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 今日の「日本人街」の特集を見ていて、全身から汗が吹き出しそうなほど、感動というか、興奮しました。カナダで起こった「バンクーバー暴動」にしても、学校で習ったのかもしれませんが、記憶になくて。もちろん、日系の方がご苦労されたことは、なんとなく分かっていたつもりでしたけど、あそこまでだったとは…。本当に知らないことだらけでした。今年は、戦後60年ですから、こういう特集も意味がありますよね。香取さんもおっしゃっていましたが、海外でも、なんとなく「ここが日本人街かぁ」くらいにしか感じていなかったものが、これからは、日系の方々が脈々と築いてきたところなんだなって、そんな気持ちで歩くことができると思います。特に印象的だったのは、VTRのなかで女性が「日本よりも、こちらのほうが日本的かもしれません」とおっしゃっていたこと。勤勉、謙虚、真面目、手先の器用さ、ハングリー精神などなど、今の私たちが失いつつある、日本人本来のよさを持っていらっしゃるような気がしました。日本語にしても、外国に暮らすからこそ、きれいな日本語を話したいという意識があるのではないでしょうか。そういうところを、私ももう少し大切にしなきゃいけないですね。茶道なんかでも、日本人なら当然できると思われていて、外国に行ったときに教えてほしいと頼まれたことがあって。「やったことがなくて…」と言ったら、すごく驚かれたんですよ。案外、日本にいるほうが、知らないことが多いですし、よさに気付いていなかったりするんですよね。そういうことを、痛感させられた特集でした。 |
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| (大下容子アナ) |
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