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 世界各国から反戦の声が上がる中、国連決議を経ることなく、武力行使へと踏み切ったアメリカ。イラク戦争開戦から2週間。当初アメリカ側が抱いていた予想とは違い、戦争は長期に渡ってドロ沼化する可能性が高まってきました。しかし、アメリカでのブッシュ大統領の支持率は依然、70%以上!戦争が始まってから更にUPし続けているのです。そんないま、日本で非常に売れている1冊の本があります。「アホで間抜けなアメリカ白人」。ブッシュ大統領を痛烈に批判し、アメリカでも話題となったこの本の著者は、SmaSTATION-2でも再三追跡している、アメリカ一危険なジャーナリスト、マイケル・ムーアです。先日のアカデミー賞において、「ボウリング・フォー・コロンバイン」で長編ドキュメンタリー賞を受賞。その壇上でムーアは戦争支持へと傾くアメリカ国内の風潮に大きな疑問を投げかける、こんなスピーチを行いました。「私たちはこの戦争に反対だ!ブッシュよ、恥を知れ!」。政治、環境、医療など、様々な問題を独特の取材方法で追求するマイケル・ムーア。そんな彼は、今のイラク戦争をどう考えているのでしょうか?

 これまでマイケル・ムーアを追いかけ、世界中を飛び回ってきたSmaSTATION‐2スタッフ。ムーアの故郷、ミシガンでは母校などを訪ね歩き、彼に関する情報を収集。何とか実家を発見しまた。しかし、彼の実家を訪ねてみると、なんとムーアは一足違いで、フランスはパリに飛んでいたことが発覚。フランス・セザール賞の授賞式に出席していたのです。なんとかムーアを捕まえようと、事務所と連絡をとりつづけるスタッフ。そんな中、なんとマイケル・ムーア本人から、スタッフ宛てに一通のメールが届きました。「アカデミー賞に出席するので、そこでならなんでもお答えしますよ。ただし、僕を捕まえられたら、の話だけどね。MM」。まさにアポなし取材の挑戦状ともとれるこの文面。しかし、そのメールが来た数日後に、イラク戦争が勃発。毎年華々しく行われるアカデミー賞授賞式も赤じゅうたんをやめるなど、異例の超厳戒態勢になってしまったのです。ここでマイケルはブッシュ大統領を痛烈に批判するスピーチを行いました。「今はイカサマ選挙の結果、イカサマ大統領を選ぶ時代なんだ!しかもイカサマの理由のために大統領が俺達を戦場に送る時代だ!」「恥を知れ、ブッシュ大統領。あんたの時代は終わりだ」などと、ブッシュ大統領を痛烈に批判するスピーチを行いました。結局、今回もムーア本人と会うことのできなかったSmaSTATION‐2ですが、そんな中、彼が今回の戦争をどう考えているかを知ることが出来る、こんな映像を入手しました。CNNによるムーアのインタビューです。

キャスター: なぜあの壇上をご自身の政治的見解を示す場にしようと決められたんですか?
マイケル: 僕の映画はアメリカの暴力についてのもので、ある意味反戦映画でもある。だから僕が反戦コメントを述べることがふさわしいと思ったまでですよ。でもあの彼は…。僕はいまという時代をわかっています。また、ブッシュを好きじゃないアメリカ人の大多数、アメリカ人の主流派の中に私がいて…。
キャスター: いま、アメリカの大多数とおっしゃいましたけど、ここ数日の世論調査ではそうじゃないとでていますが?
マイケル: その通り。なぜだかわからない?その調査はアメリカの中産階級・労働者階級・そして貧しい人たちの間で行われてるからだよ。彼らの子供は戦地に送られ、命を落とすかもしれない。彼らは子供の支えになるよう、応えるんですよ。子供に死んで欲しくないから、否定的なことは絶対にいわない。アメリカ人の大多数はこの戦争に関わり合いたくなかったんです。でもブッシュが皆を戦地に送ってしまった。。ちゃんとした世論調査を行えば、アメリカ人の大多数はブッシュのすべてに反対しますよ。


と、ブッシュ大統領への不満を語る、マイケル・ムーア。そんな彼の次回作は、なんと、ブッシュ大統領を扱ったものになるという噂も…。今後も我々はマイケル・ムーアを追い続けます!。
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