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偽造された新500円硬貨を使ったとして、大阪府警堺北署は3日、偽造通貨行使容疑で、インドネシア国籍のスチュワーデス(33)を逮捕しました。新500円の偽造硬貨は11月中旬から下旬にかけて、横浜銀行で初めて8枚見つかり、兵庫県篠山市のスーパーでも9枚使われました。警察庁によると、偽造新500円硬貨の摘発は全国で初めてとのこと。スチュワーデスが使ったとされる偽造硬貨は横浜銀行などで見つかったものと同様、本物より黒みがかり、光の当たり具合で模様が浮かび上がる「潜像」が不鮮明などの特徴があるということです。調べでは、スチュワーデスは2日午後2時半ごろ、大阪府堺市のスーパーで肌着2点(1050円相当)を購入する際、偽造硬貨2枚を使った疑い。「バリ島の路上で両替商の男から受け取った。偽造とは知らなかった」と供述しています。
オーストラリアの紙幣は、全てプラスチックに印刷されたもの。この紙幣には3段階のセキュリティーが設けられ、偽造も困難。たとえ、ポケットに入れたまま洗濯しても、ボロボロにならず色落ちもしないですし、破ってみようとても、少し伸びる程度。海に入っても大丈夫。また、紙とちがって森林破壊につながりにくく平均寿命は普通紙幣の4倍の約2年以上もち、環境にも配慮されています。1988年記念紙幣として世界で初めて発行され、92年、5ドル札から徐々に一般紙幣に導入され、96年現在全ての豪ドル札がプラスチック製になりました。5オーストラリアドル紙幣に描かれた人物はエリザベス女王。右下は透明になっていて向こう側が透けて見えます。
1991年に発行された25ギルダー券。このお札、裏面にバーコードが印刷されています。お札の記号番号にバーコードが使用されたのは世界初。紙幣には各々固有の記号番号が印刷されているため、もしニセ札が市中銀行からオランダ銀行に還流してくると、コンピューターを使っての高速処理による照会で、ニセ札がすぐに判明するのです。現在ではカナダ、オーストリア、韓国、香港の紙幣にも応用されています。
インドネシア紙幣は、1万ルピア、5000ルピア、1000ルピア、500ルピア、100ルピアの5種類。各紙幣は1枚の紙ではなく、2枚の紙を細いテープで貼り合わせたもの。紙の中に埋め込まれたテープには、500ルピア以上の紙幣の場合、極小さい文字で国名が印刷してあります。1975年以来、各券種とも原則として5〜7年程度の短い周期で変えているのです。
頻繁に改刷する理由
犯人がお札を偽造して、やっと成功したとしても、もうその時にはすでに新しいお札が発行されていて、使えないから。
最新の偽造防止技術を、すぐに実用化できるから。
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