「整形した?」じゃなく「キレイになったね」
どのくらい痛いの?費用はいくら?美容整形にまつわる数々のギモンが明らかに!
「今夜のSmaSTATION!!は、美容整形特集第3弾!いままで意外と明らかにされていなかった美容整形の素朴がギモンをすべて解明します!整形ってどのくらい痛いのか?いくらくらいかかるのか?後々崩れたりしないのか?さらに、40代、50代の女性ふたりと、50代の男性の若返り手術にも密着しました!」。室井佑月さんをゲストにお迎えした今週は、美容整形特集の第3弾『美容整形にまつわる素朴なギモン&若返り手術密着!』をお送りしました。取り上げたのは、手術の費用や痛み、手術後から復帰までの期間、といった具体的なものから、美容整形にまつわる都市伝説まで10のギモン。その都市伝説では「鼻を高くする手術を受けたらブラックライトで白く光ってしまった」「飛行機に乗ろうとしたらセキュリティーゲートで金属反応が出た」「豊胸手術を受けた後サウナに入ったらシリコンバッグ破裂した」といったウワサを検証しました。結果、「ブラックライト」に関しては極端に高いシリコンを長年無理に入れ続けた場合、皮膚が薄くなってブラックライトが反射することもあるかもしれないということでしたが、残りは事実無根であることも解明されました。一方、若返り手術密着ドキュメントでは、女手ひとつで3人の子どもを育てた高橋ひろみさん(仮名・50歳)、フリーライターの伊藤彩子さん(仮名・45歳)、大手メーカー勤続35年の大森岳さん(仮名・54歳)の3人に密着しました。手術費用は、頬をふっくら&目元をくっきりさせる手術を受けた高橋さんが約205万円、たるんだアゴを改善&頬全体を引き上げる手術を受けた伊藤さんが約180万円、さりげなく頬・目尻・額のシワを改善した大森さんが約70万円ということでしたが、3人ともすっかり若さを取り戻し…。「(3人とも)顔も変わったけど、性格も凄く前向きになったような気がする」とおっしゃっていた室井さんは、「やらないと損したような気がしてきちゃった」そう。香取編集長も、「今回の特集が、いいままで見た中で、一番やりたくなりました」(『編集後記』より)と言っているように、かなり興味を引かれていたようです。次週5月24日は草ナギ剛さん&堤真一さんをゲストにお迎えします!お楽しみに!!
いつまでも若く、美しくいたい――そんな誰もが抱く願いを現実のものにしようとするのが美容整形。アンチエンジングへの関心が高まるなか、スマステーションでは美容整形にまつわる最新情報をお届け! 最新の整形法はもちろん、まことしやかに囁かれる数々の“整形都市伝説”、さらに、整形のメリット&デメリット、気になる料金などなど。整形を受けようと思っている人はもちろん、アンチ整形派も必見の総力です。
スマステーション特別企画
「美容整形にまつわる素朴なギモン& 手軽に10年若返るアンチエイジング美容」
■ギモン@整形手術の値段って高いの?
