SmaSTATION!!

――田宮さんの目の前で映画に対して批判的な意見をおっしゃったことを「後悔した」とお話しされていました。
自分が若かったときにやったことが、あまりにも世間を知らない行為だったってことに、今日、気づいたんです。私もいい歳なので、あんまりいろんな後悔をしたくないですけど、今日は、後悔しましたね。でも、今日のVTRにその映画は入っていませんでしたから、田宮さんご自身も代表作というふうには捉えていなかったんじゃないかなとは思うんですけど。だけど、鬼沢さんの話なんかを聞いていたら、「私は間違っていたのかな」っていう印象を受けました。凄い久しぶりにスマステに出たのに、こんな思いを抱えて帰ることになるとは思わなかったわ。

――それにしても、田宮さんは鬼沢さんがおっしゃっていたように、まさに「役者バカ」な方だったんですね。
私は、映画の『白い巨塔』が出来が悪いとは思っていないの。映画として、非常によく出来ていると思っていて。そこは、美輪（明宏）さんとは違うところなんですけど。でも、テレビでの『白い巨塔』のほうは、精神的にダメージがあるなかでやっていらしたと思うんです。だから、演技をするのではなくて、本当にそこを知ってしまわないとできなかったんだと思う。今日のVTRのなかで、死ぬシーンが２箇所あったんです。ひとつは『悪名』ですけど、あのシーンで田宮さんは確かに演技をしていた思うんです。でも、ドラマの『白い巨塔』は、演技じゃなくてそのものっていうかね。病院に臨終の人を見に行くとか、カエルの解剖をするとかっていうのは、そのものにならなくては納得できないってくらい、切羽詰ったものをもっていたんじゃないかって、今日わかったんです。そういうものをもってた人に向かって、ひどいことを言ったっていうのが…。本当に反省しています。

――約４年ぶりの番組での慎吾さんは、いかがでしたか？
慎吾ちゃんが大人になったなって思いました。ひとつのテレビ番組を続けて行くのはとても大変なことで、それが長くなればなるほど、なおさらで。長く続けていくのは大変だと思うけど、番組を拝見していて人間としての素晴らしさが出てきていると思うので、さらに続けていくといいんじゃないかなと思います。

――最後に、来週「月イチゴロー」がありますが、ご覧になったことはありますか？
吾郎ちゃんは映画好きだし、だいたい、どんなことを言ってるかはわかるの。変わった人でしょ、あの人。ヘンな映画が好きだよね、「なんで？」っていうのが。だから、無視することに決めてるの（笑）。会うとよく映画の話するのよ、そういう意味ではわかりあってるからね。

(おすぎさん)