新型肺炎・SARSが猛威を振るう台湾で、ブラジャーが大活躍しているとか。実は、感染予防用のマスクが不足しているため、ブラジャーのカップで代用しようとのアイデアが登場したためです。「薬局を全部回ったが、マスクが見つからなくて…」と説明するのは、深紅のブラで口元を覆った男性。台南近郊の村でケーブルテレビのインタビューに答え、「だれが思いついたのか知らないが、試しに使ってみようと思った」と語っています。地元の小さなブラジャー工場では、色とりどりのブラをふたつに切り、顔に着けるためのストラップを縫い付けて「即席マスク」の生産に乗り出したそう。台湾のSARS感染者はこの2週間で3倍に増えたとされ、各地でマスクの売り切れが相次いでいます。 ▲Page Top 「超活発な子供売ります。掃除が得意。ただし背丈が届かず皿洗いには不向き。5£（約960円）で」。英国でインターネットにこんな広告を出した父親が警察の取り調べを受けました。33歳のこの男性、実は2年前に当時5歳の息子をからかうつもりでネットに広告を掲載。その後すっかり忘れていたところ、最近になって広告に気付いたカナダ人女性が警察に通報したのです。男性によると「警官も最後は冗談だと分かってくれた」とのことで、広告の削除を命じられただけで済んだそう。 ▲Page Top 新型肺炎・SARSの感染者が北京などと比べると少なく、通常の社会生活が機能している上海で、感染に対する過剰な不安を訴える市民がホワイトカラーを中心に増加、職場や家庭で摩擦を引き起こすなど社会問題化しています。「1時間に30回も手を洗い、ノイローゼ気味になって電話してくる」と話すのは、民営の心理カウンセラー養成所の経営者で「SARS心理援助ホットライン」の馮耘さん(44)。馮さんによると、一日に100本前後かかってくる電話には、不眠症や引きこもりの相談もあるということです。その約40％は25〜30代前半のホワイトカラー。ひとりっ子として育ち、一流大学出身の高収入を得ている人が多いとか。順風満帆な人生で、初めて「災難」に直面し、心理的バランスを失ったのが原因とみられています。ある会社員は事務所でずっとマスクを付け、寒くても窓を開けるなど、仕事がまともにできなくなりましたが、同僚からは「わざとやっている」と非難されているそう。また、出張はおろか外出すら恐れ、大事な用件を処理できなくなり悩む会社員もいるそうです。家庭でも、年老いた父母に頻繁に手洗いをするよう要求し、うっかり忘れた父母を激しくしかりつけたり、北京出張から戻った夫を妻が家に入れなかったりしたケースもあったとか。幼稚園児など小さな子供への心理的影響を心配する夫婦からの相談も多く、相談件数の約25％を占めています。上海市内の幼稚園は感染拡大防止のため、できるだけ通園させないよう求めており、200人以上が在籍する幼稚園でも現在は30人ほどしか通っていません。中国では共働きが一般的なため、自宅にひとり残されるわが子について「心を傷付けられるのでは…」と相談してくる例が多いようです。このほか、上海の女子大生(23)からは、全国から観客が集まった「上海国際自動車ショー」のアルバイトをしたため「友人が自分のことを恐れるのではないか?と人間関係での悩みが寄せられています。馮さんは、米国の心理学者らが米中枢同時テロ後、市民の精神的不安を和らげるために相談サービスを行ったのを参考に、教授クラスの心理学者9人を集めて、同ホットラインを立ち上げました。馮さんは「SARSがもたらした心理的パニックが極限を越え、社会に損害をもたらしている。カウンセリングによって少しでも緩和していくのがわれわれの役目」と話しています。 ▲Page Top サッカーの元日本代表監督フィリップ・トルシエ氏（48）が、9日付の仏紙「フランス・ソワール」のインタビューに応じ、モロッコ代表総監督の就任問題で、「興味がある。今月末にも結論を出す」などと述べました。モロッコ・サッカー協会の関係者はことし1月、同国代表の総監督にトルシエ氏の起用を決め、話し合いを進めていると発表。総監督の指揮下では同国のバドゥ・ザキA代表監督が、引き続き監督を務めることになるとしています。トルシエ氏はモロッコのほかにも、カタールとリビアからも代表監督就任を依頼されているそう。モロッコはアフリカの強豪でしたが、昨年の日韓共催ワールドカップで予選敗退するなど最近は低迷。トルシエ氏は1996年、ラバトでモロッコ1部リーグのチーム監督を務めた経験を持ち、モロッコ・サッカー協会はトルシエ氏の総監督就任で再活性化を狙っているようです。 ▲Page Top

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