美容整形にかかる費用は、整形を受けるか決めるための大きな判断材料。安いものでは、1mm四方のホクロ取りで5000円という治療もあります。人気が高い施術の料金を見てみると、若い人に最も人気がある、まぶたを切らずに糸で縫いとめて二重を作る「埋没法」の手術でおよそ7万円程度。一方、30代以降には、若返り(アンチエイジング)の施術が人気。例えば、自分の血液の血小板を濃縮したものを注入する肌の若返り治療「PRP療法」20万円のように、およそ20万円から50万円の価格帯の施術が人気だといいます。
※料金は、クリニックにより違います。
それでは、もっとも高額な施術料がかかる美容整形とは何なのでしょう。番組にご協力いただいた各クリニックに聞いてみると…。
「骨格、輪郭ですね、ほほ骨を削ったり、えらを削ったり、噛みあわせを治す手術です。結局、骨を治すという手術が一番高いですね」(共立美容外科・久次米秋人医師)
通常、100万円を下らない骨の手術の中でも、一番高いのは、「ほほ骨を削る手術」と「えらを削る手術」で、どちらも150万円程度。高度な技術を要することからこの値段になるといいます。
「大きなバストを小さくして固定する手術で、190万円程度になります」(神奈川クリニック・田中亜希子医師)
非常に大きなバストの場合、6時間もかかる大手術になるといいます。そして、今回の取材でもっとも高額だったのが…。
「幹細胞を用いた豊胸術です。200万円程度かかります」(聖心美容外科・伊藤康平医師)
この手術は、自分のお腹や太腿の脂肪から幹細胞という脂肪に変化する能力を持つ細胞を
抽出し胸に注入、バストを大きくするという最新の豊胸術。最新の高額医療機器を使用するため、料金も高額となっているのです。尚、美容整形は自由診療のため保険が利かず、すべて自己負担。料金は、それぞれの病院が独自に設定するためクリニックによっても金額が違ってきます。
※保険取り扱い医療機関で、保険適用になる治療もあります。
■ギモンA今、人気の顔は?
美容外科を訪れる人の中には、なりたい顔の具体的イメージを伝えるため憧れの有名人の写真を持ち込む人もいます。そこで、美容外科医に聞いたリクエストが多い有名人ベスト3がこちら。
第1位 浜崎あゆみさん
第2位 沢尻エリカさん
第3位 蛯原友里さん
目がパッチリした感じの大きな二重に憧れが強いようです。ちなみに、30代以降になると「昔の顔に戻りたい」という要望が多くなるといいます。
■ギモンB整形にまつわる都市伝説は本当?
まだまだ未知の世界でもある美容整形には数々の都市伝説が存在します。
都市伝説@「鼻を高くする手術を受けたら、ブラックライトで埋め込んだシリコンが光り、バレてしまった」
整形手術で鼻を高くする場合、最も一般的なのはシリコンを鼻骨の上に入れる手術。このシリコンが皮膚を通り抜けブラックライトに反応するという噂の真相は?
「皮膚が薄くなってくると、プロテーゼの白さが透けてくることがあります。もしかしたらそういうことで、光ってしまったということはあるのかもしれないですね」(聖心美容外科・伊藤医師)
極端に高いシリコンを長年、無理に入れ続けた場合、皮膚が薄くなり、ブラックライトが反射することもあるかもしれないというのです。この都市伝説は真実かもしれません。
都市伝説A「飛行機に乗ろうとしたらセキュリティーゲートで金属反応が出た」
整形手術で、体内に入れた物が金属チェックに引っかかるのでは?という噂なのですが、果たして…。
「歯の詰め物が鳴らないのと同じで、それよりも金属が微量なので、鳴ることはないです」(同上・伊藤医師)
都市伝説B「サウナに入ったところ、熱くなった豊胸バッグが破裂し大惨事になった」
「体内の温度が80℃になることはないですから、それで破裂してしまったりとか、変形してしまうことはないですね」(恵比寿ガーデンクリニック・広瀬伸次医師)
また、豊胸手術をすると「水圧がかかるスキューバダイビングができなくなる」「気圧が低下するため飛行機に乗れなくなる」という説もありますが、体が耐えられる範囲の圧力であれば問題はないそうです。
■ギモンC整形手術って子供でも受けられるの?
美容整形が盛んな韓国では、子供が受験のために美容整形手術を受けることも珍しくないといいます。日本でも美容整形を受ける子供はいるのでしょうか。
「二重の手術で7歳くらいですかね」(聖心美容外科・伊藤医師)
「ホクロもある場所によっては、いじめの原因になることもあるということで、ホクロ取りは、小学生でも来られる方が多いです」(神奈川クリニック・田中医師)
今回調査したすべてのクリニックで、「親の承諾」と「本人の意思」を最低条件に、子供の美容整形を実施していました。とはいえ、成長過程の子供に手術をして問題はないのでしょうか?
