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間違いなく日本を代表する名優である西田敏行さんと、香取編集長のお芝居に対するアプローチの仕方には、驚くほど似ている点がありました。何も書かない(というか持ってこないこともあるという)まっさらな台本、というのもその象徴的なものでしょう。しかし…。「書き込まれているんです。ボクは、台本をもらって1度しか見ないんですけど、そのときに最初から最後まで読むんです。その後は、もう現場でシーンごとにチェックしていく感じで…。でも、1度読んだときに、想像するわけじゃないですか。で、『このセリフはちょっとおかしいな』とか『この役だったら、このセリフはこう言うだろうな』って思いながら、ペンでは書かないけど、頭の中で考えているわけです。自分にしか見えない字が書かれている…っていうキレイなまとめ方です(笑)。本人にしか見えないんです。しかも、本当に書き込んでる人より書いています(笑)」。本当に書き込んでいる人より書いているのかどうかはわかりませんが、それはともかく、編集長が『新選組!』や『西遊記』など、さまざまな作品で素晴らしい演技を見せてくれたのは紛れもない事実。大事なのは、撮影の苦労話ではなく完成した作品なんですから…。 |
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(香取慎吾編集長) |
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