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「華麗なる一族」には、生きることに対しての予見が含まれているんじゃないかと思いました。――木村拓哉さん
――明日、最終回を迎える「華麗なる一族」と原作者の山崎豊子さんのたっぷりの特集でしたが、いかがでしたか?
クランクアップはしたものの、オンエアがすべて終わらない限りは、自分は終わっていないんだなってことを、つくづく感じました。そして、「白い巨塔」とか「沈まぬ太陽」とかで認知していた山崎豊子先生の人生というものや生きてきた時間というのをVTRで見させてもらい、尊敬を通り越して、ただただ「すげぇ」っていう言葉しか出ないような人だったということを改めて知りました。「あとは、最終回を待つだけ」と思っていたんですけど、今日、こうやってスタジオに呼んでもらい、いろんなことを見たり聞いたりすると、「華麗なる一族」に参加できた自分がいかに恵まれていたのかってことにも気付かされました。

――今回、「華麗なる一族」に主演されて思われたことはありますか?
今の世の中では、デカイ事故に遭ったり、デカイ病気にならない限り、生きるということ自体が、凄く平凡化しているようにも感じるんです。それは、恋愛でも、仕事でも、生活でも、特別に苦労することなく、当たり前にできてしまうからで。でも、その土台を作り上げた1960年代とかの人たちが持っていた力、熱、強さというのは、ひょっとしたら、今の人よりも、スタイルとしてはよくないかもしれないけど、すっごくエネルギーがあったんじゃないのかって思うんです。生きるってことが、どれだけあたたかくて、強くて、力のいることなのかってことを、実感として持っていたというか。そんなエネルギーみたいなものを、どことなく感じますね。

――そんな「華麗なる一族」最終回の見どころを教えてください。
原作を読まれている方、事前に映像化されているものを見ている方は、今後、鉄平がどんな決断をするか、わかっていると思います。明日のオンエアを通じて、鉄平の決断を知ることになる方たちに対して言えるのは、鉄平に同情しないでほしいということ。鉄平がする決断は、彼の家族にとっても、見てくれた人にとっても、裏切りだと僕は思っています。家族をもった男の決断としては、納得がいかないし、もし、今ここに鉄平がいたとしたら、決断をする前に、「ちょっとお前、話があるから」と言って、話をしますね。もちろんそれは、山崎さんが作り上げた小説の物語のなかでの決断ではありますが。でも、今日、VTRを見ていて、医療過誤や銀行の合併などの問題で、山崎さんの予見能力が凄いという話がありましたが、「華麗なる一族」には、生きるってことに対しての予見が含まれているんじゃないかと、今日、思ったんです。見てくださる方にも、そんなことを感じながら見てもらえたらいいですね。

――木村さんのご出演は、「武士の一分」でいらしていただいた昨年末以来ですが、今日はいかがでしたか?
慎吾が、心底、僕に対して思ってくれている部分っていうのを、公の場で言ってくれているという嬉しさというのが凄くありましたし、それに応えられる自分の嬉しさもありましたし。あとは、普通、民放同士では考えられないようなことを、今日は、事実としてやらせてもらったことも、驚きながらも、嬉しかったですね。なんか、うちのチームらしいなって思いました。

――また、ぜひ、お待ちしております!
僕は、わりと家で見ていることが多いんで、「なんで見てるなら行かないんだ」という部分があるので、また、呼んでください。

(木村拓哉さん)


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