まずは、香取慎吾さん、木村拓哉さんから。
香取:さあ、こちらはカンヌ映画祭、木村拓哉さんです。こんにちは!
木村:こんにちは。こうみえて…、熱海です。
香取:これ変。リポーター風で今回は…。
木村:変だけど、このスママイクの存在が、何かホッとする。
香取:『HERO』と『西遊記』のパーティーがあってカンヌに来たんですが、どうですか?
木村:まだ、パーティーは先…。どうなるか、どう受け入れられるか楽しみ。そこにふたりが来れたのが凄い。
香取:凄いですよね。
今回、香取さん、木村さんのふたりは、世界の映画関係者が集結したカンヌで、それぞれが主演を務める『西遊記』『HERO』の映画を大きくアピール。メインストリートには巨大な看板が掲げられ、そこには“侍スピリット”の文字が。さらに、期間中に各会場で配布される映画専門誌『Screen』の表紙も2人が飾っています。
香取:大きな看板が町中にあるのと、この雑誌見ましたか?『Screen』の表紙にふたりの映画が…。
木村:これ本当なの? スタッフ作ったんじゃないの?
香取:凄いですよ。
木村:これお前だろ?
香取:これ木村さんですよ。大きな看板が町中にふたつ。
木村:この“侍”っていうのは…?
香取:イメージで。“侍”な感じ…。でも、『西遊記』は中国のお話。日本からやってきた侍、でも孫悟空みたいな…。稲垣吾郎が来ていない。スマステの映画担当の…。
木村:あいつ今、舞台(やってるから)。
香取:スマステの映画担当としては、来て、このカンヌの雰囲気を知ってもらいたかった。
木村:似合うね。一番似合う。でも、日差し嫌いだけどね。
香取:今日はスタジオに新庄さんがいます。見てますよ。
木村:どうなるんだろうな、パーティー。やっぱりここはカンヌだね。
香取:『西遊記』も見て欲しいのですが、『HERO』は完成まだですが、何かメッセージを。
木村:日曜日に何しようかなと思いながらスマステを見てる皆さん、カンヌ満喫以上の満喫感を劇場で。楽しみにしててください。今日パーティーで流れる『西遊記』の予告の感想は、今度スマステに行ったときに!
香取:是非スタジオにまた来てください。
木村:スマステに行ってない自分が、テレビを見てるの変だけど…落ち着く。家で、生でスマステみるのも、割と嫌いじゃない。
香取:稲垣吾郎は、映画のコーナーが確立してて準レギュラー…。今ひとり準レギュラーがいなくなったので、ぜひとも木村さんに…。
木村:いなくなってないよ、きっと今これ見てるよ。
香取:是非スタジオに! 60回カンヌ映画祭、木村サンでした。
木村:お前、全然しゃべってないだろう。あっ、スタジオでしゃべろうとしてるんだろう。
香取&木村:こっちはエンジョイしてます。スタジオの慎吾く〜ん!
木村:これどう受けるんだろうな?
香取:スーツで…。
そしてカンヌのビーチを見渡す特別ステージでは、世界12カ国の映画関係者を招いたパーティーが開かれ、香取慎吾、木村拓哉という日本のスターの登場に、多くの海外メディアからの取材が殺到しました。800人もの関係者が参加したこのパーティーには、『バベル』のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督、木村さんが出演した『2046』のウォン・カーウァイ監督、そしてF1ドライバーの佐藤琢磨さんも来場。そんな中、『西遊記』と『HERO』のダイジェスト版が上映され、上映後には、会場からは大きな拍手と歓声が! ちなみに、すでに両映画ともに世界各国から配給のオファーが届いているといいます。
香取:パーティー盛り上がってます。いろいろな方が…。バベルの監督、ウォン・カーウァイも!
木村:こんなにも盛り上がるものなの?『2046』のときはもっと暗くて、「誰?」って感じだった。中身が凄い。あなた主役よ。
香取:あなた主役よ…。ヤバイ、シャンパンが効いてる。
香取&木村:スタジオの慎吾く〜ん!
そして、続いてはこの人!
初監督作品、『大日本人(ダイニッポンジン)』を監督週間に出品、世界初上映された、松本人志監督。これまで、決して明かされることのなかった注目のストーリーは…松本さん演じる主人公・大佐藤が電流を浴びることで大きくなり、日本を守るために怪獣と戦う奇想天外なもの。会場を埋め尽くしたおよそ800人の観客からは終始、笑い声が絶えることがありませんでした。監督初挑戦にしてカンヌ上陸を果たした松本監督。会見ではこんな発言もありました。
「(北野)武さんを意識していないと言ったらウソに(なる)。いろんな意味で特別、リスペクトしていますし、それだけに勝ちたい気持ちはありますよ」(松本監督)
新人監督賞・カメラドールの対象でもあるこの「大日本人」。結果の発表は、28日です。さらに、来週のSmaSTATION!!に生出演決定!
さらに、今回もうひとり、喝采を浴びた日本人がいました。 “世界のキタノ”のこと、北野武監督です。
北野監督が参加したのは、カンヌ映画祭60周年を記念した「TO EACH HIS OWN CINEMA」という短編映画上映企画。映画館の良さを見直そうと、世界の著名監督35人に、「劇場」をテーマに約3分の短編作品を依頼、オムニバス上映するというものです。
今回、北野監督は、『戦場のピアニスト』のロマン・ポランスキー、『初恋のきた道』のチャン・イーモウ、『パリ・テキサス』のヴィム・ヴェンダース、『2046』『ブエノスアイレス』のウォン・カーウァイらとともに、日本人として唯一選ばれたのです。「3分は2時間近くの映画が小型になるだけ。労力は変わらない。まあまあ上手くできたかな」と、監督は自身の作品をそう評しました。初の短編作品となるタイトルは『素晴らしき休日』。片田舎の劇場を訪れた一人の観客が、『キッズ・リターン』を鑑賞するものの、映写機の故障やフイルムが焼けるなど様々なトラブルに見舞われる…。北野監督自身も映写技師役で登場しています。上映会に、監督は袴にチョンマゲ姿で登場。作品は2番目に上映され、場内は爆笑に包まれました。そんな北野監督の13作目となる最新作が、6月2日から公開されます。
独特の世界観をさらに追求し、北野映画過去最大のスケールとの評判のその作品は、映画を愛する全人類に捧げるスーパー・バラエティ・ムービー『監督・ばんざい!』。物語は、ギャング映画が得意のキタノ・タケシ監督が、自ら暴力映画封印を宣言するところから始まります。なんとかヒット作を…と人情劇・ホラー・SFとあらゆるジャンルの映画を手がけるが、いずれも途中でハプニングがおき、中断してしまうのです。そんな追い詰められたキタノ監督が最後にひらめいたのが、詐欺師の母親とその娘の物語。しかし、その先には人類史上最悪の、誰も予想のできない運命が待ち受けていた…というものです。
今回上映された注目の短編映画『素晴らしき休日』は『監督・ばんざい!』と同時上映されることになっています。そして、カンヌ国際映画祭、気になるパルムドールの発表は、日本時間、28日早朝です!
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