TOP Page
トップニュース
スマ特
セカイノニュース
ニュースベラベラ
ベラベラステーション
スマムービー
ゲストトーク
スマウラナイ
スマ♪
スマメール
編集後記
スマギャラリー

投票フォーム
メールマガジン
掲示板
モバイルサイト
ご意見、投稿
最新号のTOP





今週のお相手は、東大卒の才女としても有名な、女優の菊川怜さん。「新聞はよく読みます。(記事の内容を)全部理解しようとすると難しいですよね。基礎知識がないと」と菊川さんはおっしゃっていましたが、まさに彼女にはその基礎知識以上のモノが備わっているわけで…。最近は、政治問題をはじめとするさまざまなニュースにも敏感な香取編集長ですが、果たして対決の行方は?


  「これは知っています。マンションが出来て、人が一気に増えて、子供の数も一気に増えたんですけど、学校が少なくて、子供の数に見合わない状態になっている」と香取編集長。お見事、パーフェクトベラベラです!! 東京都江東区では、長引く不況で工場や倉庫が移転。その跡地にマンションがどんどん建設され、大規模マンション建設数は都内でナンバーワン。ここ5年間でおよそ2万6千人も人口が増えているんです。当然、子供の数も激増、その結果、小学校の教室が満杯になっているんです。江東区立枝川小学校。この小学校はこの1年で生徒数が120人、なんと20%も増えてしまったんです。クラスが急に増えてしまい、現在、会議室を改装した部屋を教室として使っています。もともと教室ではないので日当たりも悪く、照明をたくさん設置して何とかしのいでいる状態。来年以降はランチルームや理科室を改装して教室を作る予定ですが、6年後にはクラスが10も増えると見られており、教室が全く足りなくなってしまうのです。そこで、江東区は驚く手段に出ました。なんと、「マンション建てるんだったら1世帯あたり125万円の協力金をとります!」と決めちゃったんです。さらに学校が満杯の地区には「マンション建設を中止して!」とキューキョクのお願い。これにはマンション業者も真っ青。「勝手すぎる!」と反対しているそうです。ちなみに、人口が増えれば街はにぎわうし、税金も入ってきて本来なら大歓迎のはず。過疎で悩む地方の人にとっては信じられない話です。「マンションが出来たら、その屋上に学校を造れば?」というアイデアを出したのは菊川さん。なかなか斬新な?ご意見です。一方、香取編集長は、「あの辺の景色を見ると、マンションをガンガン造ってて、ホントに不景気なの?って思う」なんて発言していましたが、確かにそうですよねぇ。
  「スー・チーさんは民主化勢力で、ミャンマーは軍人が支配しているから、スー・チーさんがいると困っちゃうので軟禁していたんですけど、それに対して外国の批判があって、援助をしてもらえなくなったりしたので解放した」と菊川さん。さすがです。こちらもパーフェクトベラベラ! 「もし菊川さんがブー(不正解のこと)でも、『答えはこうです』っていまの菊川さんみたいに答えられなかった」と香取編集長がいうほど、カンペキなお答えでした。東南アジアでタイの西隣にあるミャンマーは、パゴダといわれる寺院などの貴重な仏教建築や、ルビーの世界的原産地で知られる国ですが、14年前にクーデターが勃発! 軍人による支配が始まると、その強引なやり方に市民の不満はたまる一方でした。そこに現われたのがアウン・サン・スー・チーさん。彼女は、イギリス植民地ビルマ(ミャンマー)を独立に導いた指導者で、独立実現直後の1947年に暗殺された「ミャンマー独立の父」アウン・サン将軍の長女。そのスー・チーさんが13年前、民主化を求めて活動を始めたんです。しかし、国民に大きな影響力があるスーチーさんを軍人が放っておくはずがありません。彼女を自由にしておくと危険だと考えた軍人は、スー・チーさんを自宅に軟禁――要するに出られなくしてしまったんです。その後、ミャンマーで30年ぶりに行われた総選挙でスー・チーさん率いる政党が大勝利を収めたのにもかかわらず、軍人達はその選挙結果を無視して支配を続けたんです。さすがにこれには国際社会からの批判が相次ぎ、海外からの投資や援助が激減。国民の生活はどんどん悪くなり、軍事政権は行き詰まっていったのです。そこで、「ここまでするから援助して!」と海外にアピールするために、スー・チーさんを解放したと見られています。クーデターを起こし、さらには選挙で負けたのに居座っている今の軍事政権を、ちゃんとした政府と認めていない国も多いんです。でも、日本はなぜかこの軍事政権を正式な政府として認めているんですよ。
  「(自分の頭を指さし)奥の方にね…昔の…古代ギリシア時代…旗…羽…はな…花が咲いた」と、わけのわからないことを言い出した香取編集長。残念ながらtoo bad!です。そもそも右翼と左翼の語源は18世紀末のフランス革命にまでさかのぼります。当時のフランス国会で議長から見て左側に、「急激に社会を変えていこう」という人たちが座り、右側には、「そう急ぐことないだろう」という人たちが座ったことから、議場を鳥の翼に例えて左翼、右翼と表すようになったのです。現在では一般的に左翼は「貧富の差が出る資本主義に反対だ!社会主義、共産主義のほうが平等でいい」という考えで、一方の右翼は「国の伝統や栄光、民族こそが大事だ」という考えの人と言われています。そして、極端な右翼になると、第2次世界大戦のヒットラーのように「ドイツが一番、ユダヤ人は邪魔だから殺せ」というように国家が第一、外国人は排除しろということになってしまいます。このまえ、フランス大統領選挙で話題になったルペン氏の主張は「外国からの移民はフランスの敵だから追い出せ」というもので極端に「右翼」的な考え。だから「極右」と呼ばれるんですね。ちなみに、ヨーロッパでは通貨がユーロに統合されました。その結果、「自分の国らしさがなくなってきている」との不安から、右翼的な人たちが増えているみたいですよ。
というわけで、香取編集長は2問中1問正解、菊川さんは1問だけでしたが、パーフェクトでした。

Copyright(C)2002
TV-ASAHI
All Rights Reserved.