◆石原都知事との対談は…もともと好きな方なので、お話できるだけでも凄く光栄なことなんですけど、対談の前に時間を聞いて、「えっ、そんなにあるの？」って驚いて、「どうしようかな…」って考えたんです。都知事はとてもお忙しい方なので、「ちょっとお会いできて、15分か20分くらいお話できる感じかな」って思っていたら、1時間以上お時間を割いてくれて…。でも、「それならとことん、聞きたいことを聞いてみよう！」って思い、とことん聞いたら、とことん答えてくれて(笑)。より身近な人になったような気がボクはしました◆不思議なのは、慎太郎さんは、話せば話すほど殻をやぶってくるというか…。こっちが身構えているような部分も、自然に解かれてしまうような感じでした。本当に、いま思っていること、そのときの考えをボコボコ言ってくるんで、こっちが「そんなこと言っちゃっていいんですか？」「そんな話を本気でボクなんかにしてもいいんですか？」って思うようなことをいっぱい言ってくれるんですよね。だから、ボクのほうも解けすぎちゃったようなところもあったんですけど、それくらいじっくりお話が出来て…。でもね、終わった後に、「あ、東京都知事なんだ…」っていうのがズンときたりして◆テーマもいろいろありましたね。川の話のときに、「お前、何か考えてくれよ！何かアイデアないのか？考えてくれよ、慎吾！」っておっしゃって…。東京の川のことを、都知事に聞かれるなんて。なんとか採用してもらおうと思って、その場でアイデアを出そうと思ったんですけど、あまりにも突然のことに思い浮かばす…。そのときに、知事には言えずにボクの中で却下したのが「川の真ん中に道を作ったらどうですか？」っていうアイデア。でも、川の真ん中に道を作ったら川が両端だけになっちゃうし、何のために道を作るのかもわかんなかったんですよね。とにかく、突拍子もないことを言おうとして考えたものだったんだけど、言っても無駄だな、って思って、却下しました(笑)。いまだから、言えることですけど…◆都知事辞めたら共演しよう、なんておっしゃったんですよね。都知事辞めたら、って(笑)。「俳優でもやろうかな」ってあっさりおっしゃってましたけど、そういうことも、いままであんまりテレビとか雑誌でも見たことがなかったからビックリしました。そういう意外なお話も聞けたので嬉しかったです！ (編集長：香取慎吾)

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