――番組中に「ちょっと冷え症」だとおっしゃってましたが、やはり気にされたりします？
　私、いまはだいぶ良くなったんですけど、昔はひどい冷え症だったんですよ。そのころ家族と住んでたのが木造の家だったので、そのせいもあると思うんですけど…。お布団に入っても、体じゅうが冷えたままだったんですよ。寝てしばらく経っても、まだ冷たいまま。だから手袋をして、靴下を履いて…。時には帽子をかぶったりしてね、もう屋外にいるみたいな格好をしてて（笑）。そんな状態だったんですけど、いまはクーラーを絶対につけないようにしたら、軽くなったんですね。それでも、やっぱり末端冷え症だったりするので、気がついた時に指先をマッサージしたりしてます。でもね、それ以上に私が気にしてるのは肩凝りかしら。

――ものを書く仕事ですもんね。かなり悩んでらっしゃいます？
　そりゃもう（笑）。なるべく首筋を四方に伸ばしたり、後頭部で両手を組んだ状態で体を後方に伸ばしたりしてます。これが効くんですよ（※本当に効きます）。何てことない動きなのに、筋が伸びるのね。冷え症もそうなんだけど、結局は運動不足って大きな原因なんですよね。

――ダイエットもそうですよね。香取編集長は大成功してますけど…。
　痩せたわよね。ちゃんとプログラムを組んでやってるだろうから、安全なダイエットだからいいですよね。それにコンサート中だから、もっと痩せちゃうんじゃないかしら。その点、物書きはねぇ…（笑）。私にはあんなに痩せるなんてムリだわ。少しは気をつけてるけど。私、体重計フェチなんですよ（笑）。1日に何回も量るの！　体重って、1日の間にも変動があるんですよ。だから戒めのために（笑）。でも筋肉をつけようとまですると、それは大変だから、体を柔らかくしようって思ったんですよ。毎日前屈をしてたら、前は全然曲がらなかったのに、いまは頭が足につくようになったの。実は以前、大澄賢也くんにインタビューをした時に、彼が「高校時代にダンス教室に行ってたんだけど、毎日からだが柔らかくなるのが楽しくて仕方なかった」って言ってたのね。そういう喜びってあるなって、ズキンときて私も始めたんです。これで肩凝りも良くなってきてるんですよね。

――話は変わるんですが、阿川さんって番組に凄く馴染んでらっしゃいますよね。
　そう？　いまでも香取さんの横にいると緊張するのよ。だって可愛いし（笑）、やっぱり違う世界の人だなぁって感じるから。それにスツールだって高いしね（笑）。あのスツールね、何とかしてほしいのよ。みんな軽く足を地につけてるけど、私は背が低いから辛いのよ。立ってるような姿勢になっちゃうんだもん。今度呼んで頂ける時は、ぜひ“阿川仕様スツール”を用意しておいてほしいな（笑）。