――生放送では初めてというスタジオライブ、とても楽しかったです。
あっ、そうですか? 見てましたか? どうでしたか?
――笑いました。もっと見たかったです。
ホントに? お世辞じゃなくて?
――はい。香取さんもおっしゃっていましたが、数分という短い時間のなかで、だんだんと盛り上がっていく感じが凄いなぁと。
いつもは、1時間半とかでやっているんですが、今日は、それを数分に凝縮して。そのなかで、お客さんの心を掴むというのは厳しいところもあるんですけど、テレビですからね。私もいい緊張感のなかで、貴重な初体験をさせていただきました。
――「ご一緒したかった」とおっしゃっていた香取さんとはいかがでしたか?
以前、ほかの番組でご一緒したことはありましたけど、個人的にお話させていただいたことはありませんでしたから、今日は、初めてお会いしたような気がしてドキドキしました。私はSMAPのファンなもので。今日、間近で香取さんを拝見して、「なんてスラッとして顔の小さい人だろう」って思いました。かっこいい人ですよね。やっぱり、生まれるからにはあんな風ないい男に生まれたかった。まあ、親が違うから、ムリですけど…。そして、お若いにしっかりされていて、礼儀正しくて。私が今の香取さんの年齢の頃は、全然、あんな風にはできていなかったなと感じましたね。
――番組まるごとのご自身の特集はいかがでしたか?
本当にありがたいことですね。テレビ局には、呼ばれないと来れないわけですし、こういうステキな番組に出られて、嬉しかったです。いつも拝見してるんですよ、スマステーション。そのスマステーションに出演できて、本当にいい思い出ができました。それと、視聴者の方から、たくさんのメールをいただけたことも驚きでした。私を応援してくださっている方が見てくださったのかなと嬉しくなりましたし、私のライブに来られない方、私をご存知でない方に、少しでも知っていただけたのかなって。
――「中高年は続々と養殖されている」とおっしゃっていましたが、今後、ますます、引っ張りだこになりそうですね。
言葉は悪いですけど、団塊の世代の定年退職で、今年から日本列島は、ジジババのふれあい広場になっていきますから。その680万人ともいわれるのジジババが、これから、気の遠くなるような日曜日を、毎日過ごさなきゃいけないんです。そういう人たちの気持ちをちょっとでも、癒すことができればいいと思っています。私も、そういう人たちと同じ世代ですし、同じ時代に生きてる、生かされてるという実感みたいなのは、日々、感じています。
――今後の目標などがあれば教えてください。
若い人たちにも受け入れられるように、もっと新しいネタにも挑戦したいなと思っています。おかげさまで最近は、駅や空港なんかでも、下は小学生くらいの子供たちにも握手を求められるようになったんです。そういう子供たちも、いわば「中高年予備軍」ですからね。その子たちが中年になる頃には、私はいませんが、CDでも聞いていただいて、「あのとき、きみまろが言ってたのはこういうことだったのか」と思い返してもらえるようなことがあれば本望です。
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