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今回は「ギャング・オブ・ニューヨーク」。おすぎさんの評価はいかに!?
マーティン・スコセッシ監督が30年温めた構想が遂に実現!膨大な撮影期間と莫大な制作費を投じて完成させた超大作は、レオナルド・ディカプリオの主演映画「ギャング・オブ・ニューヨーク」。ディカプリオが演じるのは、父親を殺したギャングのボス・ビル(ダニエル・デイ・ルイス)に復讐しようとするアムステルダム・ヴァロン。彼が恋に落ちる女スリのジェニーを、キャメロン・ディアスが演じます。時は1863年。15年前にアイルランド移民の組織デッド・ラビッツのリーダーである父(リーアム・ニーソン)を殺されたアムステルダムは、再びニューヨークの街に帰ってきました。父を殺したビルへの復讐を誓って…。ところが、故郷の一角はビルのギャング団に牛耳られ、幼なじみのジョニー(ヘンリー・トーマス)までもが手下と化していたのです。ある日、アムステルダムはジェニーと出会い、急速に惹かれていきます。が、ジェニーにはビルとの知られざる過去があり…。この冬、最大の注目作ともいえるこの映画。おすぎさん、いくらで観ますか?
配給:松竹・日本ヘラルド映画

これはニューヨークがニューヨークになる前の話を、スコセッシが作ったんです。レオナルド・ディカプリオが演じる少年みたいな子は、いわゆる移民の二世です。で、ダニエル・デイ・ルイスはもともとアメリカに住んでいたネイティブの人間ということで、ヤクザみたいに抗争を展開しながらニューヨークにいたんです。彼らと戦ったディカプリオのお父さんは殺されちゃうの。ダニエル・デイ・ルイスは今までいろんな人間たちと戦ってきたんだけど、ディカプリオのお父さんはとっても素晴らしかったんだよって思ってるんですね。でもその後、ディカプリオは孤児院で育って、復讐のために戻ってくるのね。敵対する人間の手下になりすまして、その中でどうなっていくかっていう映画で、恋愛なんてほとんど描ききれてないの。どっちかっていうとアクション映画、バイオレンス映画。男同士の怨み、愛情が描かれてて…いい話なのよ! もう見てるうちに「どうなっちゃうの? どうなっちゃうの?」って…2時間過ぎたころには「うわっ、もういい感じ!」と思っちゃう。で、最後の最後で…。観客は見てて面倒だと思うの。いわゆるアメリカのヒストリーの中でこういうことがありましたよ、っていう終わり方。9月11日に世界貿易センターのビルでテロがあったことが、多少なだれ込んできちゃってる。それが悪いかどうかは、観客が決めることだと思う。1800円が普通の料金ならば、私は1500円は払っていいんじゃないかなって思います。
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