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| おばあちゃんの知恵袋、なんていう言葉もありますが、がばいばあちゃんの言葉は、シンプルで力強くて、素敵でしたよね。今週の格言は、そんな素敵なおばあちゃんたちに向けてのものです。「本やドラマを見て、『いいなぁ』『自分にもこんなおばあちゃんがいたらなぁ』っていう感情も芽生えたんです。それは、がばいばあちゃんだからなのか…。がばいばあちゃんだったら、ばあちゃんが何人いてもよかばい、みたいな(笑)。多ければ多いほど、いい知恵がいっぱい集まって、ますます“がばい”ことになりそうじゃないですか。自分のばあちゃんのことのように思っても、きっとがばいばあちゃんは怒らないと思います。前も話したことあるけど、ボクのばあちゃんがまだ生きていたとき、遊びに行くと帰り際に必ず握手してきたんです。で、『仕事場の人たちに対する感謝の気持ちを忘れるな。「ありがとう」と「お疲れさまでした」は必ず言いなさい』って言われて…。ばあちゃんの家は近所にあったから、ほぼ毎日のように遊びに行ってたんですけど、それこそ3日続けて遊びに行ったら、3日とも帰り際に言うんですよ。だからもう、『わかったよ！昨日も言っただろ！』って手を払いのけようとするんですけど、そうするとかなりの力で掴まれて、『よく聞きなさい！感謝の気持ちを忘れないで…』って。ホントにしつこく言われて、楽しくばあちゃんの家で遊んでも、いつも最後はキレてたくらいだったんですけど、亡くなってからばあちゃんのことをいろいろ考えてたら、いまボクが仕事場の人たちに『ありがとうございます』『お疲れ様でした』って言えるのは、ばあちゃんにしつこく言われたおかげなんだな、って思えて…。あれは、ばあちゃんがボクに残してくれた言葉なんだと思っています。だからボクも、ばあちゃんがもうひとり増えた、っていう気持ちでこれからも頑張っていこうかな、って思います」。 |
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| （香取慎吾編集長） |
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