「二重の『埋没法』とかでしたら、糸を取ってしまえば、元に戻せますから。完全に変えない手術でしたら、基本的に可能です」(聖心美容外科・伊藤医師)
ただ、脂肪吸引や骨を削るなど、手術によっては成長の妨げになる恐れもあるので注意が必要です。
■ギモンD効果は一生続くの?
美容整形に関してもっとも気になることのひとつが、その効果が一生維持できるかということ。果たして、実際はどうなのでしょう?どれだけ効果が続くかは、当然、手術内容次第。という事で、代表的な手術の持続期間をご紹介しましょう。
●表情じわ改善のためのボトックス注射→3〜6ヵ月程度
●しわ消しのためのヒアルロン酸注入→6ヵ月程度
※効果の継続期間には、個人差があります。
また、例えばたるみ解消の手術を受けても、老化自体は止められないので、月日がたてば再びたるみが出てきます。そのため、効果を維持するには定期的に治療を受ける必要があるといえます。
■ギモンE海外セレブはどれくらい整形してる?
ゴシップ紙を毎日のように賑わすハリウッドセレブの整形ネタ。実際のところはどうなのでしょうか? スマステーションでもおなじみの、ハリウッドの芸能記者・ジャネット・チャールトンさんに聞きました。
まずは、デミ・ムーア。
『チャーリーズエンジェル・フルスロットル』出演の際、ひざの手術や脂肪吸引など全身整形を行い、4500万円以上をつぎ込んだと言われている。
「それは事実ではなく、彼女は、それほどたいしたことはしていません。最初の妊娠のあと胸の整形はしました。ちょっとした脂肪吸引はしたかもしれないけど、大きなことはしていないはずよ」(ジャネット)
ジャネットによると整形手術の経験はあるが4500万円というのは大げさな報道のようです。
続いては、マイケル・ダグラス。
「マイケル・ダグラスは、何度もフェイスリフトをしています。早い時期に始めていたでしょう。というのも彼の父もフェイスリフトをしていましたから。家族の伝来のものでしょうか」(ジャネット)
実際、2005年にはフェイスリフト直後の傷口らしくものがパパラッチされましたが、本人は何も語っていないので真偽のほどは全く定かではありません。
続いて、整形の噂が絶えないジョージ・クルーニー。
トーク番組で、目の整形を告白したとマスコミで大きく取り上げられました。
「彼はしていないのです。ジョークです。ジョージ・クルーニーは映画に関してのインタビューで、ジュリア・ロバーツにジョークを言いました。『目の手術をしたのがわかるかい?』『起きているようにみえるかい?』って。おふざけですが、レポーターたちは、それに飛びつきました」(ジャネット)
虚実入り乱れるハリウッドセレブの整形事情。実際にはいったいどれだけの人が美容整形を受けているのでしょう?
「30%のセレブ女性が40歳前になにかしらの美容整形を受けています。40歳以降は、60〜70%がメジャーな手術を受けているでしょう」(ジャネット)
■ギモンF豊胸した胸ってずれないの?
現在、よく知られている豊胸術は粘着性のあるシリコンが入ったバッグを胸に埋め込む方法ですが、果たして豊胸した胸は、ずれないのでしょうか?
「手術の際に必要十分なスペースしか作っていないので、その作ったスペース以外のところに行ってしまうということは考えられないですね」(神奈川クリニック・田中医師)
「基本的に、バッグが破損しない限りは10年、20年と持ちます。ただ、10年で破損することもあり得ますので、定期的に検査を受けられたほうがいいですね」(聖心美容外科・伊藤医師)
まれにバッグの劣化で破損する可能性もあるが、中のシリコンは粘着性が高いので、簡単に外に流れ出す心配はないそうです。尚、乳がん検査に使うマンモグラフィーで豊胸バッグが破損する恐れもあるそうなので、胸に関する検診を受ける際には事前にその旨を伝えたほうがいいとのことです。
■ギモンG海外で整形するとお得?
