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今回は「シカゴ」。おすぎさんの評価はいかに!?
 第60回ゴールデン・グローブ賞、最多3部門を受賞。無事開催された第75回アカデミー賞でも、作品賞・助演女優賞をはじめとする6部門で受賞(ノミネートは13部門)した「シカゴ」(ロブ・マーシャル監督)。1920年代のシカゴを舞台にしたミュージカル・エンターテインメントで、ブロードウェイの名作ミュージカルを完全映画化しました。ロブ監督は、ミュージカル「キャバレー」の演出家。役者もレニー・ゼルウィガー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、リチャード・ギアといった華やかな顔ぶれとなっています。平凡な日常をくり返すロキシー・ハート(R・ゼルウィガー)、憧れのスターであるヴェルマ・ケリー(C・ゼタ=ジョーンズ)の人生は、ある日を境にあらぬ方向へ。彼女たちはそれぞれ、別の殺人事件の容疑者として逮捕されてしまったのです…。1週間後の日本公開を待ちきれない皆さんのため、今回おすぎさんがベラベラします!
配給:ギャガ=ヒューマックス


 慎吾ちゃんもこの映画を選ばないわけにはいかないわよねぇ。なんてったってアカデミー賞の最優秀作品賞をとったわけですから。ま、そもそも私がアカデミー賞の予想をした時に「これはとるだろう」と言ったわけね。それはなぜかって言うと、やっぱ戦争が始まって、こういう時には派手な映画じゃなきゃダメだってのがあると思うんですね。特に「ウエストサイド・ストーリー」以後は大きいミュージカル映画ってのはなかったわけですから、やっぱこの映画は“とらなきゃ損だ、いけない!”って気持ちにさせてくれる映画です。1975年にボブ・ホッシーっていう振り付けと演出をやってた人がこれをブロードウェイにあげました。で、もの凄い評判を呼んだんですけども、その年はトニー賞がとれなかったんですね。で、1996年、B・ホッシー自身はこれを映画にしたかったんですけども、できなくて、この世を去ったんです。その後、アラン・キングっていう愛弟子がこれをリバイバルしまして、ブロードウェイでもの凄いヒットを飛ばしたわけです。それがきっかけで、この映画になったっていうことなんですけども、とにかく何が素晴らしいかって言ったら、オープニングの「オール・ザット・ジャズ」っていうのをですね、キャサリン・ゼタ=ジョーンズが歌って踊るんですね。これがもう素っ晴らしい! キャサリンはホントにくだらない亭主の女房っていう形で、シリアスな映画でいろいろやってたんですけども、歌と踊りがこんなにできるなんて思ってなかったのね。もちろん17歳からロンドンの舞台には立って、ミュージカルをやってたわけですけど、これほどの実力だとは思ってなかった! むっちりした体で、もう1920年代のシカゴのボードビルのスターっていう難しい役を見事にやったんですね。それに憧れてるロキシーっていう、レニー・ゼルウィガー演じる女が、自分もスターになりたかったんだけども、浮気してた男がウソついてたために、不実のため殺しちゃうんですね。で、留置所に入っちゃったらば、そこに憧れてたスターが自分の亭主と姉さんを殺しているわけですよ。それにもかかわらず、留置所の中で凄い人気を保てるようマスコミ操作をしてるんです。だったら私もっていうんで、悪徳弁護士を雇うわけ。それがリチャード・ギアなんです。こういう話の展開もおもしろいんだけど、とにかく素晴らしい、舞台とは違う映画だけのアイデアが入っちゃってる。この素晴らしさはご覧にならなきゃ、わからないと思います。もうずっと最後まで好き! 5000円あげます!
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