――今回の広島の旅、本当にいい旅でしたね。
仕事で広島市民球場くらいしか行ったことがなかったので、今回番組で訪れた場所は全部初めてだったんですよ。だから僕自身、嬉しかったです。お天気も良かったし、宮島がすごく気持ちよかった! 厳島神社は回廊を歩いてる時ももちろん素敵なんですけど、船でどんどん宮島に近づいていって、海に浮かぶ鳥居がパッと見えた時が…ゾクゾクッとしました。これが日本三景のひとつなんだなって実感しましたね。
――竜宮城というイメージはありましたか?
竜宮城というよりは、神秘的なイメージが強かったですね。
――クイズ問題で「建て替え用の木がなくて困っている」とありましたが…。
確かに難しいですよね。天然記念物を伐採するわけにはいかないし、かといって外国産のものを使って国宝を建て直すのも…どうなんだろうって思いますし。でも腐らせるわけにはいかない。本当に難しい問題です。
――原爆ドームや平和記念資料館はいかがでしたか?
戦争や平和のことを真剣に考えたことがない人間でも、結構生々しく傷跡があるわけですから、胸に残るし考えさせられますよね。アメリカの海兵隊の人も言ってましたけど、世界中の指導者に訪れてほしいと思いました。原爆ドームを見て、資料館を回っただけで、平和を願う気持ちが強くなっていくのを感じたんですよ。だからこそ、核兵器の実験をしている国の指導者なんかには絶対に訪れてほしいなって…。あと、いまも世界中から千羽鶴がどんどん送られて来てるそうなんですよ。それだけ平和を願う街として世界に浸透してるのに、僕ら日本人の方の感覚が薄れているのかなって思いました。昔は当事者の人たちの話が聞けたけど、58年も経ってしまった現在では生の証言が取りづらくなってしまっているんですよね。だから、伝える側も新しい手法を考えなければいけない時期に突入しているんじゃないでしょうか。
――外国人の方との会話で、印象に残っていることはありますか?
英語を聞き取れただけで、もう感動だったんですけど(笑)。外国人のほうが“日本に来る”ということで、いっぱい勉強されてることが印象深いですね。逆に僕らのほうが“広島=広島カープ、お好み焼き、原爆ドーム、以上”みたいな。なんか恥ずかし思いでいっぱいになったんです。
――今回のツアーを終えて、他に行きたい場所は出てきましたか?
せっかく日本三景のひとつを訪れたんで、天橋立と松島も急に行きたくなりました。今回このツアーを体験して、改めて「いい企画だな」って思ったんで、僕が行く行かないは別にして、ぜひ続けてほしいですね。
――ありがとうございました。ぜひ今度はまた賑やかなスタジオで(笑)
そうですね。今回は寂しかったですから…香取くんも大下さんもスタッフの方もいないし(笑)。
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