枝師匠の"いすコケ"はもはや芸術です…というわけで、今週の格言をお送りします。是非『編集後記』を読んでからお楽しみください!「文枝師匠が27歳くらいのときに始めていたそうですけど、ボクがスマステーションを始めたのは24歳くらいのときですかね…えーっ…本気ですか?(笑)。あと何年やればいいんですかね。28年かぁ…。ということはもう60代ですよね。いまで言うと、誰くらいの年齢ですかね?さんまさんはもっと下ですよね。でもまあ、司会者の方と考えたらなくはないのかな。タモリさんもスゴイし。あとは『運』ですかね(笑)。いやあ、スゴイですね。これまた『MONSTER』ですね(笑)」。


桂文枝さん
芸能生活46年のうち42年やっていますから、『新婚さんいらっしゃい!』は生活の一部ということでしょうね。

文枝さんが40年以上も司会を務められている『新婚さんいらっしゃい!』を特集したスマステーションはいかがでしたか?

(VTRを)うまく編集してくださっていて楽しい部分ばかりでしたので、あっという間でしたね。番組中にも言いましたけど、僕は自分の番組を見ないので、とても新鮮で面白かったです。毎週、毎週、40年もやっているので、よく覚えていませんでしたしね(笑)。

登場した新婚さんは4000組以上、番組も40年以上も続いているということに改めて驚きました。文枝さんにとって『新婚さんいらっしゃい!』とはどんな番組ですか?

来年の1月で丸42年ですからね。初めはこんなに続くとは思っていなかったんですよ。というのも、急きょ終わった番組の代わりに1月から3月までの"つなぎ"の番組として始まりましたので。やってみたら面白いし視聴率も取れるので、4月から本格的な番組となったという経緯がありまして。自分自身も続くと思っていなかったのが、もう42年です。46年の芸能生活の中でのほとんどですから、これはもう生活の一部ということでしょうね。今はこういう視聴者参加番組は少ないし、僕としても新婚さんたちと会うことで自分の創作落語家としてのヒントに結果的にすごくなっているという感じもします。

そうなんですか?

ただ、そのまま落語に使えるかというと、それはできないんですよ。というのは、素人さんの方が面白すぎて、落語でやったら「そんなバカな!」と逆に嘘くさくなってしまいますから。落語というのは、身近にあり得ることを笑いにしていかないといけないので。ですから、生活感の部分、ということでヒントとしていただいています。番組は長くなればなるほど飽きるものでしょうけど、登場する新婚さんが毎回新鮮な方ばかりなので飽きないというのはありますね。あとは、これだけやっているとここに日本の国の縮図みたいなものがあるような気がします。結婚には生活の基盤がありますからね。ですから、政治家の方もよくご覧になっていると聞きますし、ぜひ見ていただきたいと思いますね。

司会の香取さんとはいかがでしたか?

雰囲気があって、さわやかで、当たりがよくて…。非常にやりやすい方で楽しくご一緒させていただきました。

最後になりますが、来年1月12日から14日に上演されます『六代 桂文枝 襲名披露公演』について教えていただけますか?

僕の場合は創作落語ですので、題材が非常に身近なものなんです。落語は難しいものだと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、身近でとても面白いので、ぜひ一度足を運んでいただければと思っております。

「三枝 改メ 六代 桂文枝 襲名披露公演」2013年1月12日(土)〜14日(月・祝)有楽町朝日ホール チケット発売中

「三枝 改メ 六代 桂文枝 襲名披露公演」
2013年1月12日(土)〜14日(月・祝)
有楽町朝日ホール
チケット発売中

新婚さんいらっしゃい!放送中
毎週日曜 午後0:55〜 全国ネット


あのカップルに私もあやかりたい(笑)

40年を超える長寿番組『新婚さんいらっしゃい!』の特集という珍しいスマステでしたけど、面白かったですね。関西方面のご出演者が多かったからか、みなさんおしゃべりがお上手ですし、オープンマインドで楽しく話されているのが印象的でした。本番前にゲストの桂文枝さんにお伺いしたら、収録前に打ち合わせなどはされないそうなんです。会場のお客さんと同じように、あの場で初めて新婚さんと対峙されるそうで。それなのに、あの話の引き出し方といったら!素晴らしくお上手で大変勉強になりました。夜の話もエスカレートしそうになると、名人芸の"イスこけ"をされたり、「もう、ええちゅうねん!」とツッコみを入れたりして、絶妙なタイミングでコントロールされているのがスゴイと思いました。だからか、新婚さんも安心して自由に話している感じがしますよね。ご紹介した16組の中で特に印象的だったのは、80歳の旦那さんと79歳の奥様のカップルかな。奥様の赤いドレスと旦那さんの赤いネクタイがコーディネートされているのを見ても、素敵なカップルだなって思いました。おふたりで退院祝いをしたっていうのも、なんだか心温まるエピソードですよね。私もあやかりたいと思いました(笑)。それにしても、ああいうご高齢のカップルやインターネットで知り合ったカップルが多いのも時代なんでしょうね。40年前にはなかったことでしょうから。時代を映す『新婚さんいらっしゃい!』、これからもずっと続いてほしいですね。

「長く続ける秘訣は何ですか?」と聞いてみたところ…

◆『新婚さんいらっしゃい!』特集、スゴかったですねぇ。DVDとか、ないみたいですね。素人さんだから難しいのかな?そこのOKも、出演のときに書いてもらえばいいのに…。きっと、何かしらは書いていると思うので、商品化のときのことも考えて、OKかOKじゃないかの欄も入れておけばいいんじゃないかと思うんですけど。シリーズ化して出てたら絶対見ますよ。「○○な人特集」とかね(笑)。

◆40年以上も続いているということがもうスゴイですよね。今日は、お話をうかがう時間があまりにも足りなかったので、コマーシャルの間、文枝師匠に「長く続ける秘訣はなんですか?」と聞いたところ、「運です」と(笑)。「視聴率が良くても悪くても終わる番組は終わるんだ」と。で、「やめたいな、と思ったことはないんですか?」と聞いてみたら、「一度もない」とおっしゃっていました。「面白いので。行くたびに面白くて楽しいから、そう思ったことはなかった」と。

◆面白いカップルが出てくるとはいえ、それを引き出しているのは文枝師匠なわけで。その文枝師匠が、初めて見た、という貴重な時間にご一緒できたっていうのも、スゴく幸せでした。それもスゴイことですよね。ボク、自分の番組見るかなぁ。見たり、見なかったり…。ホントは見たいですね。時間がないので見れてない、っていう感じなので、見るか見ないか、って言ったら、見たい方です。というのは、ボクも文枝さんがおっしゃっていたように、やってて楽しいから、それが改めてパッケージになってどう見えるのか…あ、でもスマステーションはまたちょっと違いますね。VTRとか見てるとき、映ってる自分も見えてるから。スマステーションはちょっと特殊は特殊ですね。自分が出ながら見てる(笑)。

◆40年…最初の映像が、「こんな方がいらっしゃってる」「こんな番組があった」っていう映像なのに、それがいまでも同じ人が続けていて同じ番組をやっているって…。先々週ですか、「12年目に突入!」って言いましたけど、ヒヨっこのヒヨっこにもなれてないですね(笑)。