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今回、取り上げる3つの病気は、どれも、多くの患者人口がいる病気です。初期症状は軽くても、進行すると深刻な症状になりかねないものばかりですので、チェックで気になることがあった人は、専門科を受診するなど、早めに対処しましょう!
 
 
心不全
日本での患者人口 実に160万人以上。心臓の働きがパワーダウンしてしまう病気が「心不全」。生活習慣の欧米化によって引き起こされ、最悪の場合、死に至ることもあるといいますが、どんな病気なのでしょう。
Check 1 よく顔色が悪いと言われる。
Check 2 ちょっと歩いただけで、すぐバテてしまう。
Check 3 ひっきりなしに、汗がでる。
Check 4 塩っ辛い物が大好物!
Check 5 近頃、トイレに行く回数が減った。
Check 6 夜、寝ていると息苦しくなるときがある。
Check 7 最近、小ジワが減って、若返った気がする。
Check 8 かなりのポッチャリ体型だ。
Check 9 それなのに、近頃、食欲がなくなった。
Check 10 咳をしたらピンクの痰がでた。
以上のうち、デンジャラスファクターは…2.6.10!
これらにチェックがついた人は、危険な状態にあるかもしれません。
デンジャラス・ファクター 2.6.10
「心不全」とは、心臓が血液を全身に送り出すポンプ機能が低下し、肺や全身へ流れる血液が滞ってしまっている状態。特に、肺へ新鮮な血液が行き渡らない事により、十分な酸素交換ができず、臓器に深刻な症状が現れる病気です。デンジャラスファクターの3つは代表的な症状で、体に酸素が十分に行き渡らなくなるため、少しの運動で疲れやすくなります。また、ピンク色の痰は、肺が“うっ血”しているサイン。肺に停滞していた血液が充満し、気道に漏れ出すことによって起こります。そして恐いのが、呼吸困難。最悪の場合、睡眠中に突然死してしまうこともあるのです。

このほか、よく現れるのが、「顔色が悪くなる」「尿量が減る」「食欲不振」「体重増加」。そして、女性の場合、全身がむくむ場合も。顔がむくみ小じわが消えたのを、若返ったと勘違いしてしまう人もいるので要注意です。思い当たることがあれば、早めに循環器科を受診したほうがいいでしょう。そもそも「心不全」とは、心筋梗塞・心筋症などの心疾患が引き金となって、心臓がパワーダウンする病気。心疾患は、「塩分の取りすぎ」、「太りすぎ」、「過度の飲酒」、「喫煙」などの生活習慣が起因すると言われています。

そして、なにより恐ろしいのが、突発的に起こり、死に至るリスクもある「急性心不全」。普段の何気ない生活習慣であっても、心臓に問題を抱えている場合は、危険行為となることも。そのひとつが、「入浴」。温かいお風呂に入ると血管が拡がりますが、この時心臓は、拡がった血管に普段の2〜3倍の血液を送ろうとします。心臓に問題があると、心臓のパワーが追いつかず、へばってしまうのです。つまり、心臓の仕事量を増やせば増やすほど「急性心不全」のリスクが高まるのです。安全に入浴するには、熱すぎない41度の湯加減を目安に、10分位で上がることをオススメします。
 
 
ロングフライト血栓症
100年以上も前から危惧されながら、あまり認知されてこなかったのが、「ロングフライト血栓症」。ここ数年で患者数も急増、最悪の場合、突然死を招くこともあるといいます。
Check 1 よく足がむくむ。
Check 2 最近、なんとなく胸が痛む事がある。
Check 3 トイレが近くなるので、あまり水分は取らないようにしている。
Check 4 よくピチピチの服を着ている。
Check 5 お世辞にも、やせているとは言えない!
Check 6 よく長時間、飛行機に乗る。
Check 7 酒やジュースがあると、迷わず酒を飲む!
Check 8 乗り物の中でよく爆睡している。
Check 9 休日は よく遠くまでドライブすることがある。
Check 10 現在 妊娠している。
以下のうち、デンジャラス・ファクターは…6.8.9!
これらにチェックがついた人は、非常に危険な状態にあるかもしれません。
デンジャラス・ファクター 6.8.9
「ロングフライト血栓症」とは、かつては「エコノミークラス症候群」と呼ばれ、“長時間ほとんど動かずに同じ姿勢を取り続けている場合”に発症しやすい病気のこと。同じ姿勢を続けると、体内の血液循環、特に足の血行が悪化します。その結果、血液がよどみ血の塊=血栓が発生、これが血管につまることにより、様々な弊害を引き起こすのです。特に、7時間以上同じ姿勢を続けると、発病のリスクが高くなるので、途中で足の運動やマッサージをすることが大切です。

