1リハはWESTWALK広場
テレビ朝日開局50周年記念!ドッキリ、全力坂、仮面ライダー、生コント&ピアノ弾き語り…『SMAP☆がんばりますっ!!』3時間の生放送!!
「さあ始まりました、『SMAP☆がんばりますっ!!』。ボクらSMAP、いまは六本木ヒルズ内にありますWESTWALK広場というところにいるんですが、みなさん、ここは何と、旧テレビ朝日六本木センターがあったところで、ボクらが最初に出会った第1リハーサルがあった場所なんです!」。テレビ朝日開局50周年記念、SmaSTATION!!Presents『SMAP☆がんばりますっ!!』は、香取慎吾さんのそんな挨拶で幕を開けました。SMAPのみなさんが勢揃いした生放送の3時間特番『SMAP☆がんばりますっ!!』は、テレビ朝日だけが知るSMAPデビュー前からの秘蔵映像・マル秘エピソードなどを交えながら、中居正広さん、木村拓哉さん、稲垣吾郎さん、草ナギ剛さん、香取慎吾さんがそれぞれ挑んだチャレンジ企画をお届するという、まさに永久保存版の豪華な内容でした。
中居正広さんが司会を務め、そのスケールの大きさとあまりの大胆さで好評を博した伝説のドッキリ番組『D-1グランプリ』。今回、この番組を復活させた中居さんは、再び草ナギ剛さんをターゲットにドッキリをしかけました。エステのCM撮影ということでスタジオにやってきた草ナギさん。もちろんスタッフはすべてCM制作のプロで固めるという念の入れようです。今回は、肉体美を披露することになるため体を鍛えてきてほしい、というリクエストまでキチンとこなしてきた草ナギさんに、中居さんのいたずら心が炸裂。「申し訳ねぇなって思ったけど…」なんて言いながら、「男たちよ、美しい体を手に入れろ!」「欲しいか、このカラダ」「男なら、オレになれ!」などなど、次々と妙なセリフを言わせ…。VTRを見ていられないほど恥ずかしがっていた草ナギさんでしたが、その肉体美は本物でした!
木村拓哉さんが“どうしても理解できない番組”というのが、女の子が全速力で坂道を走る深夜の人気番組『全力坂』。日本坂道学会副会長だというタモリさんに引き合わされ、「やれば(魅力が)わかると思うよ。今やっておかないとダメ!」などと言われてしまい、50周年ということで50ヵ所の坂道を走る羽目になった木村さん。その挑戦は、見ているだけでも疲れてしまうくらい過酷なものでした。1日で50ヵ所、合計8km近くを全速力で走るというのですから…。しかもラストの50本目は、『全力坂』に出演した全力ギャル50人との真剣勝負!しかし、それまでの挑戦で足を痛め、疲労困憊状態だった木村さんは残念ながら4位に終わり…。ゴールした直後、ディレクターから「1位じゃないすけど、どうすんですか?」なんていわれたそうですが、全力で挑むその姿は、美しかったです。目黒編、いかがでしょうか、木村さん?
稲垣吾郎さんが挑んだのは『仮面ライダーG』。『仮面ライダー』の制作スタッフが完全協力、ヒロインに釈由美子さん、敵役に上地雄輔さん、悪の元締めに哀川翔さんという豪華共演陣を迎えたこの作品は、まさに本物の迫力を備えたオリジナル作品となりました。吾郎さんにちなんでワインにちなんだ演出があるかと思えば、アクションシーンやCG映像も満載で見ごたえ十分。「夢が叶いました」と吾郎さんもおっしゃっていましたが、その出来栄えはメンバーからも絶賛されました。
一方、生チャレンジに挑んだのは、香取さんと草ナギさんです。香取さんは、伝説の名番組『欽どこ』のコントに挑みました。萩本欽一さん、小堺一機さん、関根勤さん、見栄晴さん、高橋真美さんらおなじみのメンバーを相手に、お母さんの順子さん役と、慎吾ママ役の2役を演じた香取さん。ほとんどがアドリブのような流れの中で、子ども時代のエピソードも披露してくれました。そして草ナギさんの挑戦は、たった7回で終了してしまったという『鶴瓶・草ナギの夢中宣言“がんばります。”』のリベンジ。一夜限りの復活を果たした今回は、一緒に司会を務めた笑福亭鶴瓶さんへのおわびと、自分自身のリベンジのために、草ナギさんがピアノの弾き語りに挑んだのです。挑戦したのは、鶴瓶さんの思い出の曲だというあのねのねさんの『青春旅情』。緊張のなか、何とか弾き語りを成功させた草ナギさん。鶴瓶さんも、「凄いよ!頑張った!SMAPの努力の人やな、この人は!」と感激していました。ほか、番組では、SMAPのみなさんの生ライブあり、香取さんのお誕生日祝いあり…と、テレビ朝日開局50周年記念の番組にふさわしい盛りだくさんの3時間となりました。きっとみなさんにも楽しんでいただけたのではないでしょうか。番組の感想は、SmaSTATION!!の公式ホームページに是非!