韓国や中国など、アジア各国でも盛んな美容整形。日本に比べ物価が安いこれらの国では、日本よりも整形にかかる費用も割安。そこで、海外での整形手術をコーディネートする会社も現れました。とある会社では、タイの病院と提携を結び、病院の予約と合わせて、飛行機・宿泊地の手配などを一括して請け負っています。例えば、エラの骨を削る手術の場合、日本での相場がおよそ110万円なのに比べてタイでは50万円、と日本の約半分。これに渡航費、滞在費などの諸経費を含めても日本で受けるより40万円ほど安くなるそうです
「予算との関係はもちろん、いかに向こうの技術が発達しているかということを理解したうえで行っていただきます」(アクアビューティ カウンセラー・坂田洋介さん)
「自分の考えをきちんと向うの先生に伝えてもらえるシステムがあるかどうか。あとは術後ですね。日本に帰ってきたとき、すぐに見てもらうことが可能かどうか、値段も大事ですが、そのことを頭に入れて決めて頂きたいと思います」(美容相談カウンセラー・北口裕梨さん)
■ギモンH整形後はどのくらいで復帰できる?
多くの美容整形では、注射や手術の直後は腫れや痛みが残るもの。それらがおさまり、普段の生活に戻れるようになるまでの日数は手術の内容で大きく違ってきます。
★ヒアルロン酸・ボトックスなど注射類
「注射で入れますからほとんど腫れは出ないんですね。ただ、本人としては1週間くらいは違和感を感じることがあります」(聖心美容外科・伊藤医師)
ヒアルロン酸やボトックスの注射では、すぐに日常生活に戻ることができるといいます。
★二重(埋没法)
「埋没法の場合は、直後は泣きはらした印象なんですね。大体3日から1週間くらいで落ち着いてきます」(神奈川クリニック・田中医師)
まぶたを切らずに糸で縫いとめるこの手術の場合、手術後の通院も基本的に不要だといいます。
★骨を切る等の手術
「骨を切って、あごをひっこめるとか、頬骨をせまくするとかと言う場合は、1ヵ月から1ヵ月半が必要になってきます」(渋谷整形外科医院・皆川医師))
こうした、骨を切る手術の場合、感覚も含めて完全に違和感がなくなるまでには3ヵ月はかかるといいます。
★フェイスリフト
「最低1週間、違和感が取れるまでには2週間から1ヵ月はかかると思います」(共立美容外科・久次米医師)
※すべての施術において、術後の経過は個人によって異なります
最後にもう一度、美容整形手術を受ける前の心がけを確認しておきましょう。
「美容整形にはメリットもデメリットもありますので、まずはどこをどうしたいかという『思いが』が大切ですね。気持ちを再確認ししたうえで、医師の説明を聞き、手術内容をきちっと理解するということが大事になると思います」(美容相談カウンセラー・北口裕梨さん)
スマステが密着した3人の美容整形体験者
いつやるか、やらないか…
美容整形にまつわる数々のギモンを解明した今回の特集。手術費用や手術の痛みについてはもちろんですが、手術後どれくらいで復帰できるか、効果はどれくらい続くのか、といった事柄はとても重要ですからね。というわけで、今週の格言です。「室井さんがフェイスリフトをいつやるか…40歳、50歳とかの区切りのいいところかな、っていうようなことをおっしゃっていましたけど、もちろん、『やらない』っていう選択もそこにはあるだろうし…。あと、美容整形の世界も、本当に日々進化しているものだと思うので、自分が勇気を振り絞って受けた手術が、ちょっと前の技術だった、なんてこともあるかもしれないじゃないですか。その美容整形とは違うとは思いますけど、例えば家で使っている電化製品をいつ買い換えるか。新機種がいつ出るのか。(家電の場合)一番最悪なのは、買ったときすでに古いヤツだった、っていうパターンですよね。買ったらすぐ新機種が発売、っていうよりも、自分で『これが一番いい』と思って買ってみたら実はその時点で2つ前の機種だった、とか…。家電ならそれでも仕方ないけど、美容整形ではそんなことのないように、メリットとデメリットをよく考えてほしいですね」。例えばパソコンなら、欲しいとき・必要になったときが買い時、なんていわれていますが、編集長も再三おっしゃっているように、美容整形を考えている方は、そのメリットとデメリットを理解した上で判断してくださいね。
(香取慎吾編集長)
ドラえもんの形でいいから、ロボットになりたいの(笑)。
お久しぶりのご出演でしたが、いかがでしたか?
