トップ
トップニュース
トクベツキカク
セカイノニュース
スマクリニック
ベラベラステーション
スマメール
スマデータ
ゲストトーク
シンゴ5
オオシタアナ
ヘンシュウコウキ
スマギャラリー
バックナンバー

スマデータ投票
モバイルサイト
メールマガジン
ケイジバン
番組へのご意見
最新号のTOP

今回取り上げるのは、日本での患者人口約80万人という「アルツハイマー病」。高齢者の病気と思っていたら、大きな間違いで、若い人にも発症の危険があるといいます。いったいどんな病気なの? まずは、あてはまるものにチェックしましょう。
人付き合いが面倒臭くて、よく1人でいる。
会話中「あれ」や「それ」を連発してしまう。
酒やタバコの量はハンパじゃない。
新聞はTV欄以外ほとんど見ない。
魚料理は週に1回食べるかどうかだ。
野菜や果物もほとんど食べない。
仕事以外に、夢中になれる趣味がない。
近頃、何事にもヤル気が出てこない。
得意気に話していたウンチクを、最近よくド忘れする。
昔、頭を激しくぶつけた事がある。
0〜3個:とりあえず安心です。
4〜7個:アルツハイマーなど、痴呆の病気になりやすい生活環境にいるので要注意。
8〜10個:60歳以上の方はすでにアルツハイマー病を発症している可能性があるので、一度神経内科を受診することをオススメします。若い人でも、将来発病するリスクが高いので、大至急、生活改善に努めてください。
アルツハイマー病とは、脳の神経細胞に異常が発生し、記憶や思考能力が著しく低下する痴呆症状、いわゆる「ボケ」が進行していく病気のこと。3大症状とされるのが、(1)記憶力の低下、(2)判断力の低下、(3)ヤル気の喪失。中でも記憶力の低下は代表的な初期症状で、同じ事を何度も繰り返して話す、人や物の名前を忘れて「あれ」や「それ」を連発する、物をよく置き忘れる、趣味や得意分野の、詳しかったはずの情報をド忘れするなどの症状が顕著にあらわれます。よく「年のせいか忘れっぽくなった」と言いますが、これは老化現象のひとつで痴呆ではありません。アルツハイマー病は、「もの忘れ」が際限なく進行し、元に戻ることがないのです。そして、今日が何年何月なのか、今自分がどこにいる、家族が誰なのかさえ分からなくなるなどの記憶障害に陥る一方で、極端な被害妄想を抱く、外を徘徊して家に戻れない、といった症状があらわれ、その人の個性や人間らしさが失われてしまうのです。
発症の原因は不明ですが、高齢になるほど発症率は高く、多くは65歳以上、早い場合でも40代以降で発症するのが一般的。しかし、20〜30代でも油断は禁物で、偏った食生活、喫煙や飲酒の習慣、頭に大きな怪我や衝撃を受けた事がある人は注意が必要。中でも、偏った食事の影響は大きく、アルツハイマー病の患者に多いと言われる偏食――極端な野菜嫌い、甘党、大食い、小食に思い当たる人は、改善を考えたほうがいいでしょう。アルツハイマー病を予防する食事法でオススメなのが「1週間に6度は魚を食べる」こと。毎日魚を食べている人は、毎日肉を食べている人に比べて、発症率が5分の1も低い、という研究結果もあるのです。特にマグロやサバ、イワシなどは、DHAといった頭に良いと言われる成分を多く含むのでオススメです。若いうちから実行すれば、予防効果はより高まるそうなので、今から、始めてみては?
発症原因は不明ながら、脳の血管を柔軟に保つことがアルツハイマー病の予防になることが近年の研究で分かってきているそう。そのためには、(1)魚を摂取する、(2)葉酸(ビタミン)を摂る(葉酸を多く含む食品は、とうもろこし、アスパラガス、納豆、ほうれん草、イチゴ、枝豆、鶏肉、レバーなど)、(3)高血圧に注意する(最低血圧100以上の人は特に注意)、(4)女性ホルモンの原料となるコレステロール量をある程度増やす、(6)飲酒、喫煙の量を減らす、(7)本、新聞を読む、恋愛をするなどして適度な刺激を脳に与える、といったことを心がけることが必要です。近年、お菓子を食事代わりにする、食事そのものをあまり摂らない若い人の増加によって、若年性アルツハイマーも増えているとか。気をつけましょう。
Copyright(C)2004
tv-asahi
All Rights Reserved.