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今回、香取編集長は、ある貴重なエピソードを語ってくれました。まずはそのお話から。「ジャニーズ事務所にオーディションで初めて行った日に、オーディションに来た子の中に『バク転が出来る』っていう子がいたんですよ。で、『みんなの前でバク転してみて』って事務所の人に言われて、みんなが見てる前でその子ひとりでバク転したんだけど、そしたら何10人かいる中で、一番最初に『やるじゃん!』って言ったのが中居正広。まだそのころ、ヤンキーな空気の中居くんが一番最初にそう言った時、ボクはパッと中居くんの方を見て、『あの人、横浜の人なんだ…』って思ったんですよ。まだ10歳ですからね、その時。でもその時にはもう“じゃん”っていうのは自分の方言だ、って思ってたんですよ」。オンエアの中で、「〜じゃん」や「〜だべ」とよく使うのは中居くんの影響かも、と分析していた香取編集長。方言を「カッコ悪い」とか「ダサイ」と思う人も多いですが、今回の特集を見てもわかるように、方言は言葉の歴史であり、進化の形でもあるのですから、そんな風に恥ずかしがる必要はないのです。「カッコいいですよね、方言って。自分が生まれ育った地方…お国の言葉なんだから、そこに何か熱さみたいなものを感じてほしい、と思うんですよ。そこには、歴史があるわけだから…。ボクにはそれがあんまりないから、逆に寂しいですね。カッコ悪い、って思う人がいるのもわかるけど、そもそも、標準語だって、何がどう標準なのかよくわかんないでしょ?だから、東京の言葉に染まってても、方言を愛する気持ちを、いつまでも持っていられたらいいな、と思いますね」。香取編集長にとっての原点が「〜じゃん」であり、中居くんとの出会いであるように、みなさんんもご自分の原点を考える時、改めて生まれ育った場所の言葉について考えてみるのもいいかもしれませんね。 |
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(香取慎吾編集長) |
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