スパイダーマンは、トビー・マグワイア演じるアメコミのヒーローで、長く「映像化は不可能」と言われていました。トビー演じる高校生のピーターが、遺伝子を組み替えた蜘蛛に刺され、特殊能力を持つスパイダーマンに変身し、悪と戦うというストーリー。当初は、パート3で完結する予定だったものの、映画会社はすでに、パート6まで製作すると発表しています。
第二次世界大戦中、ユダヤ人を救うため、全ての財産を賭けた実在の人物オスカー・シンドラー。名優、リーアム・ニーソンの熱演が話題に。
ダスティン・ホフマン演じる青年ベンジャミンが、花嫁を奪いに来るシーンは、あまりにも有名。ベンジャミンと花嫁の満面の笑みから、本物の恋が成就し、ハッピーエンドで終わるかに見えるのですが、実は、問題のラストシーンが! ラスト、顔から笑みは消え、お互いを見つめ合うことさえないふたり。結局、この略奪愛は成就しないだろうという未来を暗示して物語は終わるのです。
エディ・マーフィー演じる熱血刑事アクセル・フォーリーのマシンガントークが見どころ。もちろん、刑事としての腕もバツグン!
ダニエル・ラドクリフ演じる若い天才魔法使いハリー。撮影前、主人公のハリー役のキャスティングは難航を極め、3000人もの大々的なオーディションが行われたものの、決まりませんでした。そんなある日、コロンバス監督はあるテレビドラマ『デビッド・コパーフィールド』を見てこう叫んだそうです。「ここにハリー・ポッターがいたよ!」と。当初、2作目以降は代役を立てる予定でしたが、ラドクリフのハマリっぷりに、第7作の完結編まで続投することが決定しました。
知能指数は人よりも劣るけれど、純真な心で数々の成功を収めていくガンプ。この映画には、ガンプがあのジョン・レノンと共演するシーンがあるのです。もちろん、過去の映像を合成して作成されたもので、ガンプを演じたトム・ハンクス自身は、全く見えない相手を想定して演技をしていました。
ドイツの捕虜収容所で実際に起きた大量脱走事件を映画化。テーマ曲の『大脱走のマーチ』と共に大ヒットを記録し、以後、世界中の映画館で何度もリバイバル上映される不朽の名作に。脱走のプロ、バージルは、スティーブ・マックイーンが演じました。
クールな泥棒集団のリーダー、ダニエル・オーシャンを演じたジョージ・クルーニーの下、大集結したハリウッド屈指の豪華キャストが最大の見どころ。実は、出演料を抑えるためクルーニー自らが、ほかのメンバーの出演交渉にも奔走したそう。
興行収入は全世界で歴代最高の18億ドル、およそ2000億円を記録し、ギネスブックにも登録されている大ヒット超大作。レオナルド・ディカプリオ演じる自由奔放な青年、ジャックの最期に全世界が涙しました。
マーク・ハミル演じるジェダイ最後の騎士・ルークが、帝国軍総司令官ダース・ベイダーとの戦いに敗れたとき、実はダース・ベイダーが父親であるという衝撃の事実が明らかに! 大人気となったルークのフィギュアをはじめ、「スター・ウォーズ」グッズの世界での総売り上げは、映画収入のおよそ3倍にあたる1兆5千億円にも達すると言われています。
映画公開の1960年当時、『いい男』の代名詞といえば、「アラン・ドロン」というほどの二枚目俳優。美しき犯罪者、リプリーでその人気が絶大に。
最新のSFXで、今まで見たことのない映像を作り出すことに成功した『マトリックス』。撮影前、ネオを演じるキアヌ・リーブスは、この映画のためにカンフーの練習を1日8時間、4ヵ月間、一日も休まず続けたそうです。
天才的な頭脳を持つ連続猟奇殺人鬼・レクター博士、通称“人食いハンニバル”。アメリカ映画協会が発表した「悪役ヒーローランキング」でも堂々の第1位に。レクターを演じたアンソニー・ホプキンスの怪演も話題に。
普通の高校生をマーティーをコミカルに演じたのはマイケル・J・フォックス。高校生役ながら、パート3ではすでに30歳だったそうです。
アル・バチーノ演じる悲劇のゴッドファーザー、マイケル。パチーノが主演を務めたパート2は、その完成度の高さから『映画史上最強の続編』とも呼ばれ、続編でアカデミー作品賞に輝いた初の作品となりました。
1978年に第1弾が製作された『スーパーマン』は、まさにアメコミヒーローの代表格。実は、この映画の企画段階で製作陣は、1950年代にヒットしたTVシリーズでのスーパーマンのような「中年」をイメージしていました。しかし、オーディションに現れた新人俳優のクリストファー・リーブが、あまりにもコミックのスーパーマンにそっくりだったため、急遽、年齢設定を若者に変更して脚本を書き直したといいます。
城を抜け出したオードリー・ヘップバーン演じるアン王女を、1日だけローマに案内する新聞記者・ジョー。ふたりは、瞬く間に恋に落ちてしまいます。そして、「真実の口」に手を入れるというあのシーン。実は、袖の中に手を隠したのはジョー演じるグレゴリー・ペックが、本番で突然くり出したアドリブ。ヘップバーンのあの驚きは、演技ではなく本当に驚いていたものだったのです。
1986年に製作されたこの作品で特筆すべき点は、CGを全く使用してないところ。迫力溢れる戦闘機の飛行シーンは全て、アメリカ軍のパイロットが実際に操縦しているのです。破天荒なパイロットを演じたトム・クルーズの大出世作。
