――緊張する間もなかったとおっしゃっていましたが、初登場はいかがでしたか?
スタジオに外国の方がいっぱいいらしたじゃないですか。僕は、日本じゃないほうが緊張しないんですよ。スタジオはもちろん日本でしたけど、それらしくない、“恥かいてもいいや”っていう雰囲気があったので、楽しかったですね(笑)。でも、小林克也さんの声を聞いたときにはね、僕は「ベストヒットUSA」世代なので、「ううっ、ヤバイ」と、ちょっと緊張しましたけど。
――香取さんもおっしゃっていましたが、番組中のアニメーションに爆笑されていました。何がそんなに面白かったのですか?
すいません! あんなに笑っちゃいけなかったですかね。だって、ルイ・ヴィトンっていえば、ふんぞり返った感じをイメージするじゃないですか。それが、「ああっ」って頭を抱えていたじゃないですか。あのイラストがアップになったり、ロングになったりしたのが…、凄くおもしろかったです。
――香取さんとは初対面だったそうですが、印象はいかがでしたか?
ルイ・ヴィトンのスーツに身を包んでかっこよかったですよね。結構、体がガシッとされているので、ビックリしました。芸能人の方って、お会いするとみなさん小柄で驚くんですけど、香取さんは違いましたね。僕に対してもウエルカムな感じで接してくれた上、スーパースターのオーラを、出したり引いたりもできる方なんだなって。スーツもとてもお似合いでしたね。
――ご自身がコラボレイトされている、ルイ・ヴィトンの特集はいかがでしたか?
勉強になることが多かったですよ。日本の歴史と対比して見せていたのが面白かったですね。日本の江戸時代に、ヨーロッパではああいう文化が根付きつつあったっていうのは、改めてビックリでした。日本の歴史は、明治維新でガラッと変わったわけじゃないですか。でも、ヴィトンはそういう流れにも負けず、150年間サヴァイブしている、これは凄いなって。
――現在、村上さんとルイ・ヴィトンとの間では、どんなコラボが進行中なんですか?
番組中にも言いましたが、300種類くらいだしたデザインの中で、少しずつ新しいラインが出ているんですよね。こういうものを商品化しますよっていう連絡や、デザインの相談を受けたりしています。先日も、パンダ柄のバッグが出たんですけど、そういうものが今後も少しずつ出ていくと思います。
――ちなみに、村上さんはルイ・ヴィトンはお持ちなんですか?
いやぁ、僕は持っていないんですが、デザインに携わるようになって、家族や友人へのプレゼントに購入することが多くなりました。
――ご自分がデザインされたものが、日本だけでなく世界中の人から、愛されるというのは、どんな気分なんでしょうか?
それはね、最終的にはディレクターのマーク・ジェイコブスの仕事ですからね。僕は、芝居でいえば役者のように、いいアクティングをしたというのはありますけど、結局は、アーティストなんでね。「ラッキーだったな」って思いはあるんですけど。それよりあるのは、「マークさんおめでとう」って感じなんですよね。
――近々で、村上さんのインフォメーションがあれば、お願いします。
若手のアーティストをプッシュする「芸祭」っていうのを年に2回やっているんですけど、来週の日曜日(9月12日)に東京ビックサイトでやりますので、お暇なら、ぜひ、足を運んでみてください。
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