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慢性腎炎
今回取り上げるのは、病状がゆっくり進行していくため、発見が遅れがちでしかも気づいたときには重症になっているケースが多いという恐ろしい病気。「慢性腎炎」とは、どんな病気なのでしょう?
Check! あてはまる項目にチェックを入れてください。
Check 1 年末に風邪をひいたが、まだ治っていない。
Check 2 正月ボケか、だるくて仕事に集中できない。
Check 3 去年は健康診断を受けなかった。
Check 4 夜中、何度もトイレに行きたくなる。
Check 5 しかも最近、一回の量が多い気がする。
Check 6 忘年会や新年会が続き、ずっと寝不足だ。
Check 7 吐き気がするが、たぶん飲みすぎだろう。
Check 8 正月太りどころか、全然食欲がわかない。
Check 9 朝出かける時、どうも靴がはきづらい時がある。
Check 10 年末年始も結局、仕事仕事で休みがなかった。
「慢性腎炎」とは?
そもそも「腎臓」とは、体内の老廃物や余分な水分を尿として排出し、血液をキレイにする臓器。そして腎臓を通る血液のろ過装置を糸球体といい、そこで起きる炎症が「腎炎」。この状態がゆっくりと1年以上続く病気を「慢性腎炎」と呼びます。しかも、慢性化した腎臓病は現代医学をもってしても、治す事ができないのです。この病気のリスクファクターは、風邪や扁桃炎。腎炎は細菌の感染によって起こるアレルギー性の病気と言われているんです。風邪をひいた1〜2週間後に突然、尿が少なくなったり、目や顔にむくみが表れるケースがあるのですが、これを「急性腎炎」といいます。ただ、発症後1カ月以内に治療を受ければ、ほぼ完治するのです。しかし、しっかりと治療できないでいると「慢性腎炎」になる恐れがあります。もしこの様な症状が表れた時は必ず泌尿器科、腎内科のある病院を受診して下さい。「慢性腎炎」の初期症状として上げられるのは、血尿やたんぱく尿。実はこれら、見た目で判断できない事が多く、尿を調べないと判らないので要注意! 少なくとも1年に1度は健康診断で尿検査を受けることをおすすめします。この病気の恐ろしいところは、病状がかなり進行してから、初めて自覚症状が表れてくること。代表的な症状には、「体がだるい」、「手や足がむくむ」、などがあります。しかし、自覚症状がなかなか表れず、ましてや表れても病気とは気づかないために、ストレスや疲れ、不規則な生活によってさらに腎臓に負担をかけ、知らぬ間に病状が悪化していくのです。そして、病状が進行していくと夜間尿、多尿などの症状が表れてきます。この腎臓機能が正常なときの50%以下となった状態を、「腎不全」といいます。尿の量をコントロールできなくなり、トイレに行く回数が増えるのが特徴です。その後、さらに悪化し、腎臓機能が通常状態の10%未満になると、尿の量は極端に少なくなり、排出されるべき老廃物や毒素によって血液は汚れていき、その結果、「食事を受け付けない」、「激しい嘔吐」などの胃腸症状から、最終的には呼吸困難におちいります。この状態を、「尿毒症」といい、放置すると確実に死に至るとても危険な状態なんです。ただ、現在では人工透析や腎移植により、尿毒症の末期状態からでも、多くの人々が社会復帰をしています。この病気の早期発見には尿検査が欠かせません。忙しくて病院に行けない方は、検査紙が市販されているので試してみてはいかがですか?
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