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野茂英雄、イチロー、松井秀喜、中田英寿、小野伸二…いまでは、連日のように日本人選手たちの活躍がマスコミを通じて報じられています。が、より高いステージを求めて日本を飛び出し、活躍の場を世界に求めたのは、彼らだけではありません。そんな日本人の姿を紹介する人気企画「ジャパニーズ in the ワールド」を振り返ります。
 トム・クルーズ主演の映画「ラストサムライ」での演技が高く評価され、日本人俳優の渡辺謙さんがゴールデングローブ賞助演男優賞にノミネートされましたが、遡る事47年、そのゴールデングローブ賞最優秀助演男優賞にノミネート、さらには1957年、映画「戦場にかける橋」においてアカデミー賞助演男優賞に日本人男優で初めてノミネートされたのが早川雪洲さんです。しかし、そのノミネートも栄光のほんの一部でしかなく、彼の全盛は1920年代。その人気ぶりはあのチャップリンを凌ぐほどで、人は彼を「グレート・セッシュウ」と呼びました。当時のギャラは週給1万ドル。年収はいまの価値で40億円。ハリウッドを代表するスター、ルドルフ・バレンチノ、ハンフリー・ボガードも、銀幕の雪洲に憧れて映画界入りしたというほどの、まさに大スターなのです。

以前、雪洲さんに関する番組を見て好きになったという香取編集長は興味津々でした。ほかにも、ナンシーさんは米国・英国人以外で初めてアカデミー助演女優賞を獲得した女優・ナンシー梅木さんや、助演男優賞にノミネートされ、現在もハリウッドを中心に活躍を続ける俳優・マコ岩松さんもご紹介しました。

 世界を相手に活躍する日本人といえば忘れてはならないのが、ご存じ「世界のキタノ」こと北野武監督です。SmaSTATION-3では、イギリス、フランス、ドイツ、オランダの4カ国4番組で放送された北野武監督の特集番組を独占入手。日本では見ることのできない北野監督の素顔などを紹介しました。また、北野映画でおなじみの大杉漣さん、渡哲也さん、浅野忠信さんもVTRで登場し、北野監督とのエピソードを語ってくれました。北野作品の大ファンである香取編集長が狂喜乱舞したのは言うまでもありません。

 もうひとつ、日本が世界に誇るMIJなものといえばアニメ。'03年に「千と千尋の神隠し」(宮崎駿監督)がアカデミー賞およびベルリン国際映画祭金熊賞を受賞し、一躍脚光を浴びることになった日本アニメ映画。映画はもちろん、テレビアニメも絶大な人気を誇っています。日本国内で1年間に放送されるテレビアニメは年間およそ2500作品。アニメ産業はグッズの売上なども含めると、1兆円を越える超巨大産業となっています。そんな中、海外輸出額は年間5000億円(1年間の全米映画興行収入の半分、日本の対米鉄鋼輸出額の4倍に相当)。日本製アニメは世界シェアの60%を超え、ヨーロッパでは放送されるテレビアニメのうち80%が日本製なのです。映画やテレビアニメだけでなく、漫画も人気。海外の本屋には「MANGA」の棚が並び、日本の漫画が数多く売られています。スマステでは、その礎を築いた手塚治虫氏の功績にも触れたほか、作画が技術の海外流出など、ジャパニーズ・アニメが直面している深刻な問題にもスポットを当てました。

 編集長が大好きなサッカー界も、MIJな選手たちが大活躍しているのは誰もがご存じでしょう。中田選手、小野選手、中村選手、稲本選手、川口選手らの活躍は、そのまま日本サッカー界のレベルアップにつながったのは間違いありません。そんな彼らよりはるか前…まだ日本にプロ契約のサッカー選手もいないような時代に、海外で活躍した選手がいました。Jリーグの立て役者として知られ、いまも現役で活躍する三浦知良選手、当時世界最強と言われたドイツ・ブンデスリーガで日本人初のプロ契約を結んだ奥寺康彦さん、そして神様ペレとともに活躍した伝説の日系人プレーヤー、アレシャンドレ・デ・カルバーリョ・カネコさんです。神様ペレをして「あの技はマネ出来ない」とまで言わしめたカネコ選手の「カネコ」という技には編集長も絶句していましたよね。

 ミュージカルの本場と言えばブロードウェイ。前述したナンシー梅木さんも、ブロードウェイで活躍したひとりですが、そのナンシーさんより30年以上も前に、ブロードウェイで愛されたひとりの日本人女性がいました。それが川畑アリス文子さんです。番組では、13歳でブロードウェイデビューを果たし、ベイビースターと呼ばれて愛された彼女の生い立ちを紹介。また、現在ブロードウェイで活躍する岡本りかさん(「ムービン・アウト」に出演」)、宮元やこさん(「STOMP」に出演)、高良由香さん(「マンマミーア」「フラワードラムソング」改訂版に出演)にもスポットを当てました。

 さらに先週11日の放送では、「海を越えたニッポンの伝統文化」と題し、ニューヨーク公演を大成功させ、「比類なき役者」と絶賛された歌舞伎役者・中村勘九郎さん、古典とシェークスピア演劇を融合させ、ロンドン・グローブ座公演でイギリス人を驚かせた狂言師・野村萬斎さん、北朝鮮・朝鮮民主主義人民共和国での落語公演を成功させた女性落語家・古今亭菊千代さん、極貧の旅芸人から身を起こし、全米七大都市で公演を行った津軽三味線奏者・高橋竹山さんらを紹介しました。伝統芸能に強い興味を抱きながら、多忙のためになかなか生で見る機会がない香取編集長は、この企画を見て、ますます「見たい!」願望が強くなったようです。

 ほかにも、名門アクターズスタジオに日本人女性として初めて合格したリエナ・ノムラさん、オーストラリアでも活躍する俳優の綱島郷太郎さん、タイのヒットチャートNO1を記録したERINAさん、
カーデザイナーの奥山清行さん、世界のセレブを魅了した帽子デザイナーの原田美砂さん、天才アントニオ・ガウディが遺した未完の世界遺産「サグラダファミリア」で、主任彫刻家として活躍する外尾悦郎さん、東アフリカ最大の国・タンザニアで環境の不備にもめげずに柔道の指導を続ける島岡強さんや、世界最強のサッカーリーグ「リーガ・エスパニョーラ」の3部リーグで、初の女性監督になった佐伯夕利子さん、世界ランク6位のボディービルダーであるケン・ヤスダさんなどなど、たくさんのMIJな人々を紹介してきました。今後もスマステでは、MIJな人たちを応援し続けます!
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