祝い事は重なるもんだ
『SMAP☆がんばりますっ!!』は“SmaSTATION!!Presents”なのですから、やはり香取編集長の格言がないとSmaTIMESも締まりません。というわけで、今回も本番終了後に編集長に考えていただきました。「今日は、いろんなお祝い事が重なりましたよね。テレビ朝日の開局50周年の記念番組をやれて、その日はボクの誕生日で…SMAPがみんな揃って3時間も生放送ができて、っていうところに昔の映像がいろいろでてきて、そこで森くんのことを思い出し、『優勝おめでとう!』ってみんなで言えるとは思いもしませんでしたから。テレビ朝日とボクは、誕生日が1日違いっていうことなんですよね。何か、いい“運”みたいなものを持っているのかな? ホントに幸せ者です。今度は15年も開かないうちに、この聖地にみんなで戻ってきたいな、と思います」。
中居正広さん
自分が出ているのに、うらやましかったです。
3時間の生放送を終えて、今、どんなことを感じていますか?
まず、スタッフの頑張りに凄く感動しました。もちろん、お金もかかっているでしょうけど、僕らだけのためにあれだけの手間と時間をかけてくれるっていうのは、めったにないことですよ。しかも、こんな不景気の時代に。ちょっと、ビックリしましたし、もの凄く嬉しかったです。だけど、面白いものを作るには、お金だけと時間だけではダメで、やっぱりアイデアっていうものも必要ですよね。そういう面でも、ほかのテレビ局の人も、これを見たタレントさんたちもうらやましがる企画だったんじゃないかなって思いますね。僕自身、僕らが出させてもらっていたのに、なぜかうらやましかったですから(笑)。
特に印象に残った企画は何ですか?
みんなの挑戦ですかね。それぞれの個性に合っていたと思うし、豪華なゲストの方が来てくださったのもありがたいことですよね。それにしても、テレビ朝日50周年の気合いみたいなのを凄く感じましたね。僕ら、負けちゃってたんじゃない?って思えるほどに(笑)。
テレビ朝日秘蔵のVTR集、「エピソードゼロ」はいかがでしたか?
めちゃめちゃ、懐かしかったですね。コントとかバラエティーっぽいことをやらせてもらったのも、テレ朝から始まっていることが多いんですよね。売れる前にああいう番組で修行のようにやらせてもらったのが、大きかったのかなって。今、見てみると恥ずかしさもありますけど、10代の頃にいろんな経験をして自分たちのものとして吸収できたのが今の役に立っているのは間違いないと思いますから。だから、あの頃があってよかったんだろうな、って改めて思います。見られてよかったですね。
木村拓哉さん
タモリさん、「タモリ倶楽部」に呼んでください。
「全力坂」、感動的でした。
今の時代にコンピューターに頼らずにやってみたんですが、やっぱり、頼ったほうがよかったんじゃないかって(笑)。
ロケは16時間だとおっしゃっていました。
そうですね。だけど、予定よりは早く終わったんですよ。それに、スタッフが150人、カメラが24台という大所帯で。ああいう企画なので、かなり強行軍でしたけど、僕としては楽しい作業でした。
とはいえ、全力で50本は並大抵のことではありません。体は大丈夫でしたか?
次の日は、完全に終わってましたね(笑)。家の中も、ロボ・コップ状態で歩いていましたから。2日後からは大丈夫でしたけど。でもね、坂、悪くないですよ。タモリさん、いつでも「タモリ倶楽部」に呼んでください(笑)。
それはそうと、SMAPのみなさん5人で3時間の生放送はいかがでしたか?
何より、うちらに付き合ってくれたスタッフに感謝するばかりですね。過去の映像も、よくもまあ、あんなにちゃんと見つけて作ってくれて。あのVTRを見ていて思ったのは、恥ずかしい気持ちを通り越す何かがあったってこと。ああいう時間を過ごしていたからこそ、今の自分たちがあるんだってことを改めて思いました。
最後に、50周年を迎えたテレビ朝日にメッセージをお願いします。
自分がこういう環境に足を踏み入れた第一歩がテレビ朝日なんで、場所としても、存在としても僕の中での原点だと思います。だから、「50周年、おめでとうございます」なんて、エラそうには言えない感じですよね。これからも、見させていただきますし、機会があれば出させてもいただきたいと思います。それと、もし、今回のような企画をまたやることがあっても、「D-1グランプリ」だけは勘弁してほしいですね。あれをやられたら、僕は放送事故を起こすかもしれません(笑)。
稲垣吾郎さん
テレビ朝日は、間違いなく僕らの原点です。
3時間の生放送を終えた感想をお願いします。
普段のスマステとは違うのに、それでもやっぱり、スマステのエッセンスがあるなって思いました。全体に落ち着いた大人っぽい雰囲気だったのと、VTRがしっかり作られているのが印象的でしたね。生のお祭り騒ぎだけじゃなくて、番組としてちゃんと練られていたのが、凄くよかったですよね。
「仮面ライダーG」も、凄かったですね。
みんな、体を酷使するような企画だったのに、僕だけご褒美をもらっちゃったような気分です。僕も、今日、初めて見たんですけど、もの凄いクオリティーでしたよね。ホント、ビックリしました。思わず、引いちゃうくらい凄かった(笑)。わずかな撮影時間の中で、あそこまで作ってもらって。スタッフのみなさんによろしくお伝えください!