私は、香取さんに会えるだけで嬉しいんです。ちょっと舞い上がっちゃいました(笑)。
今日の香取さんはいかがでしたか?
かっこよかった〜! CM中とかにいろいろお話してもらって、それが楽しみで今日は来たようなものですから(笑)。だけど、悲しいのは、いつの間にか自分の息子があんなふうになってほしいなっていう目で見てるんですけどね。でも、ホント、かっこよかった。
特にどこがお好きなんですか?
清潔感と透明感! 見られる仕事をしていると、そういう職業独特の何かが出てくるものだと思うんですよ。だけど、香取さんにはそういうものがまったくないでしょう? ずい分長いこと芸能界にいらして印象がまったく変わらないんですよ。あの透明感は凄い。
どこに秘訣があると思いますか?
ズルイことを考えていそうにない性格もあるだろうし、あとは肌のきれいさかな。肌のきれいさは、清潔感を左右しますよね。
香取さんにその思いは伝えましたか?
ううん。こんなこと言ったら、もう会えない(笑)。
さて、ご自身の経験もお話しくださいましたが、今日の整形特集はいかがしたか?
やっぱり、興味のあることですからね、楽しかったです。番組では言えなかったですけど、血小板の注射(PRP療法)もやってるんです。私は好奇心が強いから、どうしてもいろいろ試したくなっちゃうんですよね。だけど、若返るって、ちょっとオカルトじみてるでしょ。ホラーに近いようなところが、ゾクゾクっとして興味があるんだと思う。時間を取り戻すことなんて、それこそ魔法使いにしかできないことだし、見た目だけを若くしてもしょうがないじゃないですか。流れた時間は取り戻せないし、現実は変わらないわけですから。だけど、その心理みたいなのが凄く面白いんだと思うんですよね。
そういう心理が小説のネタになることも?
それが今、フェイスリフトをしたばかりの女優さんを主人公にした小説を書いているところなんですよ。だから、今回、声をかけてもらったときに「何で呼ばれたんだろう?」ってちょっと縁を感じました。だけどね、究極的なことを言うと、私は機械の体が欲しいんですよ。ドラえもんの形でいいからロボットになりたいの(笑)。年を取ってきて、女であることが凄く面倒くさいんですよ。この年になると、女としての対象に見られないのに、でも、女だってことで気遣わないといけないことがあるじゃないですか。それが、ちょっとでも見えたりすると嫌なんですよ。だから、ロボットになりたいって思うんです。
だから、女性は整形に助けを求めるんでしょうね。その一方で、男性が整形に興味をもつのはどんな理由からだと思いますか?
