スマデータ投票
モバイルサイト
メールマガジン
ケイジバン
番組へのご意見
最新号のTOP

日本での患者数は60万人。しかも女性患者が男性患者の5〜6倍という「リウマチ」こと「関節リウマチ」。果たしてあなたが患う危険度は?
近ごろ貧血気味でクラクラする。
37度前後の微熱がよく出る。
指が太くなって、指輪がはめられなくなった。
食欲がなく、体重も減ってきた。
最近やたらと目が乾く。
じゃんけんの時、グー・チョキ・パーが素早く出ない。
白眼がいつも充血している。
雨が降る前の日は、節々が痛い。
朝起きると、しばらく体がギクシャクする。
ヒジやヒザなどに小さなしこりが出来た。
0〜3個:とりあえず安心です。
4〜7個:症状によっては医師に相談した方がよいでしょう。
8個以上:すでにリウマチの症状が発生している可能性があるので、リウマチ科・整形外科を受診することをオススメします。

※No.09の症状が1週間以上続く場合は、チェック数に関係なく、リウマチの可能性を疑って下さい。
関節が腫れたり、痛んだりする「関節リウマチ」。最初は体がだるくなったり、微熱が出たり、食欲がなくなってきます。しばらくすると、関節がこわばって動きが悪くなります。朝、15分以上のこわばりが1週間以上繰り返される場合は、「関節リウマチ」を疑う必要があります。腫れは“手の指→肩・ヒジ・手首・ヒザ・足の指”というように発生するケースがほとんど。腫れや痛みはたいていは左右対称に起こり、雨の降る前日などの気圧が下がる時に強くなる傾向にあります。この初期段階の後、免疫システムが異常をきたし、自分の体の成分を異物と誤解して攻撃し始めます。エスカレートすると、骨がボロボロに崩れて激痛が起こり、筋肉の引っ張る力に負けて関節が変形したりします。崩れた骨と骨がくっついて、関節が全く動かせなくなることも。この「関節リウマチ」による自己破壊は白眼の炎症による充血、呼吸困難、各臓器の機能障害、指先の壊死、後頭部やヒジ・ヒザにこぶ状のしこりの発生などを引き起こします。また併発する免疫異常疾患の症状に、涙腺や唾液腺の炎症による眼や口の渇きなどがあります。原因が不明で、一度発病すると完治は難しい「関節リウマチ」。もしかかってしまったら、悪化させないよう早めの治療が必要です。
兵庫・膠原病研究所は'04年4月から国内初の関節リウマチの遺伝子診断事業を始めることを発表しました。これは世界で初めて発見した原因遺伝子の有無を調べて、発症の可能性を診断するもの。診断料は1〜2万円で、採血から約2週間で結果が出るそうです。血液中に原因遺伝子が見つかった場合は、遺伝子の種類によって将来の重症化率が予想できるとか。
印象派の代表画家ルノワールも、関節リウマチ患者だったことをご存知ですか? 彼は晩年、多発関節炎になり、膝や手の指の関節が機能しなくなりました。現存する彼の肖像にも、指が変形した手が映っています。しかしそんな状態に陥っても、ルノワールは車椅子に座り、絵筆を絆創膏で固定し制作を続けたとか。パリにアトリエを所持していた彼ですが、リウマチを癒すために、冬が来るたびに郊外の村エッソワで暮らしたこともあったそうです。
Copyright(C)2004
TV-ASAHI
All Rights Reserved.