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国土の広いアメリカや中国では、オーディション番組を見て「こんな人がいたのか!」という発掘感があるんです。――デーブ・スペクターさん
――さすがは、デーブさん。世界のテレビ番組について、お詳しかったですね。
うふふ。全部、DVDでアメリカから送ってもらって見ているからね。まだ、日本では放送になっていない「24」の5シーズンも、見ちゃいましたよ。

――今日、取り上げた番組は、本当に旬なものばかりでしたか?
そうですね。人気があるもの、話題になったもの、波紋を呼んだもの、それぞれありましたね。今日の特集で、よかったのは、「ワイフスワップ(妻交換)」をじっくり見せたことですね。というのも、ひとつの番組をピックアップして、じっくり見せたことで、「リアリティー番組って、こういう番組のことを言うんだ」って、視聴者にもよく伝わったんじゃないかな。

――リアティー番組は、もともとコスト削減のために作られたのに、結果的に、人気番組になり、テレビ離れを食い止める効果があるというコメントが印象的でした。なぜ、アメリカ人はテレビを見ないんですか?
見ないというよりも、DVDやビデオに録って、あとで見たり、それこそ、インターネットとかゲームとか、テレビ以外の娯楽が多いでしょう。テレビにしても、チャンネルが200以上あるから、凄く分散化してるんですよ。それで、結果的に、みんなで共通する番組を見る時間が少なくなっている。でも、こういうリアリティー番組は、オンタイムで見ないと、結果がすぐにインターネットで発表されたりするから、面白くないのね。みんな、「見なきゃって!」って生放送で見る。有名人とプロダンサーのダンスのオーディション番組も生放送なんですけど、見ているほうも本当に緊張してすっごく面白いんですよ。特に、アメリカでは、こういうリアリティー番組は、かなり、メーンになっていますね。

――中国でもアメリカでも大人気のオーディション番組は、日本でも一時期、流行りましたね。最近はあまり見ない気がしますが。
日本の場合は、アメリカに比べて、出場してくる人のタイプが似ている場合が多いじゃないですか。出てくる人が、そのときに人気の有名歌手みたいな人ばっかりになるとか。あとは、カラオケ文化ですから、歌い方も似ているしね。しかも、今は、みんなそこそこ歌が上手いんですし。でも、アメリカは、東海岸と西海岸でも、南部でも人の雰囲気が全然違うんですよね。しかも、民族、人種の数が多いじゃない。そういう人たちがありのままでいるからね。みんな違うから、面白いんだよね。あとね、(アメリカの大規模なオーディション番組)「アメリカンアイドル」とかも日本でやったらいいのに、って声もあるんですけど、日本の場合は、オーディションに勝ち残れるほどの人は、もう、東京に来てCD出してますよ。それか、NHKの「のど自慢」に出て、歌を披露してます。でも、アメリカは、国土が広大だし、貧富の差もあるし、不便なところに住んでいる人は、いくら歌がうまくても、行くきっかけがつかめなかったりすることが多いですよ。だから、今日放送した中国のオーディション番組も、「アメリカンアイドル」に似てますよね。国土が広すぎて、とてもじゃないけど、軽い気持ちで上海行こうなんて、言えないじゃないですか。だからこそ、見ている人は「こんな人がいたのか!」という“発掘感”があるんですよ。

――日本のテレビ番組のレベルは、例えば、アメリカと比べるとどうなんでしょうか?
日本のテレビ番組は、アイデアがものすごくしっかりしてて、捨てたもんじゃないですよ。バラエティーでも、世界に通用するもの結構、やってると思いますよ。例えば、「愛のエプロン」なんか、アメリカで似たような番組やっているしね。体を張ってやるバラエティーなんか、かなり先端行っていると思いますね。
(デーブ・スペクターさん)
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