トップ
トップニュース
トクベツキカク
セカイノニュース
スマムービー
スマメール
スマデータ
ゲストトーク
シンゴ5
オオシタアナ
ヘンシュウコウキ
スマギャラリー
バックナンバー

スマデータ投票
モバイルサイト
メールマガジン
ケイジバン
番組へのご意見
最新号のTOP

トクベツキカク
BackNumber
SmaSTATION-5特別企画『日本人の知らない世界の新番組』
先日、セカイノニュースで紹介した人種交換番組『ブラック・ホワイト』がいま、全米で大きな話題となっています。更に、先月アメリカで放送されたある番組は、大きな物議を醸しています。それは、神父になろうとする男性に、現世の欲を突きつけるリアリティー番組、その名も「神か?女か?」。日本でも4月の番組改変に際し、各局、多くの新番組が誕生。新たにスタートした番組は、民放・NHK合わせてなんと43本にも上ります。果たして世界では、どんな新番組が生まれているのでしょうか。SmaSTATION‐5では、各国で話題の新番組を緊急入手しました!
有名人がプロデュースする話題のリアリティー番組が大人気!

最近、アメリカでは、有名人が自ら手がけるオーディション番組が軒並みヒットを飛ばしています。あのヒルトン姉妹による、極上のセレブになるためのオーディション番組『I want to be a Hilton(ヒルトンになりたい)』、そして、ロックの王様・INXSが手がける、次世代のロックスターを発掘するオーディション番組『Rock star』、スーパーモデル・タイラ・バンクスが司会の化粧品のイメージ・ガールを決定するオーディション番組『Americas next top model』などが人気を博しています。

そんな中、ついにあのシルベスター・スタローンも参入!スタローンが手がけるオーディション番組が『ザ・コンタンダー』です。

スタローン
「毎週ライブで登場する挑戦者たちは毎日の問題に悩む普通の人々です。この番組は人生、愛、恐れ、強さの結晶です」

スタローン自らが指導者的な役割となり、若い無名ボクサーの中から、本物のロッキーを探すこのオーディション番組。企画段階で4大ネットが激しい争奪戦を繰り広げた末、NBCが、3200万ドル(日本円で約35億円)を投じて入札に成功しました。その金額は、ドラマワンクール分の制作費をはるかに凌ぐものです。

さらに、あのS・スピルバーグも、この夏、次世代の映画制作者を発掘するためのオーディション番組の制作に乗り出しました。番組名は、『On the Lot(制作現場で)』。最後に残った才能ある人物が、スピルバーグのドリームワークスと映画開発契約を結ぶというもので、OA前から全米で大きな話題を呼んでいます。

中国政府が放送にストップをかけた番組とは?

アジアでも、いまオーディション番組が人気。中国で一世風靡した番組が「超級女声」。携帯メールによる視聴者からの投票で優勝者を決める、いわゆる美人コンテスト番組。だが、その規模が凄い。中国全土から15万人もの女性がコンテストに参加、メールで投票した視聴者はなんと3億人!! あまりのフィーバー振りに民衆の団結を恐れた中国政府は、番組の継続にストップをかけたともいわれ、放送の休止が続いていました。しかし、国民のリクエストに後押しされる形で、今月2日から新シリーズがスタート! 早くも爆発的な人気を呼んでいるのです。そんな中国で、次なるブームを巻き起こしそうなオーディション番組が『チャイニーズ・カンフー・スター・サーチ』。カンフースターを目指す人々が、カンフーアクションや、バット折りなどのパフォーマンスを披露。番組終了後、視聴者は携帯メールやネットを通じ、一番勇ましいと思った参加者に投票するというもの。優勝者は、カンフー映画に出演する権利を獲得できるのです。

一方、オランダでは、究極とも言うべきこんなオーディション番組が…。その番組とは『I want your baby(あなたの子供が欲しい)』。この企画は、未婚やレズビアンの女性から出産希望者を募り、その女性が、男性応募者30人の中からひとりの精子提供者を選び出すというもの。番組の最後には、選んだ男性を前に、人工授精か、それとも正常受精か、どちらを望むのかを発表するのです。

高視聴率を獲得した世界各国の新番組!

オーディション番組のみならず、世界ではさまざまな新番組が誕生し、話題を呼んでいます。昨年スタートするや否や高視聴率を記録したのが『Dancing with the stars(スターと踊ろう)』。有名人とプロダンサーがペアを組み、観客の前でダンスコンテストを繰り広げる生放送によるスタジオバラエティーショーです。専門家の審査員と視聴者の電話投票によって審査され、集計の結果、毎週もっとも低い点数を取った1組が排除されていくというシステムです。出演者は、スーパーモデルのレイチェル・ハンターや、元ボクシング世界チャンピオンで、タイソンに試合中、耳をかじられた男としても有名な、イベンダー・ホリフィールドなど、そうそうたるメンバー。出場者は、まずはプロダンサーと徹底的に練習を積みます。その後、ペアがスタジオに登場。このダンスコンテストは、生放送の一発勝負。失敗は許されないのです。

