――今日は蒸し暑い屋外からの生放送でしたが…。
ホント暑かったねぇ(笑)。今日は今年最高の暑さでしょ? いやもう今日の中継といい、屋久島といい、最近のスマステは僕にとって“我慢大会”(笑)。人生の試練の場だね。
――今お話に出てきた屋久島ですが、素晴らしい場所でしたね。
あのVTR以上ですよ、屋久島の素晴らしさは! 僕も語り尽くせなくて、放送ではつたないコメントになっちゃいましたけど、これはぜひ訪れて体感してもらいたいですね。屋久島には筆舌に尽くしがたい何かがありますよ。さっきも放送の中で「癒される」って言葉を使いましたけど、傷ついた人たちがいっぱい来てるんです。僕は傷ついたりはしてないけど、たくさん溜まってる汚れやアカは綺麗に屋久島で落として…。今はまたゼロから溜まってる感じ(笑)。
――屋久島は初めてだったんですか?
そうなんです。これだけ日本全国行ってるのに、なぜか屋久島だけは行ったことがなかったんですよ。いつも旅に連れていってもらう時は、2回目だったりすることが多いんですけど、今回は未知の旅。最初から期待も大きかったですね。しかも、その期待を屋久島は裏切らないで迎え入れてくれました。
――船越さんの想像を超えましたか?
超えましたね! 何というか…日本じゃないみたいなんですよ。「じゃ、どこ?」って言われると非常に難しいんですけど、確実に日本の風景ではないんです。“地球”なんだよね。生まれたままの地球に触れたような気がしたもん。僕たちは地球の子供だから、屋久島は母親の胎内みたいな感じ。遠い記憶の中に帰ったような…。こんな詩人みたいなことも言わせてくれるような島ですよ。
――来週はいよいよ縄文杉が登場しますが…。
縄文杉までのワインディング・ロードがキツイの。これも想像を超えてた(笑)。僕は足に故障があるから、相当なチャレンジだったな。だから、自分の中での達成感+縄文杉を見た感動で、ものすごい感動になったんです。
――そういう無理をしてまでも、登りたいと感じさせるものが道中にはあったんでしょうね。
ええ。今日も翁杉やウィルソン株が出てきましたが、ああいうものを見て登っていると、この先にはもっと凄いものが待っているという期待感でいっぱいになってくるんです。いつか息子と一緒にもう一度登れたらって思いますね。…って、これくらい放送で話せたらよかったよね(笑)。来週3分間くれたら饒舌に話しますよ。今日はちょっとそこまでは喋れなかった。
――暑かったですしねぇ(笑)。
この暑さに負けたね。すぐ負けちゃうんだ、暑さに。
――船越さん流の暑さ対策ってないんですか?
涼しいことを思い浮かべることかな。でも今後はすっごく暑かったら、縄文杉に会いに行った時のことを思い出そうって思いますね。あれよりキツイことはないだろうから(笑)。
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