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今回は「ブラックホーク・ダウン」。おすぎさんの評価はいかに!?
今回、香取編集長が選んだ映画は「ブラックホーク・ダウン」。本年度アカデミー賞において、編集賞と音響賞を受賞した話題作で、ソマリアを舞台とした戦争ドキュメントムービーです。この作品の原作はマーク・ボウデン著「強襲部隊 米最強スペシャル・フォースの戦闘記録」。米軍兵の必読書とも言われるベストセラー作品なのです。その原作をみごと映像化したのが、「トップガン」や「アルマゲドン」などを手がけた、いまやハリウッドNO.1ヒットメーカー・プロデューサーであるジェリー・ブラッカイマー。これまでにない、リアルな戦争映像を作り上げたこの作品。ブラッカイマーは「あの原作は事件の真相を伝えてくれるだけでなく、特殊部隊が任務にいたるまでのプロセスをみごとに描いてあった。この映画以外、ほかのどこにも、その真実を伝えているものはない」と絶賛しています。そこまで惚れこんで映像化した「ブラックホーク・ダウン」。オスギさんはいくら払って、鑑賞するのでしょうか? 投票結果はこちら→

「ブラックホーク・ダウン」っていうのは、「グラディエイター」なんかでアカデミー賞を撮ったリドリー・スコット監督が1993年10月3日、ソマリアのモガディシオというところに入っていたアメリカの海兵隊の部隊が、ババルギディル族のアイディード将軍の一派の幹部が街の真ん中で会議をやるっていうんで、その2人の副官を拉致してきちゃうっていう作戦を考えるんですね。
本来ならば、国連が出してた平和維持軍が考えなきゃいけないことにも関わらず、アメリカは少将の独自の判断でやっちゃう。行って、取って、帰ってきちゃうだけですから、1時間で済むだろうと思っていたのが、とんでもなかったっていう事実があるんですね。それをリドリー・スコットは撮ったんです。撮ったんですけど、今までのリドリー・スコットっていうと、いろんなものが撮れるから、そんな戦争もののドキュメンタリー・タッチで撮るなんて思いもしなかったわけよ。で、もっと言っちゃうと、スターさんたちが出てるんですね。ジョシュ・ハートネットだとか、ユアン・マクレガーだとか、「ロード・オブ・ザ・リング」に出てたオーランド・ブルームだとか出てるから、私たちはスター映画だとばかり思って、観に行ったんだけど、2時間25分のうちの2時間がまるまる戦闘シーンなんですよ。
ピーコたちは観た時に「とってもイヤだった。戦争はイヤね」って言ったの。今までの戦争映画ってのは「地獄の黙示録」なんかを観ててもそうなんだけど、「すごいでしょ! すごいでしょ!」って言っても、どこか客は客観的に観てたんですよ。だけど、今回はまるで私たちが市街戦の中に立たされちゃったような状態。ここを爆弾がベンッ、ベンッと飛んでいくような状態みたいな方になっちゃうわけね。だから、息がつけなくなっちゃう。そういうような状態の映像を撮ってるわけです。
だから、スターは出てるけど、全部それは1つの作戦に行った兵隊よ! っていうような状態になっていく。戦争っていうものはどういうものなのか、市街戦っていうものはどういうものなのかっていうのが、まるまるわかってくるっていうことに関して、私は観てほしいと思います。特に、若い人には観てほしい。戦争ってやっぱりこういうものなんだ。次から次へと雲霞のごとく来る民兵を相手に、アメリカ兵がどうやったのか。失敗した作戦をこうやって出すことは珍しいことなので、ぜひ御覧になって。リドリー・スコットっていう監督さんのすごい力を見てほしいなって思います。5000円払ってもいいかなって思います!!
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