アーノルド・シュワルツェネッガーの代表作『ターミネーター』。実は当初、シュワルツェネッガーは他の役の候補として挙がっていました。しかし、シュワルツェネッガーに会ったキャメロン監督は、『君こそがマシーンだ!』と主役の変更を即決したといいます。
全編に渡る超過激なアクションも、すべて代役やCGを使わなかったジャッキー・チェン。地上25mの時計台からも、スタントなしで本当に飛び降りています。しかも、名物のエンドロールのNGシーンにもあるとおり、少なくとも3回は撮り直しており、実際に使われたカットでは、首を骨折までしているのです。
アメリカ映画史に残る永遠のスター、ジェームス・ディーン。不良少年を演じたディーンが劇中で着ていたTシャツ姿は、観客に衝撃を与えました。実は当時、Tシャツは下着でしかなかったからです。若者たちがこぞってディーンの姿を真似しはじめ、以後、Tシャツにジーンズは、若者の定番ファッションとなったのです。
突然、世界チャンピオンの対戦相手に選ばれてしまった、しがない4回戦ボクサーのロッキー。ところが、試合は誰もが予想しなかった大接戦に…。実は、この映画の脚本を書いたのもロッキーを演じるシルベスター・スタローン本人。当時、無名の俳優だったスタローンは、世界王者のモハメド・アリに大善戦したロートルボクサーの試合からアイデアを思いつき、3日間で一気に脚本を書き上げたのです。『ロッキー』は低予算ながら史上空前の大ヒットを記録し、アカデミー賞も獲得。この快挙は、映画界における『20世紀最大の奇跡』と語り継がれています。
誰もが嫌がる仕事を引き受け、犯人検挙のためなら手段を選ばない、“汚れ屋デカ”ダーティハリー。クリント・イーストウッドが演じたハリーの有名な決めセリフがこちら。
ハリー「Go ahead. Make my day.(やれよ。楽しませてくれ)」
当時のアメリカ大統領・ロナルド・レーガンも、この決めセリフを演説で使って話題となりました。
1939年、世界的ベストセラーを映画化した『風と共に去りぬ』。自由奔放なスカーレットは、クラーク・ゲーブル演じる風来坊のレット・バトラーと出会い、彼の魅力に惹かれていきます。4時間近い長編映画にも関わらず史上空前の大ヒット! 観客動員数20億人という記録は未だに破られていないうえ、アカデミー賞でも10部門でオスカーを獲得! ちなみにこの時の作品賞のオスカー像は1999年に競売にかけられ、マイケル・ジャクソンが150万ドル、およそ2億円で落札しました。
1973年に制作されたアクション映画の最高傑作『燃えよ!ドラゴン』。武道家・リーを演じるブルース・リーの名を世界に知らしめ、ハリウッドとアジアが初めて手を組んだ記念碑的作品です。リーが繰り出すカンフーアクションの独特な間は、実は、勝新太郎主演の『座頭市』から学んだものだそう。32歳で亡くなったブルース・リー。次作には、盲目の剣士役を演じる予定だったといいます。
なぜかいつも惨劇に巻き込まれてしまうベテラン刑事のジョン・マクレーン。その役は当初、アーノルド・シュワルツェネッガー、次に、シルベスター・スタローンにオファーされていて、ブルース・ウィリスは5番目の候補でした。当時、テレビのコメディ俳優として認識されていたブルースの抜擢には反対意見も多くありましたが、結果、新しいアクションスター像を作り上げることとなったのです。
“007(ダブルオーセブン)”ことジエームズ・ボンドが、世界を股にかけて悪と戦うスパイ映画の最高傑作。イギリス・SFXマガジンの読者投票で“史上最高の007”に選ばれたのは、初代ジェームズ・ボンドのショーン・コネリー! そして、007シリーズの中で最高傑作と言われているのが、コネリーの2作目『007〜ロシアより愛をこめて』です。ロバート・ショウ演じる殺し屋レッドとボンドが、オリエント急行で繰り広げるアクションは今でも語り草となっています。
ニューヨークを舞台に、凄腕の孤独な殺し屋・レオンと、悪徳警官に家族を殺され、孤独になった少女・マチルダの純愛を描いた作品。孤独な殺し屋、レオンを熱演したジャン・レノの出世作。
考古学者のインディ・ジョーンズが神秘的な力を秘めたアークを捜し求め、壮絶な争奪戦を繰り広げるアドベンチャー超大作。現在、来年の夏公開予定の『インディ・ジョーンズ4』を撮影中。主役のハリソン・フォードはすでに65歳ですが、果たして、どんなインディ・ジョーンズを見せてくれるのでしょうか。
伝説の海賊、ジャック・スパロウは、いつもフラフラした歩き方で、女性的にも見える独特の身のこなし、さらにからかっているのか本気なのか分からない人を食った性格の男。その奇妙なしぐさと表情はローリング・ストーンズのギタリスト、キース・リチャーズをモデルとして演じられたといいます。3部作で完結した本作の最後のシーンを撮り終えた瞬間、ジャックを演じたジョニー・デップは監督に言いました。「もうワンテイク、やらせてもらえないかな」と。それほどまでにジャック・スパロウとの別れは、ジョニーにとっても名残惜しかったのです。
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