代表的な症状といえるのが、「足のむくみ」と「胸の痛み」。足がむくむのは、静脈に血栓が出来ているサイン。血液を全身に送り出すポンプの役割を果たすのが心臓ですが、足は他の器官に比べて心臓から遠い分、血流が滞りやすいのです。血栓が出来ると、足がむくんだり、赤黒く変色したり、痛みが発生したりします。そして、血栓が剥がれて血管の中を流れ出すと、非常に危険。肺の血管を詰まらせると、呼吸困難や胸の痛みを引き起こし、最悪の場合、突然死の可能性も。これは「肺塞栓症(はいそくせんしょう)」と呼ばれ、太い血管が詰まった場合、死亡率は30%にも上ると言われています。

ほかの危険因子としては、血行が阻害される「窮屈な服装」、お腹を赤ちゃんが圧迫し、下半身の血液循環が悪化する「妊娠」、血液中の脂肪分が多く血の塊が出来やすい「肥満」、そして、体内の水分が減少して血液がドロドロした状態になり、血栓が発生しやすくなる「水分不足」があります。吸収、発汗、排尿などで、体からは1日約2.5リットルもの水分が失われてます。動かなくても、こまめに水分補給をすることが血栓を発生させにくくする手段でもあるのです。
 
 
網膜剥離
早期発見できないと完治が難しいといわれる「網膜剥離」。日本では、年間約2万人もの人が発症しているそうですが、何が原因で起こるのでしょうか。また、予防法はあるのでしょうか。
Check 1 よく肩がこる。
Check 2 仕事で長時間、パソコンをすることが多い。
Check 3 時々、目の奥が痛む。
Check 4 暇さえあればゲームをやりまくっている。
Check 5 格闘技をやっていた事がある。
Check 6 暗い場所にいると、流れ星が見える時がある。
Check 7 強い近視で、メガネやコンタクトなしではいられない。
Check 8 蚊が飛んでいるように見える時がある。
Check 9 アトピー性皮膚炎に悩まされている。
Check 10 昔、目をケガした事がある。
以上のうち、デンジャラスファクターは…6.8!
これらにチェックがついた人は、危険な状態にあるかもしれません。
デンジャラス・ファクター 6.8
「網膜剥離」とは、眼球の中の奥の方にある0.1ミリ程の光を感じる薄い膜で、視神経を通り大脳とつながり映像を映し出す“フィルム”のような役割をしている網膜が剥がれ、視力の著しい低下や失明を引き起こす病気のこと。目の中にある、硝子体が前方に縮むことによって、網膜が引っ張られ、裂け目ができて剥がれていくのです。これを引き起こす最大の原因が目の打撲。顔面への衝撃の危険がある格闘技やラグビーなどのスポーツは、リスクファクターになります。

このほか、強度の近視、パソコン、ゲームのやり過ぎによる眼精疲労でもリスクが高まるとされています。その代表的な初期症状が、6.「暗い場所にいると流れ星が見える時がある」。これは「光視症」と呼ばれ、硝子体が網膜から剥がれていく時に光が走るような錯覚を起こすもの。さらに症状が進むと、8.「蚊が飛んでいるように見える時がある」=“飛蚊症”が起こります。これは、傷がついた網膜から出血した血液が、硝子体に広がることで見えるものなのです。蚊のような黒い点の色が濃くなったり、数が増えたりした時は危険ですので、至急、眼科を受診してください。

また、近年、パソコンやゲームの影響で、「網膜剥離」予備軍が急増中と言われています。疲れた目を癒すにはマッサージも効果的ですが、「まぶたを押さえる」のはNG。まぶたに圧力を加えると、眼球に過剰な負担を与え、網膜に傷がつきやすくなります。目を癒すマッサージには、「目頭をおさえる」、「こめかみを揉む」のがオススメです。また、最近アトピー性皮膚炎の患者に起こる「網膜剥離」も多くなっています。かゆみのため、目をこすったり、掻いたりするのが原因で、網膜が切れやすくなると言われています。その場合も、目に刺激を与えることは避け、皮膚科や眼科を受診しましょう。
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