女性は、思春期の頃から容姿で凄く差別されてくるから、どこかの時点で「変えたい」という気持ちは凄くよくわかるんですよね。でも、男の人は「何でだろう?」って思っちゃう。男の人って中身じゃないですか。中身からにじみ出るものが評価されると思いますし、私は男性の目の下のしわとか凄く好きなんですけどね。まあ、男の人の価値観も変わってきているってことなんでしょうね。
最後になりましたが、室井さんから番組へメッセージなどがあればお願いします。
前回は、パリス・ヒルトンの特集のときに出させていただいたんですけど、私はああいう海外セレブものが大好きなんですよ。マイケル・ジャクソンの特集も見ましたけど、どうしてこういう彼になったのかってことが気になるんですよ。生い立ちとか生き方とかに凄く興味がある。そういう特集のときに、ぜひまた呼んでください。
私も少しでも若く見られたいですけど…。
以前もお話ししましたけど、整形することでコンプレックスが解消されて明るく前向きに生きられるのは素晴らしいことですよね。今日、登場された方々もご自分がどうなりたいか、どう見られたいかという意識がはっきりされていましたし、見た目が変わることで自信を持つこともできれば、いろいろなことがうまくいくかもしれませんよね。それは本当に素晴らしいことだと思います。でもその一方で、人間の若さに対する欲望の深さを痛感してちょっと恐ろしいなとも思ってしまいました。私もたまに、以前自分が出演した番組のVTRとかを見ることがあると「ずい分変わっちゃたなぁ」と悲しくなったりもしますし(笑)、アンチエイジングという言葉にも敏感になっていると思いますが、どうしても最初の一歩を踏み出す勇気がなくて。もちろん、老化もしたくないですし、少しでも若く見られたいですけど、今は自分でできる運動とかマッサージをやる程度ですね。でもまあ、周囲で整形をしてきれいになった人を見たらうらやましくなるのかもしれないですけど(笑)。本音のところでは、ある程度自然に任せて無理なく年を重ねていくのも素敵なのかなと思います。最近は、見た目で人を判断する傾向が強いようにも思いますけど、その人の価値は見た目以外にもあったりしますものね。そんなことを考えさせられる特集でした。
今日のVTRを見て、人生で一度はやってみようかな、って思いました
◆美容整形特集の第3弾ということでしたが、印象に残っているのは…△でしたけど、鼻を高くする手術をするとブラックライトで光ってしまう、っていうヤツですね。あれは『西遊記』のときにお師匠さんと話してたんですよね。『西遊記』の映画で、ひょうたんの中に入れられてしまうシーンがあったんです。あれ、ブラックライトを使っているんですよ。そのときにお師匠さんが言い始めて…。「どうなんだろう?」って照明さんとかみんなで話してたら、お師匠さんが「大丈夫よ、私は!悟空は?」「オレも平気ですよ!」って話していたのを思い出しました(笑)
◆いろんなウワサがはっきりしたのは良かったです。男の方が増えてる、っていうのも、グラフで見るとちょっとビックリしますよね。あんなに増えてるんだ、って。密着ドキュメントのお父さん、気になりましたね。お父さんは、すごくサラリと…っていうのが上手くいった感じでしたよね。室井さんが、「女の人はもっともっと…っていう気持ちが出ちゃうけど、男の人のサラリと…はいいかもね」っていうのを聞いて、「ああ、そういうやり方もあるんだな」って
◆とはいえ、VTRの最初と最後にも出ましたけど、最終的には、美容整形のメリットとデメリットを自分でよく考えた上で、お医者さんにも十分相談した上で…。手術に踏み切る前の時間をちゃんと持つ、っていうのが大切なんだと思います。そういう意味では、今日のVTRで、費用とか痛みとか効果に関する目安がわかったのは良いことですよね。ボクの中では、いままでで一番、「あ、人生で一度はやってみようかな…」って思いました。こんだけ特集を組んでいると、やっぱ気になるじゃないですか(笑)。別にコンプレックスとしてここをどうしたい、っていう、そこまでの思いはなくても、美容整形というものに興味がわくというか…。自分が50歳、60歳になったときに、何か気になる部分があったりしたら…
◆室井さんのお話も経験者だからこそ説得力がありました。カミングアウトっていうようなものなのかどうか…。わかりやすかったのは、「コンプレックスがある部分を変えるわけだから…」っていうところ。コンプレックスを持っている部分、人につっこまれたくない部分を違う形に変えて…。そこを「いいね」って言われるようになったら一番いいんだろうけど、もともとコンプレックスを持っている部分だから、敢えて恋人に告げる必要はない…複雑ですよね。ボクはコンプレックスがどうとか、美容整形手術を受けたからどうとか、あんまり気にしなく…。一番は、ふたりで写真館に行って写真を撮っているあのご夫婦が言っていたコメントなのかな、って思います。本人たちの気持ちが一番大事なのかな、って。だからこそ、受けた後に後悔しないように、最善の準備をして、本当に信頼できる先生を見つけて、自分もすべて納得した上で…っていうことを心がけてほしいと思います。