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今週世界で最も多く報道され、人類の脅威となっているもの――SARS。これまでに感染者は8000人近く報告され、死者もついに600人を超えました。このSARSは経済にも大きな打撃を与えています。ILOの試算によると、SARSにより、ことし観光業界を中心に失業する可能性がある人の数は、世界でなんと500万人。そして、あの北朝鮮でもSARSについては連日報道されています。そんな北朝鮮でSARSに効くと話題になっているのがキムチ。キムチには乳酸菌が含まれている上に、にんにくなど、免疫力を高める食材が多く入っているためだと報じています。
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世界中がSARSに脅えていますが、世界を襲う恐ろしい感染症はなにもSARSだけではありません。オランダでことしに入ってから大流行している病気――それはトリインフルエンザ。もともと養鶏所で発生したこの病気、鶏の治療にあたった獣医からヒトにも広がり、これまでにひとりが死亡、80人以上が感染しました。オランダで感染の広がりを防ぐため、処分された鶏の数はなんと2000万羽に及んでいます。
アフリカ大陸ではエボラ出血熱が猛威をふるっています。感染すると嘔吐に下痢、そして口や鼻、皮膚、眼などあらゆるところから出血して死に至ると言うこの病気、感染した場合の致死率は実に80%。これまでにコンゴだけで135人が感染、そのうち死亡した数は120人!
また、戦争が終結したばかりのイラクではいま、コレラが大きな問題となっています。フセイン政権が倒れ、まさに無政府状態に陥ったイラク。衛生状態の悪化により、子供を中心にコレラが流行。これまでに17人が入院していますが、さらに数百人規模で患者が広がっているとも言われているのです。「今日で薬は底をついた。患者を治療することはもはや不可能です」とある医師は話していますが、治療体制が十分でない場所では、コレラの致死率は50%にも上るといわれています。
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ヨルダンからは、あの事件。毎日新聞記者の荷物が爆発した事件は地元でも大きく取り上げられました。そして逮捕された五味記者は裁判終了後にも、なんと国王によって特赦される可能性が高いと見られています。一体なぜ、国王の特赦が出るのでしょうか?地元ヨルダンでは政府のこの対応について、「日本は事件を金で解決した」という厳しい報道が流れています。中東にありながら、石油が出ないヨルダン。そのヨルダンにとって日本は、多額の金を出してくれる大切な援助国。実際、日本からの経済援助は年間1億ドルを軽く越えます。とにかく日本との良好な関係を維持したい…そんなヨルダン政府の思惑が働いたともいわれているのです。
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韓国では、山菜を摘みにいった68歳のおばあさんが、地雷を踏んで左足を失った、というニュースが伝えられました。事故があったのはソウル郊外のキョンギドウ。韓国軍が駐留しているこの地域では、北からの侵入者を防ぐため、各所に地雷が埋められていて、山菜を取りに入ったおばあさんがこれに触れ、片足を切断する怪我を負ったのです。本来、地雷のある場所には鉄条網や標識があるといいますが、ここには何の表示もありませんでした。軍関係者によると、地雷が埋められたのは1960年代。いまとなってはどこにどれだけの地雷があるのか、わからなくなってしまったのだといいます。
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インドネシアで話題を集めているのが、激しく腰を回しながら伝統音楽・ダングットを歌う人気歌手・イヌルさん。彼女が、世界最大のイスラム教徒を抱えるインドネシアで大きな問題となっています。イスラムの指導者達はこの腰が「度を越している」と、彼女が踊ることを禁止しようとしているのです。視聴者たちも「彼女がやってることは見苦しいよ。罰当たりだし挑発的だ」と、宗教心の厚いこの国らしく、一様に彼女を批判しています。しかし実際には彼女がテレビに登場すると男達はまさに釘付け。大いに盛り上がるとか。
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アメリカからは、マイアミ〜カンクーン間でなんと、乗客全員一糸まとわぬヌード姿という刺激的なフライトが実施されたニュースが。高度1万メートルに達し、シートベルト着用のサインが消えたとき、乗客は一斉に服を脱いだのです。このツアーを考案したのはヒューストンの旅行会社。350人ものヌーディストが参加する盛況ぶりでした。ちなみに客室乗務員とパイロットは制服着用。寒くないように、機内の温度を上げ、「こぼしたときが大変」と熱いコーヒーのサービスは止めたそう。
