堂本剛、2年間の熱烈オファー受け27年ぶり映画主演「崩すイメージで演じた」
2024/05/10
「KinKi Kids」の堂本剛(45)が、10月公開の映画「まる」で27年ぶりに映画主演を務める。10日、ティザービジュアルと特報映像が解禁された。
監督と脚本を手掛けるのは、映画「かもめ食堂」や「彼らが本気で編むときは、」などを生み出した荻上直子氏で、堂本とは初タッグとなる。堂本にとっては1997年公開の映画「金田一少年の事件簿 上海魚人伝説」以来、27年ぶりの主演映画。監督と企画プロデューサーから約2年間の熱烈オファーを受け、「自分が必要とされている役なら」と心を動かされて、出演に至ったという。
堂本が演じるのは、美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田。ある日、腕のけがが原因で職を失うが、部屋の床にいた1匹の蟻(あり)に導かれるように描いた○(まる)を発端に、日常が○に浸食され始める奇想天外な物語。
すでに撮影は終了しており、役作りについては「いろいろを整えることをやめて崩すイメージで演じさせていただきました」と回想。撮影については「共演者の皆様がとても優しく接して下さいました。荻上監督をはじめスタッフの皆様も大変優しく接して下さいました。そのことがいちばんうれしくて幸せでした。『人は人に優しく生きることができる』をかなえ合い大切な一日を繰り返し完成した」と感謝する。「まるという言葉や文字を皆様はどう捉えて、この作品を楽しんでいただけるか興味深いところです」と期待し、「劇中でもたくさんまるを描きました。細部に渡る隅々まで。たくさんたくさん描きました。世の中が平和を諦めずに平和を作ることへ時間や命をつなげてほしいと思いを込めて『。』」とメッセージを寄せた。