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 ――前回出演して頂いた時には「カトリが行く」のコーナーはなかったんですよね。
面白かったね。先入観がないでしょ。しかも香取さんは若いから、素朴に見てるし、視点が面白いんだよ。中の船員たちと会話が自然に始まったのも良かったですよね。基地内って普段見れないものじゃないですか。初めて見たって人がほとんどだと思いますよ。平和だったころは米軍基地の中の生活ぶりとかを見せることはあったけど、ここ最近はないんですよ。だから、新鮮でしたよね。
――以前と比べて、香取編集長の成長ぶりはいかがでしたか？
身長は同じですけど（笑）、だんだん英語に自信が出てきたよね。ガリ勉みたいに勉強したんじゃなく自然にね。皮肉だけど、いつも天の声をやってる小林克也さん的になってきたよね。小林さんも自分の趣味とかカンで覚えたでしょ。それがちょっと似てるんですよね。そのうち逆転して一回くらい、香取さんが天の声で、小林さんが下に来てもいいんじゃないですか。それくらい、どんどん上達してますね。タレントってみんなそうですけど、年を重ねると仕事一本から余裕ができて、世の中が見えてくるようになるんですよ。香取さんは忙しくて、一つひとつ考える時間はないだろうけど、蓄積したものが頭の中に残ってるはずですから。例えば10年後、横須賀に行ったとしたら、今回基地内を見学したことを思い出して、ためになることもあるし。少しずつ充実してくるんじゃないですかね。バラエティーとか多いから、この番組は情報を得るのにちょうどいいし、やりがいも感じてるんじゃないかな。
――デーブさんが番組で扱ってほしいと思っているテーマがあれば教えて下さい。
今日の「カトリが行く」なんて、ちょうどイラク問題の後ろにあるものだったじゃないですか。そういうニュースの背景にあるものを、現場へ見に行くのが面白いと思うんですよ。例えば、狂牛病の話が冒頭で出ましたよね。牧場ではどんな対策をしているのかを見に行くのもいいと思うんですよ。今日みたいに当事者の立場から見るという姿勢は大切ですね。普通のニュースってのは、表面的なものしか取材ができないですから。でもこの形だったら、ましてやオンエア20分ってのは長いですから、ミニドキュメントとして凄く良いですよね。外国で日本のアニメが流行ってるけど、その理由がどういうところにあるのか。若い力士に密着して、稽古がどんなものなのか。素材はいくらでもあると思いますよ。
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| （デーブ・スペクターさん・談） |
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