このフライト、、今後も続けられるということですが…。
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最後はスイス。スイスのビジネス研究所からダメな日本を世界に印象付けるようなランキングが発表されました。それは「世界競争力ランキング」。経済状況やビジネスの効率性から割り出したこのランキング、なんと日本は主要先進国中最下位という結果に。日本は中等教育の普及率、道路網の密度など制度面ではトップを獲得したものの、大学教育が社会の求める人材を供給しているか、といった肝心の中身を問う項目で最下位となっています。果たして日本は再び世界経済の中で浮上することができるのでしょうか。世界ではこんなニュースの伝えられた1週間でした。
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16日付のオランダ紙「アルヘメン・ダフブラット」によると、オランダで世界初の顔の移植手術の準備が進んでいるそう。この手術は、ヤケドなどで顔に重大な損傷を受けた患者に、他人の顔の一部やほとんどの部分を移植するというもので、準備を進めているユトレヒト大医学センターのモシ・コン教授(形成外科)は「倫理的な議論がもう少し必要だが、技術的には明日にでもできる」と話しています。現在、教授の下には、5人の患者が移植を希望して待機しているそう。組織が適合すれば、ドナー(提供者)とレシピアント(被移植者)との年齢差はあまり関係なく、顔の組織の移植は、ドナーが心臓停止してからでも大丈夫だとか。移植される顔の部分はレシピアントの損傷の程度によって決められますが、顔をほとんど損傷した人はそっくり顔を入れ替え、まったく別の顔になることもあるそうです。
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新型肺炎・SARSの影響で、生のライチ(茘枝=れいし)が中国と台湾から輸入できなくなっています。SARSの感染を避けるため、農水省の植物防疫官を現地に派遣できないからです。「楊貴妃が愛した果物」といわれ、デザートとしても人気のライチですが、輸入業者や中華料理店は、「冷凍ものを使うしかない」とSARSの余波に頭を痛めているそう。同省植物防疫課によると、ライチの実にはミバエという害虫がつくため、生のライチは植物防疫法で禁輸になっているそう。同法の例外として、植物防疫官立ち会いのもとで蒸気で殺虫する「蒸熱処理」を行えば輸入できることになっており、同省は例年、ライチの出荷時期の5月上旬から約1カ月半、中国と台湾にひとりずつ防疫官を派遣していました(ちなみに2001年は中国から800トン、台湾から200トンを輸入)。ところが、ことしはSARSの流行で、防疫官の派遣を見合わせることになったのです。中国側は「なるべく早く来てほしい」と要請していますが、同課は「安全が確保されるまでは、見合わせざるを得ない」としています。昨年に生ライチ10トンを輸入した中華料理店大手チェーンはことし、店頭と通信での販売を取りやめました。社長は「フレッシュな生ライチを楽しみにしているお客様には申し訳ないが、仕方ない」と残念そう。また別の中華料理店は、植物防疫法の規制がない冷凍ライチをメニューに出すことにしたそう。同省はメロンの仲間のハミウリの検疫のためにも、例年7〜8月に中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区に防疫官を派遣しています。しかしSARSの流行が収まらない限り、ことしの派遣は難しく、生ライチに続いてハミウリも輸入できない可能性が出ています。
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米俳優アーノルド・シュワルツェネッガー(55)が、7月公開予定の主演最新作「ターミネーター3」のプロモーションのため、カンヌ国際映画祭に姿を見せました。シュワルツェネッガーはことし1月、同作品のアクションシーンを撮影中に肩を負傷し、手術を受けていますが、「これまでの出演作の中で、一番真剣に取り組んだ作品。アクションの撮影は非常にきつかった」と述べ、手術した肩のみならず、腰や背中も故障したことを明らかにしました。ただ、今後も長く俳優として活躍できるとの考えを示し、「今は俳優生活も人生も半ばだと思う」とも語っています。
