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“SMAPの香取”では終わらない
しばらく無言のまま考えて、「今回は難しいですね。デカイな、黒澤…」とつぶやき、再び無言になった後、ようやく香取編集長が生み出した今週の格言がこれ。なかなか意味深な言葉ですが…。「うらやましいことばかりでしたね。気持ちを改められ、っていうんじゃないけど、『ちょっと30分押しています』『えーっ、押してんの?』みたいな空気は、いいものを作るためにはいけないんだな、って。でも、そう言っちゃったのは、小さな後悔です(笑)。今後もし、ちょっとでも文句を言ったら『黒澤を見たんじゃないの?』って言われるかな、っていう心配が…。それはともかく、いまのままじゃダメなんじゃないの、っていう気もしました。それは、いまの仕組みの中で、作り手が抱える問題みたいなものでもあるんだけど…。スケジュールがどうとか、何かあったときに事務所サイドがどうとかさ(笑)。ボクはどっちかっていうと、自分でアクションをやりたいけど、結局やれないのは、心配事がたくさんあったりとか、スタッフの配慮だったりとかするわけですよね。でも、いつも『自分でやりたい…』って言い続けてきたのは、きっとボクの中にも、常にいい作品を作りたい、っていう拘りがあるからだと思うんです」と編集長。そこで今回の格言につながるわけですが…。「それだけでは終わりたくない、っていうことですよね。『世界のクロサワ』みたいな感じです。『世界の〜』みたいなことは言えないですけど……カッコいいですよね、やっぱり(笑)。実際、仕事とか旅行で海外に行くと『クロサワは知ってる』とか言われますからね。これから先も『SMAPの香取』であることは間違いないし、いまはまだ『世界のカトリ』になります、とも言えないですけど、『○○な香取』っていうのになります!」。常に新しいことにチャレンジし続けてきた編集長ですから、“○○な”という部分、もちろん期待しています!!
(香取慎吾編集長)
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