懐かしの映像集「エピソードゼロ」はいかがでしたか?
恥ずかしいよね。でも、20年前の僕らを知らない人は多いだろうし、映像も見たことがないと思うから、例えば、何年に一回とかでもできると振り返るきっかけになると思いました。振り返りの多い映像の多い「ミュージックステーション」だけじゃなくて、たまには、こういうのもいいんじゃない。
50周年を迎えるテレビ朝日に、メッセージをお願いします。
今日もVTRにありましたけど、テレ朝の1リハっていうと思い出すのが、甘酸っぱい感覚なんですよ。今日も感じたし、初心も思い出しました。だけど、初めて行ったテレビ朝日で初めてジャニーさんに会って、この業界に入るわけですから、僕らの中では間違いなく原点ですよね。テレビ朝日さんには、これからも、僕らを温かく見守ってほしいし、お互いにいいものを作っていきたいなと思います。それで、元気な世の中にできたらいいですね。
草ナギ剛さん
次は、僕が中居くんをドッキリにハメます。
草ナギさんには、ドッキリあり、ピアノの生演奏ありという3時間でした。
今日は、なんといってもピアノが一番、緊張したかな。出だしはよかったんだけど、サビの後半になったら手が震えてきちゃって。練習ではもっとうまく行ったこともあるんだけど、そんなに甘いものじゃなかった。やっぱり、僕らの仕事って、並大抵の努力では乗り越えられないこともあるから、もっと努力して、もっと強い気持ちをもたなきゃいけないなって思いました。
一番、大変だったことは何ですか?
ピアノですね。ホント、大変だった。経験があるわけじゃないからね。鶴瓶さんが感動してくださったようなのでよかったですけど、自分自身としてもっとやりたかった。ぜひ、リベンジしたいです。やっている途中から大変でしたけど、努力すればなんとかなると希望を捨てずにやってみたんです。結果は、完璧じゃなかったけど、今後も、そんなふうに物事に取り組んでいきたいと思いました。
中居さんが仕掛けたドッキリはいかがでしたか?
あれは、本当の素だから、嫌だよね。ホント、恥ずかしい。
もう二度とやりたくないですか?
次は、絶対に見破りますよ。だけど、あれは中居くんがいけないよね。今度は僕が中居くんをはめますよ。
懐かしい映像の中には、テレビ朝日の1リハのエピソードもありました。草ナギさんにとって、どんな場所ですか?
僕らの原点ですね。やっぱり、あそこから始まっているんで。今回、こういう場を持たせてくれて、テレビ朝日さんには感謝しています。今回、テレビ朝日ならではの番組ができたと思うし、これが新たな始まりでもあると思うんです。今後も、僕らが頑張って、笑えること、感動できることを生み出していきたいですね。
SMAPが行く道は、すべて新しい道になるんです!