ドイツでも、最高視聴率なんと50%をたたき出したスタジオバラエティー番組が『Weeten dass?(賭ける?)』。ある分野に精通した凄い技を持った挑戦者が、番組が用意した壮大な課題に挑むチャレンジバラエティーです。制限時間内に、成功するかしないかをスタジオゲストが、予想し、その名の通り、賭けを行うのです。そのチャレンジ内容はというと「ホルンを吹いて牛を集めることのできるか?」「ドラムセット10台を小さい車に詰め込めるか?」「目隠ししたまま、モーターの回転数を当てられるか?」など。さらにこの番組、スタジオゲストが凄い。キャメロン・ディアス、マドンナ、マイケルジャクソン、ポール・マッカートニー、エルトン・ジョン、そしてアーノルド・シュワルツェネガーらが出演しているのです。

9・11テロ以降、就職希望者が減ったといわれるアメリカの航空業界。その救世主と言われる情報バラエティー番組が『エアライン』。この番組では、米国の航空会社サウスウェスト航空で実際にあった困った出来事とその解決法を再現VTRで紹介するというもの。空港ゲート係員が、大きすぎてひとつの席には収まりきらない乗客に対して、どのように対処したかや、体が臭すぎて他の客から苦情がきた男性にシャワーを浴びるように依頼する、といった係員の苦闘を紹介するのです。この番組をキッカケに、航空会社へ履歴書を送ってくる就職希望者がなぜか5倍にも膨れ上がったといいます。

一方タイで人気となっている情報バラエティー番組が『SAY HI!(ハイ、と言おう!)』。実はこの番組、テーマは日本。日本の文化や流行、最先端技術をタイの若者たち向けに紹介する番組なのです。

プロデューサー
「タイの若者にとっては、日本は憧れの国です。この番組のおかげで、日本に行きたいという若者がもの凄く増えてるんです」。

高視聴率を獲得した世界各国の新番組!

世界の人気番組の主流ともいえるリアリティー番組。イギリスで大きな反響を呼んだ新番組が『シークレット・エージェント』。この番組は、BBCの記者が党員になりすまし、外国人排斥をうたう極右政党の英国国民党に命がけの潜入取材を決行! 6ヵ月間、党員になりすまし、党内での会話を隠しカメラで取材し続けたのです。そこには、信じられない証言の数々が…。「パキスタンからの移民を殺してやりたい」「アジア系商店の郵便受けに犬の排泄物を3週間入れ続けた」「イスラムは白人女性や子どもへの暴行を奨励する悪の宗教だ」。これらの発言や行動の中には実刑7年に相当するものもありました。番組放送後、英国国民党関係者5人は人種差別に基づく嫌がらせなどの罪で逮捕される、という事態にまで発展したのです。同じくイギリス・BBC制作の『ザ・トレンチ』。この番組では、第一次世界大戦の激戦地フランス北部・フランダースの戦場を忠実に再現。25名の若者を送り込みました。戦争の過酷さ、悲惨さを体験させるために、2週間にわたり、参加者に重い装備を付けさせ、泥と催涙ガスにまみれながら飲まず食わず、睡眠もろくに取らせない環境に追い込んだのです。更にイギリスでは『SHATTERED(疲労困憊)』というリアリティー番組も。一週間、一切睡眠をとらないで耐えられたものに賞金が与えられるという忍耐系の番組で、男女5名ずつの参加者が特設ハウス内で生活、その様子は24時間無人カメラで監視されます。一日の終わりに、記憶力や反射神経に関する簡単なテストで身体的・精神的衰弱度を測定され、毎日ひとりずつ、最も点数の低かったものが失格となっていくのです。優勝賞金は10万ポンド(日本円で約1900万円)。しかし、参加者の誰かひとりでも、10秒間目をつぶってしまったら、その都度、1000ポンドずつ引かれていくルールとなっています。

ドイツにも、22%という高視聴率を記録したリアリティー番組があります。『シュワルツバルドハウス1902』です。この番組は、大都市に住むある家族が、ドイツ南西部のシュワルツバルドの農家で100年前の生活に挑戦、その80日間にわたる苦闘をドキュメンタリータッチで追ったもの。家族が困難な状況の中で、信じあい、助け合う――家族の絆を深めていく様子がドイツの視聴者の共感を呼びました。一方、オランダにも、こんな番組が。『Ticket to the tribes(部族へのチケット)』は、アフリカなどの僻地に住む家族をオランダに呼び、原住民に西洋文明国での生活を体験させようというものです。

そんな中、リアリティー番組の本家・アメリカではこんな番組が。2004年9月のスタート以来、高視聴率をおさめているのがアメリカABCで放送中の『ワイフ・スワップ(妻交換)』です。ふたつの家族の奥さんだけを2週間の間交換。それぞれの生活をカメラが追うリアリティー番組です。生活習慣や、価値観の全く違う主婦が、突然他人の「母」と「妻」を担当。当然、双方の家族には、様々なトラブルが巻き起こります。この番組には、ひとつだけルールがあります。それは、最初の一週間は相手の家庭のルールで生活し、残り一週間は立場が逆転、受け入れ先の家庭に対し、自分のルールを押し付けて構わない、というもの。『ワイフスワップ』は、そのタイトルのせいで番組スタート前は風当たりが強かったのですが、際に番組が始まると、その評価は一変。放送翌日のNYタイムスには、「家族間や夫婦間の深い愛情を引き出す、心温まる番組だ」というコメントが掲載されたそうです。

Copyright(C)2006
tv-asahi
All Rights Reserved.