◆いやあ、最高でしたね。「ボクは“欽ちゃんファミリー”ですか？」「聞いちゃダメ！欽ちゃんファミリーだったらよかったのにな、って思っていた」「…一生聞きません」(笑)。熱すぎますね。最後も欽ちゃんがおっしゃってましたけど、こんな風にお話しさせていただいたの、初めてなんですよね。やっぱり不思議な感じでした◆欽ちゃんが本気で言っているのならば、「挨拶もしない、いつも眠そうな顔をして口を開けている慎吾」っていうのが始まったのは、『仮装大賞』からだと思うんですよね。『よ！大将みっけ』のときはもっとそんな感じじゃなく、必死だったと思うんですけど…。『仮装』でご一緒させていただくようになったときから、やけに欽ちゃんが…いい意味だと思うんですけど…ボクを甘やかしてくれるというか。「そこに乗っかり過ぎてんじゃねぇの、お前？」って意見が聞こえてきそうなくらいに、(欽ちゃんが演じたボクは)あまりにもひどいヤツな感じがしましたけど、実際、あのまんまです(笑)。ボクが感じていた欽ちゃんは、裏がない方なので、本気で言ってくれてるとは思うんだけど、普通に考えたらもっとちゃんとしなきゃな、って思わされるような今日でした。明日、たまたま『仮装大賞』の収録があるんですけど、そのときは、眠くなくても逆に眠い顔していかなきゃいけないのかな、なんて思ってしまいました◆「聞いちゃダメ！」っていうのも…コマーシャルに入ったときに言われたんですけど、「慎吾ちゃんは、一度も聞いてきたことがない」って。「そこがいいところなんだよ」って。「ボクも言われたことあると思うんですけど…」って放送中は言ってしまったんですけど、「一度も聞いたことがないから素晴らしいよ」って。で、コマーシャルが開けたときに「ボクは“欽ちゃんファミリー”ですか？」って聞いて、言われたのが「聞いちゃダメ！」(笑)。確かに、言われてみれば聞いてないですね、ボクは。だけど、「何で聞いてないんだろう？聞いちゃった方が楽だったのに、っていう思いにいまなってます」って言ったら、「それでも聞いちゃいけないよ」っておっしゃるので、「わかりました」って言って、その後が「ボクは“欽ちゃんファミリー”ですか？」「聞いちゃダメ！」でしたからね。今後ボクが同じままでいれば、ボクが唯一言われた「聞いちゃダメ！」は、これだけになりますね。しかもその答えはわからず…。ボクも一生この答えは聞かないので、ずっとこのままの関係、ということになりますね◆運の法則にも驚きました。面白いですね。ボクは「運ってあるのかな？」くらいにしか思っていなかったけど…。今回、こういう形で直接お話できたのももちろんいい経験になったけど、VTRの中での欽ちゃんのお話も衝撃的でしたね。実際に、そういう法則にしたがって歩んできて、あれほどの成功を収めた人の言葉ですからね。欽ちゃんの言っていた“運の神様”はいるんだろうな、って信じるしかないですよね。「いま溜まってるよ」っていう欽ちゃんの運が、何か新しいことに発揮されるときに、ボクも少しでもそれに関わることができたらいいな、って思っています◆デンマークに行ってきました。楽しかったです。まず、個人でバラエティー番組をやっていたりするけど、ユースケさんも、キャイーンも、大熊アナもいない、本当にふたりきりの旅だったので。昔よく遊んでた…それこそ今日のVTRに映ってたような時代に、ツヨポンとふたりで買い物に行ったりしてたころの感じに戻ったような錯覚に陥りました。映画『ストリングス』の生まれたデンマークに行って、監督さんやプロデューサーの方にインタビューさせていただいたり、人形たちにもたくさん会うことができたんです。お互いに感動できることを共有しながら、初心に戻ってふたりきりで旅ができたので…。だから、ちょっと仕上がりが心配です。ここ最近ないくらい、あまりにも“素”な感じなので。子どもに戻った感じのふたりを、セーブできなかったんですよね(笑)。 (編集長：香取慎吾)

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