SMAPのみなさんとご一緒した3時間の生放送、最高の特等席で楽しませていただき、イチSMAPファンとしても感激の時間でした。それにしても、みなさんが揃ってテレビ朝日のバラエティーに出演されるのは、15年ぶりのことなんです。今日の日をどれだけのスタッフが待ちわびたことか! その思いが、それぞれの企画にも詰まっていたように感じました。どれもが「渾身作」と噂されていたんですが、それに間違いはなかったです。どれも素晴らしかったですよね。それぞれのチャレンジ企画を見ていて思ったのは、みなさんにはデビューから数年の、不遇ともいえる時代があったからこそ、たとえ無謀と思われる企画でもあそこまで真剣に取り組めるんだろうなってことです。国民的スターになった今も、きっとあの頃の気持ちは忘れていないんでしょうね。それが謙虚さ、真剣さとなって現れ続けていて、ファンを魅了するんじゃないかって思いました。やっぱり、本物の気持ちは伝わりますから。それと、リハーサルから拝見していて感じたのは、みなさんのギアチェンジの上手さです。歌のリハは、軽くお稽古しただけで要領を得てしまい、すぐに終わってしまったんです。それ自体も凄いことですが、そこから本番になったとき、リハよりも数段ギアがあがっているのが目に見えてわかって。もう、後光が差しているかのように輝いて見えたんです。そうやって、うまく力配分できるのも、長年の蓄積と経験があるからなんですよね。メンバー同士いちいち確認しあわなくても、完全にあうんの呼吸で調整されていましたし、改めて、SMAPというグループの凄さに触れた気がしました。そうそう、テレビの歴史は50数年というまだ短いものですが、そんな中、SMAPは結成20年、そのうち10年以上はずっとトップを走っているんですよね。そんなグループ、過去には存在しないじゃないですか。つまり、私たちは、今まで存在しなかった新しいタイプのアイドルを、リアルタイムで見ているってことですよね。それって、もの凄いことじゃないですか! これからSMAPのみなさんがどんな道に行こうとも、そこは、まったく新しい道になるってことですよね。歌って、踊って、コントもできるスーパーグループのSMAPの、今後にさらに期待したいと思います。
あの生コントの時間は、それこそ“全力坂”でした!
3時間の生放送、いかがでしたか?
怒涛の3時間でしたね。想像はしていたんですが…。でも、楽しかったですよ。
まずは、秘蔵VTRについてのご感想からお願いします。
秘蔵VTRは、まさに永久保存版だと思います。こんなに秘蔵VTRを持っているのは、テレ朝だけかな。実際の映像ですからね。ジェットコースターの映像とかも、ホントに“事件”があった直後ですからね。今回はエピソード0ということでしたけど、まだまだあるんですよ。まだ話し尽くせてないSMAP伝説があるので(笑)、それを話せる機会がくればいいな、って思っています。なので、60周年記念を待ちます(笑)。
SMAPのみなさんのチャレンジ企画については?
とにかく『仮面ライダーG』がカッコよかった!スゲー本気で、痺れました。もともとボクはああいうのが好きなので。凄いコラボですよ。いまだに日曜とか…朝早く起きて、じゃなく、ビール飲んで起きたままのときですけど(笑)、ああいうヒーローもの、見たりするんですよね。その世界に稲垣吾郎がいて、しかも吾郎ちゃんということでワインが…ちょっとオフザケにも見えるけど、変身の仕組みとか武器とかの細かいところまでかなりよくできていて、ワインオープナーが武器になってたりとか、ホントにカッコよかったですよ。
中居さんのドッキリ企画や木村さんの全力坂も最高でしたよね。
ドッキリもね、次はホントにツヨポンに気をつけてほしい(笑)。木村くんの全力坂は、案外マニアックなところも好きなボクとしては、結構、木村くんが走っているときに下に出てくる坂の説明を読んだりして。港区で仕事をすることが多いので、「ああ、あそこの坂だ!」「あの坂はそういう由来なんだ」って思ったりしながら楽しんでました(笑)。
草ナギさんはドッキリとは知らずに体を鍛えつつ、生本番に備えてピアノも練習する、という大変な期間だったんですね。
大変な1ヵ月だったみたいですよ。ピアノは、彼的には失敗したっていうことみたいですけど、あんまりわかんなかったですよね?
そして、慎吾さんは生コントに挑戦されたわけですが…。
リハーサルを1回だけやったんですけど、台本を持っていたら、「台本、持たなくていいよ」と。「覚えちゃったんですけどどうしたらいいんですか?」「全部忘れていい。慎吾ちゃんはアドリブじゃなきゃダメだ。作っちゃいけないんだよ!」って。「そうきたか…」って感じだったんですけど、あの生コントの時間は、それこそ“全力坂”ですよ(笑)。欽ちゃんとお仕事させてもらうときはいつもそうなんですけど、欽ちゃんはボクを好きに遊ばせてくれる感じにしてくれるんですけど、ボクからしたら全神経を研ぎ澄まして、他ではないくらい集中する勝負のときなので。楽しいんだけど、大変なんですよ。
それにしても、内容もゲストも豪華でしたね。
ホントに。最後には誕生日まで祝ってもらって…。最後まで入らないんじゃないかと気にしてましたけど、素敵な番組になったかな、と思っています。あとは、月曜日に視聴率が出て、草ナギのところが20%超えているのを祈るだけです(笑)。
50周年を迎えテレビ朝日に、メッセージをお願いします。
50周年、おめでとうございます!そういう気持ちがとても強く…旧テレビ朝日六本木センター第1リハーサル室がボクらSMAPの聖地と、ボクは思っているので。そんな思いを改めて思い出し、初心に帰れたのに、どうして15年もSMAPはバラエティーで揃わなかったのか、と(笑)。これからどうなるのか、今後のSMAPとテレビ朝日の関係に期待したいですね(笑)