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深夜のテレビで映画の「冒険者たち」をやっていた。アラン・ドロン、リノ・バンチュラ、ジョアンナ・シムカスという3人の男女の少々センチメンタルなフランス映画だ。
3人の内訳が男2人、女1人というところがこのせつない映画の一番のポイントではないかと僕は密かに信じている。「明日に向かって撃て!」もそうだし、「ドリカム」もそうだし、「エブリ・リトル・シング」もそうだし、「ハイファイセット」だって「ピーター、ポール&マリー」だってそうだ(古いけど。)
この組み合わせを僕は昔から黄金の男女比と呼んでいたのだけど、なぜこの組み合わせがいいか、という理由を動物行動学の竹内久美子さんという人が書いていた。竹内さんによれば、人間の行動原理はほとんど「自分の優秀な遺伝子を残したい」というところから発せられているのだという。女の人は一生でそうたくさん子供を産むわけにいかないから、なるべく優秀な遺伝子を持った男を本能的に、無意識に探そうとしているそうで、どうしても「選ぶ性」になる。男はそういう意味で「選ばれる性」だから、必然的に男が過剰な状態になっていくというのだ。(わかります?)それなら男125人に女1人でもよさそうなものだけれど、まあそうもいかないだろうし、男3人女1人なんていうのもなんとなくどこか大変そうな予感はする。そんなわけで、やっぱりこの男2人女1人というのが黄金の男女比に落ち着いたのかもしれない。
みなさん、他に男2人女1人の例を知っていたら教えてください。
<若>
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