――初めてのSmaSTATION!!はいかがでしたか？
ホント、あっという間でした。話したいことの序章くらいで終わってしまいました。もっともっと、いろんなお話をしたかったですし、ご質問にもお答えしたかったんですけど。
――半生を綴ったVTRは見ごたえがありました。
どういう経緯で私がここにいるのか、不思議に思っていらっしゃる方もおられると思いますから、私の半生を見ていただくことで、その理由を知っていただければよかったのかなと思います。
――香取さんとは何度か共演されているそうですが、江原さんからご覧になって香取さんはどんな方ですか？
慎吾さんは、凄くバランスが取れている人なんですよ。だから、子供から年配の方まで、広く好かれるんです。そういう人って、実は意外と少ないんですよ。希少な存在なんですね。純粋さがあるから子供から好かれ、繊細さがあるから女性から好かれ、少年ぽさがあるから男性から好かれ、やさしさがあるから年配の人から好かれる。慎吾さん自身はわかっていらっしゃらないかもしれないですけど、本当に理想的なオーラをもっているんです。ご自身が自覚されていないのは、純真で野心がないからなんです。そこがまた、彼の素晴らしいところだと思います。
――ちなみに、大下アナはいかがですか？ほとんどお話はされていないそうですが。
大下さんは凄くやさしい人ですね。オーラは紫が強いです。情に厚く、自分のことよりも周りのことに気を配りすぎて、自分で自分の苦しめちゃうところがあるかもしれないですね。でも、縁の下の力持ちじゃないけど、そういう方だから、番組の司会とかは凄く向いている。天職だと思います。でも、逆に「自己主張しなさい」って言われると困っちゃうかもしれないですね。でも、そこで苦しまずに、「もっと自分自身を出しても大丈夫なんですよ」というのがアドバイスかな。そうできれば、もう少し気がラクになれるかもしれないですね。
――江原さんご自身が大切にされているのは、どんなことなんでしょうか。
私が一番大事にしてるのは、「温故知新の精神」なんですよ。今の時代は、インスタント時代なんですよ。商品でもなんでも、お手軽というのがありがたがられるでしょう。それはそれで価値もあるんですけど、考え方まで感化されちゃいけない。昔の人が「ローマは一日してならず」とか「地道なる努力」とかいいこと言うのは、何事も一朝一夕にはいかないことをよくわかっているんです。今の人はすぐに結果を求めるでしょう。昔の人が大事にしたように、「物事の基本を忘れてはいけないよ」ってことを言いたいですね。
――耳が痛いです。
今の若い人は、おじいちゃんやおばあちゃんと接する機会がないでしょう。僕らの頃は、祖父母に教えてもらっていたけど、今は時代が違いますから。でも、僕がそれを理論付けて言うと、斬新に聞こえるのか、みんな受け入れてくれるんです。子育てにしても、「親が身を削がないと子は育たない」とかね。それと、こういうことを言うと女性に怒られるかもしれませんけど、僕は「アンチ・エイジング」って好きじゃないんです。外見がきれいなのはもちろんいいことだけど、その前に、中身を忘れちゃダメだと思うんです。だから、「美しく老いましょうよ」って言うんです。目に見えないものを、もっと大事にしてほしいですね。
――最後になりましたが、来年3月4日、5日に日本武道館で行われます「スピリチュアル・ヴォイス」について教えてください。
世界にひとつしかない「癒しの総合エンターテインメント」って言ってるんですけど、それこそ、音楽、トーク、美術を含んだイベントです。抽選ですが、公開カウンセリングも行いますので、ぜひ、足を運んでいただければ嬉しいですね。
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