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ブッシュ米大統領の娘のジェンナさん(21)に贈られた人気ロックバンド「ローリング・ストーンズ」のコンサートチケットが、米メディアの関心を集めています。チケットは計8枚で約2500ドル(約29万円)相当。贈られた経緯にもあいまいな点があるため、問題視する声も出ています。チケットは音楽関連会社が贈ったもので、そのうち2枚は警護を担当するシークレットサービスが、ジェンナさんの誕生祝いとして贈ったことになっています。ホワイトハウスは16日、ジェンナさんはローリングストーンズのファンであり、これを知った企業関係者がチケットを贈呈したと説明。ただ、このうちの一部をシークレットサービスがプレゼントした経緯など、詳細は明らかにしていません。チケットについては、ブッシュ大統領が先に公開した資産の中の贈呈一覧に記載されており、米メディアの記者がこれに関し説明を求めていました。ちなみにブッシュ大統領の資産は、880万ドル(約10億円)から最高2190万ドル(同25億円)と見積もられています。
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ドイツ統一の象徴とされるベルリンのブランデンブルク門近くで、歴史的建造物が残る街並みにそぐわないとして、昨年10月31日に営業中止となったホットドックの屋台が16日、営業を再び始めました。裁判で開業の権利を勝ち取った末の執念の再開でした。ブランデンブルク門はドイツを分断していたベルリンの壁の境界線沿い、旧東ドイツの領内にあります。1989年11月の歴史的な崩壊までの約40年間、放置された状態になっていましたが、昨年10月3日のドイツ統一12周年記念日に、修復を終えた形で一般公開されました。また、周辺の建物もきれいに修復され、高級レストランが次々と開店する活況を呈していたのです。この中で、政府は5年間開業してきた唯一の名物ホットドック屋が、街の外観に調和せず、異臭(いしゅう)も発するとして出店許可書の更新を拒否していました。オーナーのクルト・ベーゼンベルクさんは「屋台が歴史的建造物にそぐわないなんて馬鹿馬鹿しい。ソーセージはベルリンの伝統なのに」と強く反発。その後、営業再開について交渉を続けてきましたが、折り合わず、ついに裁判に持ち込んで勝訴したのです。ドイツのシュレーダー首相は大のホットドッグ好きとして知られ、ベルリン中の屋台を知っているとも豪語し、深夜、リムジンで食べに出掛けることもあるとか。国会議事堂と首相官邸からすぐ近くにあるブランデンブルク門の屋台が再開したことで、首相がこの店に足を運ぶ場面もみられそうです。
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カリブ海上の米領プエルトリコの首都サンフアンで13日、タクシーのトランクに現金50万ドル(約6000万円)相当が入ったスーツケースが放置されているのが見つかりました。運転手の話から、スーツケースは前に乗っていた乗客が置き忘れたものだと判明。警察が行方を探していたところ、乗客の身元はコロンビア出身の男(45)で、麻薬取引の容疑があることも突き止め、拘束したそう。男はマイアミ在住で、米麻薬捜査当局に身柄を引き渡されました。調べによると、信号無視したタクシーの運転手に免許証の提示を求め、運転手がトランクで探していた際に、大量の札束があふれ出ている黒のスーツケースが発見されたということです。
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高さ約2.5メートルの柱の上に新聞紙大のボードを置き、その上にじっと座ること数10日――。ドイツ西部の遊園地で、なんとも過酷なコンテストが始まりました。主催者によれば、過去の最長記録は196日間。このまま晩秋まで座り続けて200日を突破するのが、参加者たちの目標だとか。コンテストには、世界記録を保持するポーランド人機械工(27)をはじめ、エジプト、ハンガリー、ドイツの代表ら10人が参加。だが17日目までに、すでに4人が脱落したそうです。それぞれの柱にははしごが取り付けられ、食料や飲み物、暇つぶしの道具などを自由に届けてもらうことができます。参加者は2時間に1度、10分間だけ下りてくることが許されていますが、戻る時間に1秒でも遅れたらアウト。ボードには圧力センサーが取り付けられ、監視カメラも24時間作動しています。そのため、ボードを手で押さえておき、はしごの上でひと休みしたところをカメラにとらえられて、失格となった若者もいるという。この風変わりな競技は1952年、洪水に見舞われたオランダの村で、住民らが柱の上に座って救助隊を待ったことから始まったとされます。本場オランダでは当時の場面を再現する形でコンテストが開かれるため、ボードは使わず、途中で下りることもできないそうで、柱の下は一面の水で、最後のひとりが落ちるまで、真剣な根比べが続くとか。
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