SmaSTATION-3

ほかにも、SmaSTATION-3が独占入手した映像や、日本人初の企画など、さまざまな「特別企画」が放送されました。その歴史を振り返ります。

「特別企画QUEEN　フレディ・マーキュリー　死の真実」と題し、長年にわたり人々を魅了してきたQUEENの軌跡＆ボーカリストであるフレディの波瀾の人生を振り返りました。SMAPの木村拓哉さん主演ドラマ「プライド」（フジテレビ系）の主題歌に「I Was Born To Love You」が抜擢されたことで日本でも再びその人気に火が点いたクイーンは、イギリスが誇る世界最高のロック・バンドのひとつでした。1970年代以降、数々の伝説を築いてきた彼らですが、'91年にフレディがエイズで逝去し、その活動は終わりを告げます。が、いまなお彼らの楽曲は人々の心を魅了し続けているのです。スマステ・スタッフはロンドンへ飛び、ギタリストのブライアン・メイ＆ドラマーのロジャー・テイラーに独自インタビューを敢行。SmaTIMESでは、おふたりのインタビューの完全版を掲載しました。

昨年11月、世界中を驚かせたマイケル・ジャクソン逮捕。容疑は12歳の少年に対する性的虐待でした。マイケルは、逮捕からわずか1時間後、300万ドル（約3億3000万円）を支払って保釈されたわけですが、この事件はその後、文字通りめまぐるしい展開を見せています。そんな中、スマステでは、沈黙を守り続けていたマイケルの両親――ジョー・ジャクソンとキャサリーン・ジャクソンのインタビュー映像を独占入手。また、マイケルが1993年、ジョーダン・チャンドラー少年に性的虐待を行ったとする事件の真相に、マイケル派・反マイケル派・中立派の各視点から迫るイギリスBBCの「マイケル・ジャクソンと彼が和解金を支払った少年」も独占入手。さらに、関連特集として、アメリカで放送された「Eトゥルー・ハリウッドの真実　ジャネット・ジャクソン」を入手。厳しいステージパパとして知られる父ジョーへの嫌悪感、兄マイケルへの憧れと嫉妬…知られざるジャネットの姿をも浮き彫りにしました。

当番組の準レギュラーであるチョナン・カンさん主演の映画「ホテルビーナス」の公開に合わせてご紹介したのは、ウラジオストク特集でした。映画のロケは、この極東の地で行われたのです。ウラジオストク市は、ロシア連邦沿海地方（プリモールスキー・クライ）の南東部、日本海に突出するムラヴィヨフ＝アムールスキー半島に位置するロシア極東最大の都市で、新潟市からの直線距離は約800km。人口70万人の極東最大の都市で、気品ある建物が建ち並ぶその姿は、｢極東のサンフランシスコ｣ともいわれています。元々は軍港として開かれた街でしたが、旧ソ連の解体以降、街は開放され、いま大きく変貌を遂げつつある街でもあるのです。総じて日本への関心も高いこのウラジオストクをいま騒がせている日本人は、ウラジオの有名クラブ「DSR」でナンバーワンの人気を誇るDJコウキと、ほぼすべての作品が翻訳されている作家の村上春樹氏だそう。

2000年のITバブル崩壊、01年9月11日の同時多発テロ以降、アメリカのテレビ番組は、メバラエティーモが影を潜め、メリアリティーモが隆盛を極めているそう。そのなかでもダントツの人気を誇るのが、一般視聴者による電話投票で6500万人が参加したというオーディション番組「アメリカン・アイドル」と、不動産王として世界中でその名を知られるドナルド・トランプ氏がMCを務める「アプレンティス」。「アメリカン～」は、4大ネットワークのひとつ、FOXテレビで放送され、歌手デビューを目指す若者たちが歌とそのタレント性を競うというオーディション番組です。「アプレンティス」は、この番組で勝ち抜いた視聴者には、トランプグループ傘下企業で1年間メ経営者見習いモとして仕事ができる上、年収約2800万円が約束されるというものです。ほか、ヒルトン姉妹の姉パリス・ヒルトンと、ライオネル・リッチーの娘、ニコール・リッチーというふたりのセレブが、田舎の家庭にホームステイするという「シンプル・ライフ」なども紹介しました。

「ホテルビーナス」がモスクワ国際映画祭コンペティション・パースペクティブ部門・最優秀賞受賞の快挙を成し遂げました。そんな興奮の中で放送されたのは、「カトリが行く～クレムリン～」。ロシアの起源は古く、9世紀にまで遡ります。そのロシアを代表する建物といえば、クレムリン。帝政ロシア時代にはこの場所が皇帝の住居ともなり、ソ連時代には全世界の社会主義国のシンボルとして君臨。アメリカのホワイトハウスと並んで、国際政治の中枢を担った場所―まさに、ロシアの歴史と文化の粋を集めたのが、このクレムリンなのです。この場所を訪れた香取編集長、稲垣吾郎さん、大下容子アナは、「赤の広場」や「兵器庫」、ロシアを代表する歴主的建造物が集まっている「寺院広場」などを見学。さらには日本人として初めて「大クレムリン宮殿」の「女王の間」にも足を踏み入れました。

AFCアジアカップ2004中国大会を死闘の末に制し、アジアチャンピオンの座を守ったジーコ・ジャパン。その中から、香取編集長が個人的に選んだMVPはGKの川口能活選手です。現在、自身2カ国目となるデンマークリーグ「ノアシュラン」で活躍する川口選手は29歳。彼の名前が世界に知れ渡ったのは、1996年の「アトランタ・オリンピック」です。予選リーグ初戦、若き日のロナウド、ロベルト・カルロスらを擁するブラジルとの試合で、ゴールを死守した川口選手らの活躍でブラジルを撃破したこの試合は、「マイアミの奇跡」と呼ばれています。2001年、イングランド一部ポーツマスに移籍。デビュー直後はMVPに選出されるなど活躍を見せた川口選手でしたが、その後、チーム低迷の責任を外国人であるという理由から背負わされ出番を失うことに。そして、2002年の日韓ワールドカップでは、出場機会を与えられませんでした。そんな逆境を跳ね返し、再び代表のゴールを守ることになった川口選手。編集長との生電話トークも実現しました。