ドイツの製薬会社「シエーリング」が、痔の治療用クリームを顔に塗らないようにと消費者に呼びかけました。当たり前にも思えるこの注意喚起。なぜ、わざわざこんな呼びかけをする必要があったのでしょうか？発端は、ある男性スタイリストがノルウェーのテレビで、「多くの写真モデルが目の腫れを取り除くために、朝起きると痔の治療用クリームを顔に塗っている」と話したこと。その後、薬局ではこのクリームの需要が急速に拡大。テレビを見て、このクリームを顔に塗る目的の購入者が多く存在することを懸念した製薬会社が広く注意を呼びかけるに至ったのです。同社は声明で「痔の治療を目的とした薬品であり、化粧品ではありません。特に目に入った場合は危険です」と発表しています。また、問題となっている痔治療用クリームの注意書きにも、「痔の治療専用のクリームです。肛門の周りに塗って使用してください」と書かれています。 ▲Page Top カゼをひいた宿泊客のウイルスは、テレビのリモコンや照明のスイッチなどホテル客室内の至る所に付着し、数日後まで感染源となり得る――こんな実験結果が報告されました。 これは耳鼻咽喉科専門医らで構成された研究チームがアメリカ微生物学会で発表したもの。チームは、軽いカゼの代表的な原因とされるライノウイルスに注目。感染が確認された患者15人に、ホテルで一晩を過ごしてもらい、退室後、患者が触れたと申告した備品など10点をチェックしました。ウイルスの付着が確認されたのは、ドアの取っ手(7／14件)、ペン(6／14件)、照明スイッチ・テレビのリモコン・水道の蛇口(6／15件)、電話機(5／15件)など。一方、水洗トイレのハンドルでは10件中1件だったそう。研究チームは「ホテルだけでなく、家族がカゼをひいた時の感染予防にも役立つはず」と実験の成果を発表。 これに対し、あるホテルチェーン大手の客室係統括者は「わが社の全ホテルでは、宿泊客がチェックアウトした後、リモコンから電話機に至るまで、すべて殺菌消毒する。感染の可能性は、家庭よりずっと低いはずだ」と語っています。 ▲Page Top ドイツ東部のドレスデンで弁護士業を営むロレック氏は、社会保障問題や労働問題を専門に扱う弁護士。クライアントの幅を広げたいロレック氏が考え出したのは、「宇宙人に誘拐されたことがある」と信じて疑わない人々をクライアントに、国家賠償を請求すること。ロレックによると、そういった人々が法的アドバイスを求める声が実際にあるというのです。「エイリアンに誘拐された被害者が国家賠償請求裁判で勝訴したことはないが、毎年のように宇宙人に何らかの被害を受けたという報告があるので、裁判で訴えたいと思っている人は意外に多い。治療費を求めて法廷に訴えることもできるだろう」とロレック氏。「『宇宙人による誘拐事件』を扱うようになってから、周囲の人々に失笑されたことはありませんか？」と質問したところ、ロレック弁護士は落ち着いた様子で「これまで、そんなことは一度もありませんね」とのことです。 ▲Page Top

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